PlayFab のデータバックエンドのシステム見直しして機能強化したよ!
という話
原文はこちら
で、何を強化するの
そもそも今までS3へのログ送信やSnowflakeとの連携などの機能は提供していますが、AzureやAWSなど周りの機能が便利になってのでそれを有効活用する方向に転換
Azureに移行して機能強化を行うことで今後アップグレードを図っていきますよ
ということでどんな機能が実装されるかというご紹介
大きくは3つ
・データパイプライン
・データテナント
・分析とレポート
データパイプライン
今までのPleyStreamは各イベントを個別に解析して処理していました。
ただリアルタイム分析時はそれも良いが、オフライン長期間解析を行う際には非効率的
そこでタグ付きのイベントはPlayStreamを回避させることでスループットを向上させることができる
またAzure Data Explorer と連携することでデータ分析をさらに効率化させることができます
データテナント
今まではEvent HistoryページとPlayersページの両方から、プレーヤープロファイル内の列と過去30日間のイベントデータ間でクエリを実行できました。
さらに分析する場合にはSnowflakeを利用できましたが、単一インデックスでデータが流れ込んでいたのでクエリパフォーマンスがよろしくなかったでした。
今後はAzure Data Explorer に独自テーブルでデータが流れるため、クエリのパフォーマンスが向上します
PlayFab上で管理されたゲームスタジオはまとめて入れられるので相関分析もできるようになります。
分析とレポート
今までは読み込みを早くするためにいろいろやっていたり、cardinalityの上限に当たったりしていたが、バックエンドをAzure DataExplorerにしたことでこれらの懸念もなくなり、イベント履歴やプレイヤー検索などKQL言語を使ってリアルタイムに検索することができるようになりました。
これらはMicrosoftに買収されたことにより得られたメリットだとのこと
今後も進化してほしいですな