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iOS 14.0以降で使える主なAPI(SwiftUI)

Last updated at Posted at 2022-12-15

はじめに

本記事は iOS Advent Calendar 2022 の16日目の記事です。
昨日は @am10 さんで「Vision.frameworkでクレジットカード番号を読取る(Swift)」でした。

iOS 14.0以降で使えるSwiftUIの主なAPIを、OSバージョンごとに紹介します。
担当アプリのサポートバージョンが更新された際、新しく使えるAPIの確認に使っていただけると幸いです。

環境

  • OS:macOS Ventura 13.2
  • Xcode:14.3 (14E222b)
  • Swift:5.8

iOS 14.0+

StateObject

@StateObject を付けることで ObservableObject をインスタンス化できます。

iOS 13以前では @ObservedObject を使うしかありませんでした。

onChange(of:perform:)

対象の値が変更されたときに、指定した処理を実行します。

SceneStorage

永続化されたシーンごとのストレージに読み書きするプロパティラッパーです。

AppStorage

UserDefaultsに読み書きするプロパティラッパーです。

Label

タイトル付きのアイコンです。
画像と文字列に関連性をもたせられます。

LazyHGrid

遅延読み込みする水平方向のグリッドです。

LazyVGrid

遅延読み込みする垂直方向のグリッドです。

GroupBox

グルーピングするためのコントロールです。

DisclosureGroup

コンテンツを折りたたみ・展開するためのコントロールです。

ColorPicker

色を選択するためのコントロールです。

navigationTitle(_:)

ナビゲーションバーにタイトルを表示します。

navigationBarTitleDisplayMode(_:)

ナビゲーションバーのタイトルの表示方法を指定します。

fullScreenCover(isPresented:onDismiss:content:)

sheet のフルスクリーン版です。
sheet と異なり、閉じる処理を自前で実装する必要があります。

toolbar(content:)

ツールバーにコンテンツを表示します。

ToolbarItem

ツールバーに表示するアイテムを表すモデルです。

Menu

アクションメニューを表示するためのコントロールです。

accessibilityAddTraits(_:)

指定した特性をビューに追加します。

.onTapGesture { ... }.accessibilityAddTraits(.isButton) を組み合わせて使うことが多いです。

accessibility(addTraits:) はiOS 16.4で非推奨になり、代わりに accessibilityAddTraits(_:) を使います。

iOS 15.0+

dismiss

ビューを閉じる環境値です。
表示されたビュー側から画面を閉じる際に使うと便利です。

PresentationMode はiOS 16.4で非推奨になり、代わりに dismiss または isPresented を使います。

isPresented

ビューが表示されているかどうかを示す環境値です。

task(priority:_:)

ビューの表示前に実行する非同期タスクを追加します。

refreshable(action:)

リフレッシュできるようにします。

searchable(text:placement:prompt:)

検索できるようにします。

swipeActions(edge:allowsFullSwipe:content:)

リストの行にカスタムスワイプアクションを追加します。

selection

選択状態を視覚的に表すためのスタイルです。

textSelection(_:)

テキストを選択できるようにします。

tint(_:)

ビューの色合いを設定します。

accentcolor(_:) はiOS 16.4で非推奨になり、代わりに tint(_:) を使います。

badge(_:)

整数からビューのバッジを生成します。
リストの行とタブバーにのみ表示されます。

alert(_:isPresented:presenting:actions:message:)

アラートです。

FocusState

フォーカス状態のプロパティラッパーです。

focused(_:equals:)

フォーカス状態によってフォーカスを切り替えるモディファイアです。

AsyncImage

画像を非同期で読み込んで表示するビューです。

TimelineView

指定したスケジュールに従って更新されるビューです。

LocationButton

1回のみ位置認証を許可するボタンです。

Material

背景素材の一種です。

iOS 16.0+

Swift Charts

棒グラフや折れ線グラフなどを作成するフレームワークです。

NavigationStack

ビューをスタックしてプッシュ遷移できるようにするビューです。

NavigationView はiOS 16.4で非推奨になり、代わりに NavigationStack または NavigationSplitView を使います。

NavigationSplitView

ビューを2または3列で表示するビューです。

TextField(_:text:axis:)

TextFieldでtextの文字列が長いとき、入力欄がスクロールせずに水平または垂直方向に広がるようになりました。

presentationDetents(_:)

シートのサイズが止まる箇所をセットで指定します。
いわゆる「ハーフモーダル」を簡単に実装できるようになりました。

presentationDragIndicator(_:)

シートでドラッグインジケーター(いわゆる「grab bar」)の可視性を切り替えます。

scrollDismissesKeyboard(_:)

スクロール時に自動でキーボードを隠せます。

scrollContentBackground(_:)

スクロールできるビューの背景の可視性を切り替えます。
List の標準のシステム背景を非表示にできます。

scrollDisabled(_:)

スクロールできるかどうかを切り替えます。

scrollIndicators(_:axes:)

スクロールバーの可視性を切り替えます。

Grid

ビューを2次元のレイアウトで表示するビューです。

Gauge

範囲内の値を表示するビューです。

LabeledContent

ラベル付きのビューです。

ShareLink

共有画面を表示するリンクです。
UIActivityViewController を使わずに表示できるようになりました。

AnyLayout

Layout プロトコルの型消去型です。

AnyShape

Shape プロトコルの型消去型です。

ImageRenderer

TBD

おわりに

いわゆるSwiftUI 2.0以降に使えるAPIの紹介でした。
他にもよく使うAPIがありましたら、コメントなどで教えてくださると嬉しいです :relaxed:

以上 iOS Advent Calendar 2022 の16日目の記事でした。
明日は埋まっていません。

参考リンク

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