みなさんごきげんよう。本記事は、2021 年 5 月 27 日(米国時間)ポストされた https://devblogs.microsoft.com/cosmosdb/azure-cosmos-db-api-for-mongodb-in-the-cloud-now-easier-than-ever/ の意訳(と、ちょっと手を加えたもの)となります。
内容については下記原文が正となります。
我々は、皆さんが Azure Cosmos DB をシームレスに使っていただけることを目指し、気合を入れて日々努力しています。
MongoDB 用 API は、Azure Cosmos DB を MongoDB データベースのように扱うことを可能にします。開発者の皆様は、即時のスケーラビリティ、自動かつ透過的なシャーディング、ファイブ ナイン (99.999%) の可用性といった Azure Cosmos DB の多くの利点を得つつ、MongoDB で培っていただいた経験を活かし、活用いただくことができます。
また、MongoDB を使いたい開発者の皆様が MongoDB 用の API を簡単に、すぐに使用いただけるように、Azure ポータルで多くの改善を行ってきました。
#「最初の一歩」が簡単になりました
MongoDB 用 Azure Cosmos DB API を試してみようと思ったものの、試すのが面倒だな~と思った方もおられるかもしれませんね。でも、そんな方にこそお伝えしたいこと。それは、これまで以上に簡単に使い始められるようになったということです。
そう、我々は、これまでじっくりと時間をかけ、MongoDB 利用者からのフィードバックを集め、調査してきました。この調査に基づき、アカウント作成以降の対応をより素晴らしいものにすることができました。
さらに、MongoDB シェルを Azure ポータルに組み込むことで、いちいちクライアントから接続しなくても、簡単にデータベースを操作することができるようになりました。
#コスト計算の「より冴えたやり方」
MongoDB 用 Azure Cosmos DB API でアプリケーションを構築すると、スケールメリットとデータベース インフラストラクチャの管理によるオペレーショナル エクセレンスを活用することで、コストを削減することが期待できます。さらに、具体的にどの程度のコストなのかをシンプルかつ明確に可視化するべく、MongoDB 用 API のためのキャパシティ計算ツールを用意しました。
MongoDB の専門用語で、ツールの各項目にアプリケーションおよびデータベースに求める条件を入力していくだけで、すぐに Mongo DB 用 Azure Cosmos DB API の見積もりを確認いただくことができます。
#スキーマ アナライザ
(訳注 : Jupyter) Notebook が有効になっている MongoDB 用 Azure Cosmos DB API アカウントのプレビュー版では、データ エクスプローラに新しいスキーマ アナライザが追加され、コレクションのデータを視覚化できるようになりました。
開発者にとって、データの構造を理解することは重要ですが、MongoDB 用 API を用いることで、データ モデルの設計方法にさまざまな柔軟性がもたらされることになります。クエリとサンプル サイズを指定して、可視化するデータをフィルタリングすることができます。また、チャートや配列の統計、階層化されたドキュメントのプロパティの数など便利な集計機能は、データ タイプに応じてインテリジェントに表示されます。つまり、スキーマやコレクションに含まれるデータがどのような構造になっているかを簡単に把握することができるのです。
#インサイト ダッシュボード
フルマネージ クラウド ネイティブ サービスである MongoDB 用 Azure Cosmos DB API は、他のクラウド ホスティング サービスと比較し、データベースが良好なパフォーマンスで動作しているかを確認するための監視メトリックが少なくなっています。これは、シャードや VM などの基本的なインフラストラクチャを維持する責任がないためです。こうしたことを踏まえ、MongoDB 用 Azure Cosmos DB API を用いてアプリケーションを構築する際に追跡すべき重要なメトリックをすべて表示する、専用のダッシュボードを設計しました。
#まだまだやりますよ
私たちは常にユーザー エクスペリエンスの向上に取り組んでいます。インデックス ポリシー エディタ により、MongoDB インデックスがポータル上の UI で簡単に設定できるようになりました。サーバーサイドリトライ(ポータルで有効/無効に設定可能)は、スロットリングされたリクエストをサーバーサイドで再試行することで、スロットリング(429)エラーを防ぎます。
なお、最後になりますが、マルチ ドキュメント トランザクション ノートブックを使えば、MongoDB 4.0 用 API でマルチドキュメント トランザクションを簡単に使い始めることができます。
#無料利用枠、あるんです。
以下のリンクから、新しい MongoDB 用 Azure Cosmos DB API アカウントを作成いただけます。Azure Cosmos DB の無料利用枠では、Azure サブスクリプションごとに 1 つの Azure Cosmos DB アカウントに対し、最初の 1000 RU/s と 25GB のストレージを毎月無料でご利用いただくことができます。
なお、アカウント設定時に、必ず無料利用枠を有効に頂くことをお忘れなく。
以上、Gahl さんからでした。
それでは皆さん、ごきげんよう。