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Web開発経験1.5年とJS入門参考書2回読破で試験に挑んで、66/100で75点合格ラインに届かず落ちました。
公式の出題範囲は一般的なJS入門参考書の内容だと書いてありますが、実際の問題では2/3はCookieに関するマニアックな問題でした。落ちた原因は設問範囲が偏っていることだと考えています。運が悪くて範囲がおかしい問題セットに遭遇した可能性もあります。
試験自体
1D0-435 CIW Javascript Specialist (Japanese Only)を受けました。英語版の試験は1D0-735(2020年11月時点の番号です。番号は毎年変わる?)です。
出題範囲はJSの入門レベルの内容:文法、データ型、よく使うオブジェクトと関数、ブラウザDOM、Form、JQuery、AJAX、Web Storage API、Geo API、Canvas API
受験費は165ドルで約16500円です。
時間は90分で、50問の4択問題で、75点で合格です。
公式:https://www.ciwcertified.com/ciw-certifications/web-development-series/javascript-specialist
受験前
公式テキストと過去問は15000円で値段が高くて、それを買いませんでした。
公式以外の6000円くらいの過去問も解きました。公式サイトに書いてある出題範囲と同じく、JSの入門レベルの内容です(実際の出題範囲は全然違いましたが)。
受験後
66/100点で75点合格ラインに届かずに落ちました。
運が悪いせいか、問題の2/3がCookieに関するマニアックな問題でした(e.g., Cookieの保存場所、Cookie複数サイト共有方法。JS入門書ではCookieをそこまで解説していません。CIW Cookie Specialist説)。実際の開発でもそんなにcookieを触っていません。検証したことないですが、1D0-435 Japanese Onlyだけ出題範囲がおかしくて、英語版の1D0-735は大丈夫かもしれません。
文法、関数、データ型、HTMLに関する問題は少ないです(8問くらい)。印象に残った問題は、HTMLのttタグを生成するjavascriptコードの問題で、そもそもttタグはHTML5で廃止されますし、実際の開発で一回も使ったことがないです。
日本語がおかしい問題も2、3問ありました。(e.g., ある人は配列の要素数を"確定"したい。選択肢の中でどの関数を使えば良いか?)
公式の出題範囲はJSの入門レベルの内容と書いていましたが、筆者は1.5年のWebサーバー開発経験があって、一般的なJS入門書(改訂新版JavaScript本格入門 ~モダンスタイルによる基礎から現場での応用まで)も2回読破しましたが、それでも落ちるというのは設問が偏っていると考えています。
最後に
これからの受験予定者のために、受験した方はコメント欄に試験の感想とか実際の出題範囲を載せて頂ければ幸いです。