皆さんごきげんよう。これまで何度かポストしてきましたが、5/23 日(米国時間)VS 2022 for Mac (Ver 17.0) が満を持して GA しました!
こちらのブログの翻訳版をお送りします。
ダウンロードはこちらから↓↓↓
これまでも VS for Mac という製品はありましたが、今回のバージョンが特別なのは、いちから MacOS ネイティブの UI べースで作成され、Apple Silicon (ARM64) プロセッサに最適化された製品であるということです。
これまでの Mac 用 VS において最も爆速に仕上がっております。
ちなみに、同日 VS for Mac の次のアップデートの Preview(.NET 7 開発の初期サポート版と、.NET MAUI のツールが含まれます)も配布を開始しました。v17.0 の製品リリース版と併せて同一環境にセットアップすることができます。
この製品版、次期アップデート プレビュー版双方の詳細はこちらからご覧ください。
■ 製品版(v17.0)リリースノート
■ プレビュー版リリースノート
めちゃ速い。めちゃ滑らか。開発に最適な操作性を実現
今回のリリースでは、統合開発環境(IDE)のフロント エンドの UI を前述のように、完全な macOS ネイティブの UI に置き換えています。また、IDE のバックエンドを .NET 6 上で実行するように変更しました。
さらに、IDE を .NET 6 環境上で実行するようにしたことで、Apple Silicon(ARM64)プロセッサ上で Visual Studio for Mac がネイティブに動作することにも対応することができました。
こうした対応により、例えば大規模なソリューションを開くアクションは、Visual Studio 2019 for Mac と比べて最大 50% 高速になるなど、大きな変更を組み合わせることで、Visual Studio for Macはこれまでで最も高速で応答性の高い製品に生まれ変わりました。
.NET 6を使用したモダンなアプリケーションの構築
今回リリースされたバージョンの Visual Studio では、.NET 6 と C# 10 を使用してアプリケーションを構築できます。Azure Functions v4 もサポートしているため、.NET 6 上でサーバーレス アプリケーションを開発することができます。
Visual Studio for Mac v17.0 は .NET MAUI をサポートしていませんが、前述の次期アップデート プレビュー版では、.NET 6 と .NET MAUI を使用して iOS、Android、macOS を対象としたアプリケーションのクロス プラットフォーム開発がサポートされています。
Visual Studio の生産性向上ツールの活用
最後に、このリリースでは、Git Changes ウィンドウやツール ウィンドウのドラッグ&ドロップ、Subword Navigation といった、Windows 版の Visual Studio でおなじみの機能が有効化されています。このように、日々の皆様の開発体験を向上させることに重点が置かれています。
※作業内容の確認とコミットメントを行うための新しい Git Changes ウィンドウ
※ ソリューション ウインドウを IDE の右から左に移動させてみました
What's next?
前述のように、次期のリリースである Visual Studio 2022 for Mac v17.3 の初回プレビューも出荷されました。このリリースは v17.0 製品版と併せて同一環境にインストールできます。すでに v17.0 Preview/RC リリースをご利用いただいている場合は、[Visual Studio] > [Check for Updates...] メニューを使用して、今後のプレビュー版にも更新いただくことができます。Visual Studio for Mac v17.3 Preview 1 のダウンロードは以下から実施いただけます。
この次のリリースでは、v17.0 で開始した作業を継続し、初期版の .NET 7 および .NET MAUI ツールを使用し、.NET 用の最新の開発エクスペリエンスを提供することに重点を置いています。
また、多くのフィードバックに対応し、タスク/TODO リストのような、あまり使用されていないが重要な機能のネイティブUIへの移行を完了させる予定です。このリリースの計画については、ロードマップ をご覧ください。また、リリースノートをご覧いただくと、プレビュー 1 の内容を確認いただけます。
また、Windows 版と Mac 版の製品間で異なるバージョン番号のセットがあると混乱するというフィードバックに対応するため、マイナー バージョン番号をいくつかの ++ 操作で引き上げ、Visual Studio(Windows版)のバージョン番号に合わせました。
さらに今後は、Visual Studio IDEは、OSを問わず同様のリリースサイクルで出荷されることを目指していきます。
.NET MAUI ツールのイニシャル サポート
.NET Multi-platform App UI (MAUI) が GA しました。
Visual Studio 2022 for Mac v17.3 は、新しいプロジェクトの作成、iOS、macOS、Android への .NET MAUI アプリの構築と配備、XAML Hot Reload をサポートしています。今後、プロジェクトのプロパティ ページの共有、アプリの公開サポート、.NET Hot Reload(C# 編集用)など、.NET MAUI プロジェクトへの機能追加を順次行っていきます。
.NET MAUI ツールの安定版リリースに向け、[Help] > [Report a Problem] メニューから機能リクエストとバグレポートをお送りください。
皆さん、ありがとうございました!
このリリースを実現できたのは、皆さんのおかげです。 過去1年間、バグレポート、アンケート回答、ディスカッションを通じて、プレビュー版リリースをお試しいただき、フィードバックを提供してくださった何千人もの開発者の方々に感謝します。
引き続きご意見、ご感想、不具合報告をお寄せください。[Help] > [Report a Problem] メニュー、または [Help] > [Provide a Suggestion] メニューからフィードバックを共有いただいたり、Visual Studio for Mac Developer Community サイトでお気に入りの製品に投票いただくことができます。
ありがとうございました。