皆さんごきげんよう。Visual Studio 2022 for Mac について、米国時間 2022 年 1 月 25 日、Preview 5 がリリースされました。
※元記事
Visual Studio 2022 for Mac は、.NET 6 および、Apple M1(ARM ベース)プロセッサ上でネイティブに動作する Visual Studio 製品の初のリリースとなります。特に、Native UI のサポートにより、パフォーマンスが大幅に向上しました。これにより、MacOS ユーザーの開発者の皆様にとっても、今後、技術革新を迅速に行うための基盤が整っていくことになるかと思います。
今回の Preview 5 では、Visual Studio IDE を完全に MacOS Native UI に移行する作業の継続と、それに加えてドキュメント スイッチャーやドキュメント アウトラインなど、開発中に利用する頻度が高い機能部分を中心にアップグレードをしました。
最新の変更点については、リリース ノートをご覧ください。
Visual Studio for Mac について
ASP.NET Core を使用した Web やクラウド ベースのアプリケーション、Xamarin や .NET によるモバイル アプリケーション、そして Unity ゲームなどのアプリケーションを Mac 上で開発する .NET 開発者向けの統合開発環境(IDE)です。
会社の規模や開発内容によっては、Visual Studio Community for Mac を利用できる場合があります。
また、Visual Studio サブスクリプションをお持ちの方は、Visual Studio Professional for Mac もしくは Visual Studio Enterprise for Mac がサブスクリプションに含まれます。
Visual Studio for Mac のライセンスを有効化する方法については、以下の Web サイトをご覧ください。
最新のリリース バージョンを入手する方法
Visual Studio > Check for Updates... メニューを使用するか、以下より直接ダウンロードしてください。
.NET 6 CLR は M1、インテルのプロセッサ双方でパフォーマンスが向上する
Visual Studio for Mac を.NET 6 CLR 上で実行するための移行対応は、.NET の最新のイノベーションを活用するための重要な投資です。Mono ランタイムから .NET 6 に移行することの最初のメリットのひとつは、.NET 6 の新しい I/O 実装により、いくつかのシナリオでパフォーマンスが向上したことです。
これらはまだ初期のビルドであるため、若干異なる結果が出る可能性もありますが、私たちは M1 プロセッサ上の Visual Studio for Mac を最適化していくための投資を継続して行っています。
是非、皆様からのフィードバックをお待ちしています。
さらに多くの機能が Native UI に移行しましたよ!(ドキュメント スイッチャーとドキュメント アウトライン)
.NET 6 への移行に加え、MacOS の Native UI への移行を進めてきました。これまでは Native UI と、非 Native なコントロール ライブラリを使用し、カスタム描画 UI コントロールを組み合わせていましたが、現在では IDE エクスペリエンス全体が Native な macOS UI で実装されています。これには、エディター、よく使われる全ツール ウィンドウ、ほとんどの環境設定やプロジェクト設定など、Visual Studio 2019 for Mac と比較して、ユーザー エクスペリエンスの 95% 近くを移行しました。
Preview 5 では、そうした作業に加えて、ドキュメントスイッチャーとドキュメント アウトラインウィンドウの移植を実施しました。
ドキュメント スイッチャー : Ctrl
+ Tab
のショートカットを使用してウィンドウを変更するときに表示されます
ドキュメント アウトライン : View > Other Windows > Document Outline で、*.cs ファイルを表示できます
なお、Native UI に移行することで得られるメリットについては、Preview 1のブログ記事で、Visual Studio 2022 for Mac の目標を紹介しています。私たちは、Visual Studio の歴史で培ってきた経験をもとに、MacOS 向けにカスタマイズされた最新の .NET 統合開発環境を提供することで、Mac ユーザーの開発者の皆様にも生産性の高い開発体験を提供することです。
※原文
※日本語にしたもの
(いつものことですが)フィードバック超待ってます!
Visual Studio for Mac を最高のツールにするべく、ぜひ皆様のご協力をお願いします!今後、VS for Mac の開発チームから直接アップデートを受け取ってもいいよ、という方は、こちらからプレビューニュースレターにご参加くださいませ。最新情報の共有や、チームへのフィードバックへの機会などを増やしていきたいと考えています。
(https://developercommunity.visualstudio.com/report?entry=suggestion&space=41)も Welcome です!問題の報告とあわせ、どんどんお寄せください。
Help > Report a Problem または Help > Provide a Suggestion メニューからでもレポートいただけますし、また、Visual Studio for Mac Developer Community サイトでは、最も影響を受けたものに投票することもできます。
それではみなさんごきげんよう。以上、Jordan Matthiesen さんでした。