皆さんごきげんよう。今日は、新しい GitHub Issues の紹介です。
2021 年 7 月 12 日現在、ベータ版サインアップ受付中ですので、ぜひ試してみてくださいね。
2021 年 6 月 23 日、GitHub Issues の新しい機能のベータ版が発表されました。これにより、Project をTeam における作業と直接結びつけて、Issues の作成、リレーションシップのトラック、カスタムフィールドの追加、Conversations など、プロジェクトをスプレッドシートやボードとして可視化し、すべてをコードで自動化することができるようになります。
#動画で見てみよう
まず手始めにこちらをどうぞ。
#プロジェクトの可視化
スプレッド シートに似たタイプの Table 形式と、Issues や Pull Request をフィルタリング、ソート、グループ化するためのライブ キャンバスのような、Board 形式の表現が可能です。カスタム フィールドや保存されたビューを使って、ニーズに合わせてカスタマイズすることができます。
■ Board 形式
プロジェクト カードをカンバン ボードのようなレイアウトで表示します。カードはステータスに応じて 4 つの列に分類され、"Standup
" ビューに表示されます。
■ Table 形式
プロジェクト カードを表形式で表示します。スプレッド シートのように、カードはライン アイテムとして表示されます。カードはプロジェクトの 3 つのフェーズごとにグループ化され、"Plan
" と呼ばれるビューに表示されます。
もちろんドロップダウンもできますよ。
#プロジェクトの課題を実行可能な単位のタスクに分割する
タスク リストによって、複雑な課題を実行可能単位のタスクに分割して、新たな進捗目標を立て、進捗を確認していくことができます。
##Conversations を進める
GitHub Flavored Markdown でアイデアを表現したり、Contributor にメンションしたり、絵文字で反応したり、添付ファイルで状況をクリアに表現したり、Commit / Pull Request / Release / Deploy から参照情報を得たりすることができます。
Contributor や team を割り当てたり、マイルストーンやプロジェクトに追加したりして調整することも可能。すべてを 1 タイムラインで確認することができます。
動画をアップロードしてコメントに添付したり、Issues フォームとテンプレートを使えば、とっとと仕事に取り掛かれますよ。便利。
##仕事の進め方にあわせて View を作成する
Sprints、backlogs、Team、または Release ごとに View を保存できます。issue のランク付け、グループ分け、ソート、フィルタリングなど、場面に応じて使い分けられます。Table、Board、Timeline(近日公開予定)から選べます。
##キーボードショートカット、コマンド
マウスでできるすべての操作に、キーボード ショートカットやコマンドが用意されています。issue のフィルタリング、ソート、グループ化、割り当てなども可能!キーボードから手を放す必要はありません。
(個人的にこれはかなり好き)
##カスタムフィールドで課題を拡張
優先度、ストーリーポイント、日付、メモ、リンクなどのメタデータを追跡することができます。プロジェクト テーブルにカスタム フィールドを追加し、issue サイドバーから編集可能です。
##コードによる自動化
プロジェクトに issue を自動的に追加したり、ラベルに基づいて課題をトリアージしたり、Team のプロセスをコード化することができます。(GraphQL API と GitHub Actions を利用しています)
##いつでもどこでも Issues を見ることができますよ
Issues の閲覧、作成、管理は、PC、お気に入りの端末、携帯電話や iPad などのタブレットなど、お好きなデバイスからブラウザがあれば行うことができます。
現在の Repo で、自分に割り当てられた Issue、メンションされた Issue、自分で Open した Issue などを確認するには、コマンドライン、GitHub CLI を使用します。
GitHub Mobile
iOS と Android の Native Mobile App で、外出先でも issue を作成・管理することができますよ!
GitHub CLI
ターミナルから issue 関連の対応ができますよ。
#ベータ版の申し込みはどうしたらいいの?
以下のページにアクセスし、ページの上または下にあるボタンをクリックして、ベータ版にサインアップしてください。対象は、個人アカウントとあなたが所有する Organization 双方です。
ベータ版へのアクセスが許可されると、次のステップの詳細を記したメールが届きます。
#New GitHub Issues、おいくらなんです? → 追加料金なしで提供予定です
GitHub Issues とあたらしい Project Planning の機能を、Free、Pro、Team、Enterprise の各プランに追加料金なしで提供していく予定です。
#既存のカンバンボードのような他の機能との共存はどうなるんでしょう?
ベータ版がお客様のアカウントで有効になると、Organization のプロジェクト ページには、プロジェクト(従来のカンバン)と新しいベータ版のプロジェクト(Table とカスタム フィールド付き)の両方が並んで表示されます。ベータ版のプロジェクトは夏までは共存していきますが、一般公開に先立ってクラシック版のプロジェクトが自動的にアップデートされ、新機能のほうが活用されていくような形になる予定です。
※ なお、現時点では、既存のプロジェクトや他の計画・追跡ツールからの移行ツールは用意されていませんのでご注意ください。
#今後のロードマップについて
一般公開(GA)に向けたロードマップは進化していきますが、コア フローの改善、新機能の追加が継続的に行われていく予定です。今後のロードマップには以下のような機能が含まれます。
- user レベルと repo レベルの両方で新しいプロジェクト(ベータ版)を作成する機能
- プロジェクト(ベータ版)のパーミッション - ロール ベースおよび個人のアクセス コントロール
- draft issue の拡張サポート(assign, convert, discuss)
- プロジェクト Table でのコピー / ペーストや一括操作
- 作業計画および追跡のための新プロジェクト タイムライン
※ プロジェクトの公開は現在サポートされていませんが、ロードマップには含まれています。
以上となります。ぜひ、こちらからサインアップしてみてくださいね。