はじめに。
Google Cloud Associate Cloud Engineer(ACE)認定試験に合格いたしました。
本記事では、以下の4部構成で合格体験記を記載したいと思います。
- きっかけ
- 試験対策
- 当日の雰囲気
- 感想(受けてよかったか)
これから受験を検討されている方の参考となれば幸いです。
1. きっかけ。
その前に自身の経験を紹介します。
普段の業務では、アプリケーションの開発を行うことがメインです。
実案件では、(ありがたいことに)多くのAWSサービスとアプリを連携することが多いです。
「各サービスの特徴を抑えている」、「アプリ接続や連携における実装をやっている」という温度感。
(実務で1から構築する等のほとんど経験がありません。遊びで触る程度。)
awsは比較的触るんですが、Google Cloudは全く知見がない状態でした。
個人開発でもほとんど、VercelやSupabase等を使ったり一部AWSを活用する(S3やDynamoDB)と行った感じ。
きっかけ。
Google Cloudの認定試験に挑戦しようと思った理由はいくつかあるんですが...。
一番は「クラウドが全くわかんない人」と舐められたくないから。
アプリだけをやってる人、もしかしたら共感していただけるかもですが、「クラウドわかんない人」というレッテル貼られがちです(実際否定できない)。
あと、なんでAWSじゃなくてGCPなの?ってところですが。
「無知スタートでも僕の学習能力なら行けるだろ、これ取れなかったら、それまでなんだろうな」っていうのを試したかったから。
2. 試験対策。
僕、学習のための学習が一番嫌いです。
あまり知識欲があるタイプではないので、勉強という行為はあまり意味がないと思っています。
(ものづくりは好きです。)
なので、最初の半分は概念理解の意味を込めて実践、あとの半分は机上学習という風に進めました。
学習時間は正確に計測してないんですが...。
期間は1ヶ月弱、時間だと30~40hくらいです。GWあったので移動とかでCoursera聞いてました。
実践(開発) に時間をかけたので試験対策に限って言えば、振り返るとそこまでかけていないです。
机上学習は感覚で15h〜20hくらい。
実践。
- Terraform(GCP)チュートリアル
(肩慣らし) - Google Cloudのチュートリアル
- Google Cloud のコストを Discord Botと接続して日時で通知するサービス
- Cloud Function
- Cloud Scheduler
- Cloud Builling
- Big Query
- Vercel で利用しているアプリケーションをGoogle Cloudに移行
- Cloud Run
- Cloud Build
- Artifact Resistory
そこまでやったこと多くないです。
Dockerfileとかの書き方など、今回の機会でちゃんと調べてデプロイまで行けたのはよかったかなぁと思っている所です。
机上学習。
1つ目はCourseraです。
Preparing for Your Associate Cloud Engineer Journey 日本語版
英語で講座を聞いて練習問題を解く感じです(字幕あります)。
Service Accountの理解がとても深まりました。
GCPの概要を抑えるのにとってもおすすめです。
2つ目はUdemyです。
これだけで合格!Google Cloud Associate Cloud Engineer模擬試験問題集(4回200問)
本番の試験が50問です。僕が受けた講座は「50問 x4セット」あります。
「合格の秘訣は模擬試験周回!」といっても過言じゃないくらいこの講座に助けられました。
「50問 x4セット x 4週」くらいやった気がします。
3. 当日の雰囲気。
早朝(3時頃)にリモートで試験を受けました。
海外の企業の試験を受けるのが始めてではなかったのであまり戸惑わなかったんですが、はじめてだとちょっと緊張するかもです。
受験前に、PCのカメラで受験する環境の確認を行ったり、身分証明書の確認を行ったりと、ちょっとした山場が試験前にあります。
もちろん英語でのやり取りですが、試験監督者が翻訳アプリで上手いこと汲み取ってくれたので、比較的スムーズに試験を受けることができました。
問題についてはあまり言及はしませんが、模擬試験問題集をやり込んどいてよかったなぁと思いました。
また、「CLI操作」や「各サービスの間の連携はどうすればいいのか」、などは実践をやっといてよかったなぁと感じた所。
4. 感想(受けてよかったか)。
受けてよかったです!
本音は、試験勉強に時間を使うよりも、「作りたいアプリの開発」や「気になってる技術を試してみる」とか、いろいろやりたいことがある中でのGCP認定試験だったので、
合格するまでは、「ちょっとの寄り道だよな...。」とも思ってたところでした。
ただ、実務でも早速活きる場面が増えたり!
要件に対して、アプリでどう実現しようか、ではなくシステム全体としてどうする選択肢があるだろうと考える場面がちょこちょこと増えました。
あとはなんだかんだ自信に繋がりました!
しっかりと目標立てて成果を出せたのはよかったなぁと思っている所です。
まとめ。
意外と現場で得られることって偏っていること多いなぁ、と感じました。
ものによるとは思いますが、「挑戦できたこと」・「成果を出せたこと」はよかったなぁと思っています。
最後に。
「資格って意味あるの?」「現場の実務が全てじゃない?」という声を聞くが、受けてもない人が言うのは違う。
こんなニュアンスでどなたかが、記事を書かれてたのを拝見しました。
たしかにそうだなぁとも思い、今回自分も挑戦しようと思えるきっかけに繋がっています。
本記事がその方に届けばうれしいです。