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この記事は スターフェスティバル Advent Calendar 2025 の19日目の記事です。

失敗してきた事の方が多い

今までのエンジニア人生を振り返って考えてみる機会がありました。
昔から人に恵まれてきたので、先輩方や同僚・後輩、なぜか部署も仕事も全く違うのに仲良くなった人など、さまざまな人が自分の人生に影響を与えてくれて、今もこうしてエンジニアを続けられているのだと思っています。本当にハイパー感謝しています。

振り返る中で仕事の記憶としてよく思い出すのは、デスマーチや大小はあれど失敗ばかりです。
仕込んでしまったバグのこと、考慮不足で損害を出してしまったこと、間違えて本番環境のデータを大量に消してしまったこと。
楽しい仕事もたくさんあったはずなのに、なぜか思い出すのはこういうミスばかりです。10何年も前のことでも、今もたまに思い出して胸がスーッと涼しくなります。

失敗の思い出が大事な記憶だということは理解していますが、それでもやっぱり凹みます。
たまに「メンタルが強い」と言ってもらえることがありますが、そんなことはありません。私は弱い。

ただ、幸運なことに、周りの人や仕事仲間、友人、バラエティ番組、本、映画、音楽など、いろいろな人やコトが立ち直らせてくれたのだろうと思います。
私は「メンタルの強さ」とは、凹まないことではなく、凹んでも立ち直る強さだと考えています。

メンタルはダメージを負います。同じ出来事でも人によって受けるダメージの量は違いますし、受け止められるHPの多さも人それぞれです。
ダメージを防ぐのは難しい。だからこそ、立ち直る力、すなわち回復力が大事です。英語ではこれを「レジリエンス」と言います。

マネジメントをやらせてもらっていることもあり、普段の仕事の中で回復力について考えることが多いので、そのあたりを書いていきたいと思います。
レジリエンスには考え方や方法があり、チームレジリエンス のような優れた著書もあります。

子供ってすごい

うちの息子は怒られると泣きます。思い通りにならなくても泣きます。とにかくよく泣きます。
でも切り替えがとても早く、泣きながらでも他に目移りすると、さっきまで泣いていた事実を忘れてすぐ遊び始めます。完全にレジリエンス力の塊です。

問題から目を逸らし、問題そのものを消してしまうレベルの高さ。
大人はどうしても顔色を伺ったり、バツが悪そうな顔をしてしまいがちですが、子供の持つ「忘れる強さ」には尊敬の気持ちを抱きます。

なんで凹んでいるんだっけ

本質を見失うと、「凹んだという事実」に対してさらに凹んでしまいます。
失敗したことは仕方がないので前を向きたい、とは思うものの、なかなか簡単にはいきません。

自分起因で問題が起きてしまった場合、その理由はなんでしょうか。

  • 時間がなかった
  • 忙しくて視野が狭くなっていた
  • そういう視点があることに気づかなかった

よくある理由ですよね。
これ、「本当は自分ならできた」という気持ちで凹んでいませんか。

もう少し深掘りすると、「同期の〇〇君ならできた」と、人と比べてしまっていることもあります。

こうした話を聞いていると、本質は「問題が起きたこと」なのに、いつの間にか自己批判に行き着いていると感じます。
しっかりと「なぜなぜ分析」をして、本質に目を向ける必要があります。

時間がなかったのであれば仕事量の調整が必要ですし、視野が狭くなっていたのであれば、これから広げていけばいい。できる範囲で。
とにかく自己批判が問題の本質ではない、ということを理解しないといけません。

個のせいにしないは大事だけど

問題が起きたときに、個人のせいにしないのは本当に大事なことです。
一方で、問題を発生させたとき、ある程度は怒られたほうがいいのではないかと思うこともあります。

自分のせいなのに、周りが個のせいにしないでくれることで、罪悪感が自分の中に溜まり続けてしまい、その優しさが逆に辛くなることがあります。
個のせいにはしないけれど、個としてきちんと向き合ってくれる人がいると、ずいぶん救われるなと思います。

なんとなく不安っていう時

特に問題があるわけではないのに、なんとなく不安なときもあります。
その不安は、少しずつダウナーな気持ちを蓄積していきます。

こういうときは、何かに集中したほうがいいです。
簡単だけど急ぐ仕事があれば、率先してやるのもひとつです。

「なんとなく不安」なだけなので、頭の中を別のことで埋めてしまったほうがいい。
ストレス発散にも近いですが、「考えないようにする」という方法を取ったほうが効果的だと思います。私はやりませんが、ランニングとかは本当に良さそうです。

私は、誰かがそんな不安を抱えていそうだなと感じたら、雑談をするようにしています。
平成初期のアニメの話でも、クラフトビールの銘柄の話でも、不思議とそういう話の中に不安を退けるものがあったりします。
つかみどころのない不安には、つかみどころのない解決策があるのかもしれません。

大抵の事はなんとかなる

落ち込んでいるときはなかなかそう思えませんが、「大抵のことはなんとかなる」という世の真理があります。
放っておけば丸く収まることもあれば、なんとかしてなんとかなる場合もあります。
どんなに辛いことがあっても、大抵のことはなんとかなります。

レジリエンスで大事なのは、この「大抵のことはなんとかなる」という考えを、常に頭の片隅に置いておくことではないでしょうか。

凹むということは、真剣にやってきた証拠です。
ちゃんと逃げずに向き合ってきた、ということだからです。

逃げるという選択肢もあると思います。
それでも逃げずに立ち向かってきた人たちは、やっぱりかっこいい。

かっこいいんだから、立ち直れますよ、きっと。期待しています!

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