#はじめに#
HP Proliant ML30 Gen9にCentOS6.10をインストールすることになったのですが、いろいろ苦労したので備忘録として残しておきます。Qiitaで既に投稿されている記事にもありますように、HP Proliantシリーズには、Dynamic Smartアレイが搭載されていますが、CentOSのインストーラには、このDynamic Smartアレイ用のディスケットドライバーが含まれていないため、そのままではCentOSのインストール時に、論理ドライブとして認識されません。そのため、下記の記事を参考にドライバーを適用してインストールする方法を行いました。
#インストール手順(1)
B140iコントローラドライバーディスケットの取得とドライバインストールメディアの作成
以下のアドレスからB140iコントローラドライバーディスケットを取得します。
Hewlett Packard Enterprise サポートセンター
今回適合したのは以下のディスケットでした。
hpdsa-1.2.10-139.rhel6u10.x86_64.dd
ダウンロードしたディスケットをUSBに書き込みます。今回使用したのはWindows版のDDコマンドとして「DDWin」を使用しました。
#インストール手順(2)
まずは、CentOS6.10のインストーラを今回はUSBに書き込んで起動します。USBへの書き込みは以下のソフトを用いました。
Rufus:https://rufus.ie/
そして、CentOSのダウンロードサイトから、CentOS6.10のisoをダウンロードし、Rufusを使ってUSBメモリに書き込みます。
USB起動する設定を行います。サーバを起動し、ブート画面で「F9 system utilities」を選択します。
「BIOS/プラットフォーム構成(RBSU)」を選択します。
そして今度は、戻って「ワンタイムブートメニュー」を選択します。
画面が出たら、linuxefiの行の末尾に、inst.dd modprobe.blacklist=ahciと入力して、Ctrl+xキーで実行します。
「sdb」を選択します。ここでディスケットを保存したUSBを差し込みます。
「CentOS6」の画面が表示されました。ここまでくれば大丈夫です。
#おわりに#
今回、以下のサイトを参考にさせていただきました。ありがとうございました。
#参考にさせていただいたサイト
- CenOS7.3のインストール時におけるHPE Dynamic Smartアレイ B140i コントローラによるRAID構成
- [HPE Dynamic SmartアレイB140i RAIDコントローラーユーザーガイド]
(https://support.hpe.com/hpsc/doc/public/display?docId=emr_na-c04456777&docLocale=ja_JP)