壊れたPCの活用方法
皆さんは壊れたPCをどうしていますか?大体の方であれば修理に出したり、PCの使用年数が結構経っていれば新しく買う方もいるかと思います。
今回は壊れて使わなくなったPCをモバイルモニターやディスプレイにして再利用する方法を紹介していきたいと思います。この記事では、モニター化に必要なものや準備についてまとめています。初めて挑戦する方でも確実にできるように一つひとつ確認していきましょう。
必要なもの
ノートパソコン(壊れているもの・使わないもの) LCDコントロール基盤 電源アダプタ 精密ドライバー(必要であれば)必要なものはこれだけです
意外と用意する物も少なくて私でもできそうと思いましたね!
購入しないといけないのがLCDコントロール基盤ですが詳しくは後述します。
精密ドライバーは100円ショップに精密ドライバーセットがあるので、持っていない方はそれでも十分使えるので買ってみてはどうでしょうか。
ノートパソコンの液晶の再利用
私が今回使用するノートパソコンは[ThinkPad X240」です。
高専1年生の頃に配布されたPCで、今年で8年目に突入したのですが流石にガタが来てしまったみたいです。起動した直後にシャットダウンになって再起動することの繰り返しです。
それなりに愛着もあるので今回は液晶を再利用して、モニターにしていきたいと思います。
注意点
作業に取り掛かる前に大事なことがあります。ノートPCに内蔵されているバッテリーの設定を変えておく必要があります。この作業はBIOSでの設定が必要です。WindowsOSは正常に動かなかったので、このBIOS設定もできないと思っていましたがなんとかBIOSは生きていたみたいです。
ところで、なぜこの設定をするのかというと、作業中の短絡(ショート)する可能性を下げてくれます。今回の作業は比較的問題はありませんが念のためです。
バッテリーが取り外せる場合は取り外してから作業を行いましょう。
液晶画面を取り出す作業
ThinkPad X240 の場合は液晶カバーがプラスチックの爪でとまっているだけだったので、簡単にパネルを取り外すことができました。 機種によってはここでプラスドライバーが必要になるかもしれません。部品が細かいので無くさないようにと怪我に気をつけましょう。パネルを外すときに、なかなか外れにくくマイナスドライバーで隙間を作る方がいるかもしれませんが、液晶を傷つけたり割らないように注意しましょう。
液晶がめくれたら、裏面の本体とモニターをつなぐコードを外せば液晶を取り外すことができます。
液晶の型番確認
LCDコントロール基盤を注文するときに必要な作業です。
液晶の型番は、液晶パネルの裏側に貼ってあるのでそこを確認しましょう。型番が確認できたら「Panelook.com」で液晶パネルの詳細を確認します。
サイトの検索欄で型番を入力します。
このThinkPadの液晶の型番は「HB125WX1-200」なのでこちらを検索します!
確認する事項は以下の4つです。
1.Panel Size (モニターサイズ)
2.Resolution (画面解像度)
3.Lamp Type (照明のタイプ)
4.Signal Interface (接続のピン数)
このパソコンの各ステータスは
1.Panel Size (モニターサイズ)"12.5"
2.Resolution (画面解像度)"1366(RGB)×768, WXGA 125PPI"
3.Lamp Type (照明のタイプ)"9S3P WLED , 15K hours , With LED Driver"
4.Signal Interface (接続のピン数)"eDP (1 Lane) , RBR (1.62G/lane) , 30 pins Connector"
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次投稿ではLCDコントロール基盤の購入に移りたいと思います。ぜひチェックしてみてください。
補足
LCDコントローラ基盤とは
LCDコントローラ基盤は、液晶ディスプレイの制御に必要な回路が搭載された基盤です。液晶ディスプレイは、液晶素子に電気信号を与えることで画像を表示するため、LCDコントローラ基盤は液晶素子の電気信号を生成し、表示するための制御回路を含んでいます。 LCDコントローラ基盤には、ディスプレイの解像度、表示色数、表示方法(表示方式)、ディスプレイの種類(TFT、STN、TNなど)に応じたコントローラが使われます。また、LCDコントローラ基盤には、ディスプレイの信号入力(VGA、HDMI、DVIなど)に対応した入力端子が備わっていることが一般的で、液晶ディスプレイの制御に必要な要素が集約された重要な部品であり、様々な電子機器の中で広く利用されています。今回の説明はwindowsPC向けでした
価格の面、ユーザーインターフェースが拡張性の高いWindowsということもあり紹介しました。 まず、大きな違いについて、Windows PC と Mac PCの主な違いは、オペレーティングシステム、ハードウェア、およびソフトウェアの互換性があります。Windows PCは、ご存知の方も多いと思いますが一般的により多様な価格帯があり、安価な製品も存在しています。一方、Mac PCは、比較的に高価な製品が多い傾向があるので中古でも少し手に入れにくいですね。