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【自作キーボード】Mint60ビルドログ

Last updated at Posted at 2019-01-28

はじめに

この記事は自作キーボード初心者の私がMint60という自作キーボードを作成した際のメモです。
基本的には公式のビルドガイドに則って作業すれば問題ありませんが、実際に作業していて私自身がちょっと悩んだところなどを記載したいと思います。
これから自作キーボードに挑戦する方や、Mint60を作成する人の参考になれば幸いです。
(この記事はMint60で記載しています。)

組み立てに必要なもの

基本的には開発者の方が載せてくださっている組み立てに必要なものに記載されている道具類を一式購入すれば問題ありません。
ここでは道具に関する私の知見や、追加で購入して便利だったもの、購入時の注意点などを記載します。

コテ先

こちらは組み立てに必要なものに記載されていますが、私は購入しませんでした。
理由としては、趣味で電子工作をやっている会社の同僚に相談したところ、「コテ先によってはパーツに当たる面が小さくて熱が伝わりにくいこともあるから標準のやつがいいよ」とアドバイスをもらったからです。
実際私は標準のコテ先で作業していて不便はしませんでした。

はんだ

私はAmazonで購入したのですが、私が購入したときは最低でも8個からしか購入できませんでした。
今後も自作キーボードを作るだろうと考えていたためそのまま8個購入したのですが、キット1つ組み立てる分にははんだは1つで十分足りました。
多く購入した分かさばるので、単品で購入したい場合はホームセンターや東急ハンズなどの実店舗で購入することをおすすめします。

マスキングテープ

これは多くの先駆者のみなさまが「あった方がいい」と記載していたため購入しました。
ダイオードをはんだ付けする際にマスキングテープで固定することで基盤から抜けにくくなり、ダイオードが基盤から浮いてしまうのを防ぐことができました。
これは必須と言ってもいいと思います。

ペンチ

あまり出番は多くありませんがあると便利です。
私はアクリルケースのネジ止めの際に使用しました。
家にあったドライバーのサイズがネジの大きさと微妙に合わずキツく締めることができなかったので、ペンチを用いてしっかり止まるところまで締めました。

逆作用ピンセット

力を入れると開いて緩めると閉じる、通常のピンセットと逆の動きをするピンセットです。
細かい部品を掴むときに便利だったのと、意外と挟む力が強いので基盤がアクリルケースから浮き上がらないように固定しておくのにも重宝しました。

組み立て作業

ProMicroのもげ対策

(もげ対策の具体的な方法はこちらの記事を参考にさせていただきました。)
ProMicroのUSB接続部はもげやすいらしいので、接着剤で固定します。
この時、USB接続部の上にのりを盛りすぎるとProMicroのはんだ付けの際にProMicroが浮いてしまいます。
私は盛りすぎていたので、ニッパーで固まったのりを切り落としました。
結局接続部上部に付いていたのりは全て取り除くことになりました。
なので、もげ対策を行う際は接続部上部には本当に薄く、もしくはのりを付けるのは横と後ろだけにすることをお勧めします。

↑盛りすぎてます

ダイオードのリード線について

余ったリード線が長すぎるとアクリルケースを組み立てる際にリード線が干渉してケースが閉じられません。
私が参考にしたはんだ付けの解説動画では、事前にリード線を2~3mmほどにカットした方がいいと解説されていました。
私もそれに則ってリード線をカットしたのですが少々長すぎました。
そのままでも大丈夫だろうと思いケースを組み上げて合体させたところ、リード線がケースに当たってしまい閉じることができませんでした。
結局、余ったリード線ははんだ付け後に全て切ることになりました。
リード線は事前に切る場合は短めに、はんだ付け後に切る場合ははんだ付けギリギリのところで切る方が良いと思います。

↑切りすぎかと思いきや長すぎました。

はんだ付け

はんだごての温度は320度に設定しました。
なんとなくやっていて気付いたはんだ付けのコツは下記のような感じです。

  • コテを基盤に当てて1,2,3
  • 4,5ではんだを溶かしていき
  • 6ではんだを離して7でコテを離す

慣れてくればそこまで大変ではないので、根気よくいきましょう。

それと、はんだ付けが終わったらテスターを用いて導通しているか(電気が通っているか)確認した方が安全です。
私の場合、ダイオードの確認はしたのですがキースイッチに関してはテストの仕方が分からなかったためしませんでした。

キースイッチの配置について

キースイッチをアクリルケースに配置する際は、斜めになっていないかチェックした方が良いです。
私の場合、一部のキースイッチが斜めになっていたらしく、そのままはんだ付けした結果、完成時にキーキャップがちょっと斜めになってしまいました。
(記事の冒頭に載せているツイート画像を見ると分かるのですが、左Shiftキーをはめているスイッチが斜めになっているためにキーキャップが斜めになってしまっています。)
スタビライザーを配置する長めのキーは特に注意した方がいいです。
斜めになりすぎるとキーキャップがうまくはまらなかったり、キーを押した時に沈み込んだまま帰ってこないなんてことも起きる可能性もありますので。

アクリルケースの組み立て

アクリルケースは公式のビルドガイドにも記載されている通り、とても割れやすいです。
私も気を付けてはいたのですが、ネジを締める際に少し力を入れて固定していたところ、パキッと細い部分が折れてしまいました。
幸いなことに該当のパーツはネジで締めれば割れていても問題ない部分だったためなんとかなりましたが、本当に割れやすいのでお気を付けください。
あまり手で持ち上げて作業しない方がいいかもしれません、思わぬタイミングで手に力が入ってしまい壊してしまう可能性があるので。

組み立て後

キーマップについて

この記事はデフォルトのキーマップで書いていたのですが、書いている途中で書きづらさを感じてきました。
恐らく、普段JIS配列を使用しているのですがMint60はUS配列が基準になっていることが主な要因です。
そこでqmkファームウェアを用いてキーマップを変更してみました。
こちらのブログを参考にさせていただきました。
正直ここに書いてあることを読めば完了するので手順に関しては今回は省きます。

TRRSケーブルについて

キットに付属しているTRRSケーブルはそこまで長くありません。
ケーブルを差し込むTRRSコネクタの位置が左右のキーボードの外側寄りになるので、繋いでみると意外と横に広げられませんでした。
私の場合MacBookProを使用しているのですが、Macを挟んで左右に配置することはできませんでした。
そのため、PCを挟んでキーボードを配置したいと考えている方は長めのケーブルを購入しておいた方がいいと思います。

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