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エンジニア人生で役立った資格と思っていること

Last updated at Posted at 2021-12-17

本記事は IT資格取得をテーマに学びをシェアしよう!【PR】Udemy Advent Calendar 2021 カレンダー3 の17日目です。

自己紹介

わたしは、合同会社DMM.comで電子書籍事業と同人事業のエンジニアリングマネジメントに携わっています。

はじめに

IT関連に限らず資格試験は比較的好きで、学生時代には取得にハマっていた時期があるのですが、数多く色んな資格がある中でも「どれが本当に役に立つのか」を当事者や採用に携わっている観点で発信できる人が少ないように見受けられたので、本記事を書こうと思い立ちました。

自身が取得したIT系資格一覧

資格名称 補足
C言語プログラミング能力認定試験 1級
VisualBasicプログラミング能力検定試験 1級 ※2013年4月に廃止
J検 1級 ※現在の情報活用試験に相当
P検 1級
Photoshop®クリエイター能力認定試験 1級 ※現在のエキスパートに相当
Excel®表計算処理技能認定試験 1級
Word文章処理技能認定試験 1級
MOUS Excel2000 上級 ※現在のMOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)。現在一番古いバージョンの扱いは2013から。バージョン2000は2006年に廃止
MOUS Word2000 上級 同上
初級システムアドミニストレータ試験 - ※現在のITパスポート試験
基本情報技術者試験 -
キータッチ2000 ゴールドホルダー

専門学校時代に、1つの資格取得で3単位もらえたので、下位の級を含めて1日で複数受験し、一番多い時で1ヶ月に11試験、1年間で資格試験だけで+66単位とって、1年で3年間分の単位を取ったはずが、資格での取得単位は1年分しか有効じゃないルールだったというのは実話の笑い話なのですが、1つずつステップアップしていったおかげで身についた量も多かったです。

現在振り返ると、廃止されたり・中身が結構変わっていたり・ソフトのバージョンが古くなっていたりと、長期に渡って有効な資格というのは凄く少ないなと感じます。

最近の業務では、専らGoogleスプレッドシートやドキュメントですが、ExcelやWordと機能は類似しているため、根本となる基礎の理解には役立っていると思います。

実務で本当に役に立った資格

基本情報技術者試験

資格じゃないけど実務に役だった知識や概念

・ネットワーク系全般
・データベース系全般
・セキュリティ系全般
・OSの知識
・簿記・会計
・プロジェクトマネジメント系全般

実際に受講したudemyのコースでは「【情報セキュリティ】Ethical Hacking:ホワイトハッカー入門」が役に立ちました。

資格の良いところ

・階級などで難易度をつけられていて、特に身につけておくべき基本的な箇所が分かる
・シラバスから全体像を満遍なく学べる(これにより知識を深めたい部分のとっかかりが出来る)

資格に求め過ぎてはダメなところ

・免許とは違ってあくまで最低限の知識があることの証明でしかない
・実技試験があるものにおいても、スキルが身に付いていることの証明には弱い
・シラバスにおいても、学び易さ理解のし易さでは無くただの分類になっていることが多い

社会人になってから資格を取る意味はあるのか

意味は、かなりあります。
業務だけだと網羅的に経験することは難しく、知識のある領域がより任されやすくなることもあり、偏りが大きくなるためです。
ただし、業務で求められることに追いつけていない場合は、目の前の業務にしっかり取り組むことが肝心で、業務を疎かに早く帰って資格の勉強をするのは本末転倒です。

資格は「自身の実力を客観的に確認し易いツール」という位置付けで活用することが良く、同じ活用が出来る他のものがあれば、必ずしも資格にこだわる必要は無いです。

就職や転職に資格は役立つのか

履歴書やエントリーシートに書く場合は、十分な知名度があり中級以上のレベルの資格のみを書いた方が良いです。
どのような資格においても、3級などの低い級、2週間程度勉強すればすぐ取れる資格、合格率が8割を超えるような資格(難易度が低く基準点が甘い)については、履歴書などに書くと逆にマイナスになる危険が大きいです(一番のアピールがそのレベル感だと思われてしまう)。

IPAのITパスポートを除く情報処理技術者試験であれば、書類選考の通過は有利に働きます。

おわりに

資格試験取得に対するモチベーションアップやヒントになれましたら幸いです。

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