LoginSignup
15
6

More than 3 years have passed since last update.

スマートスピーカーを遊びたおす会大阪 vol.1【東京サテライト】 に参加してきた

Posted at

はじめに

スマートスピーカーを遊びたおす会大阪 vol.1【東京サテライト】に参加してきたので、そのことについてまとめます。登壇者・タイムスケジュールについてはリンク先を参照してください。今回は大阪会場・東京会場を中継し合う形のセッションでした。私が参加したのは東京会場です。会終了後に投稿するつもりで書いたので内容は雑です。
多分ちゃんとした資料は後日にconnpassのページに張り出されるのではないでしょうか。

【東京】田中洋一郎「スマートスピーカーについて」

タイトルの通り「スマートスピーカー」とは何かについての話でした。スマートスピーカーとはAIアシスタントと対話できる機能を持ったスピーカーのことです。基本スマートスピーカーは3つの製品があります。

スマートスピーカーの日本での認知度は8割くらいで多くの人が知っていますが、利用している人は5.9%しかいません(アメリカでは26.8%の人が実際に使っているとのこと)。
このセッションではスマートスピーカーの基本的な話に加えて、少し開発についての話にも触れた内容でした。

【東京】田中みそ「Clovaをオリジナル音声コマンドで操作してみた」

ここでの「オリジナル音声コマンド」とは、「〇〇を起動して」のようなフレーズなしでスマートスピーカーを操作する技術のことを言います。今回はClova+Dock(家電操作ができる拡張デバイス)+マイコマンドでプレステのトルネを操作するとうお話でした(Dockからインターネット通信の中継機にはobnizを利用)。発表では実際に番組録画をClovaを介して行うデモを見せていただきました。

マイコマンド知らなかったし、今度やってみよう。。。

【東京】もっちー「3プラットフォームを実家の同じ部屋に置いてみた話」

3台のスマートスピーカー(上記参照)を実際に家で稼働させるためのお話でした。スマートスピーカーの便利さはエンジニアでない人に伝えるのはなかなか難しく、その便利さは実際に有識者が自発的に見せていかないとなかなか定着が難しいなとこの発表を聞いて感じました。
3つのスピーカーにはそれぞれ違った特性があり、自分に合ったスマートスピーカーを見つけることが大事とのこと。

【東京】ちょまど「Azure Functions で滑舌矯正スキルを作ろう [LINE Clova Desk]」

Twitterで有名なちょまどさんの発表でした(声ちゃんと聞いたの初めてかも。。。)。Azure FunctionsLINE Clova Deskで「取捨選択」をAIエージェントがTextToSpeechで正しく聞き取れるかをテストするスキルのデモを見せてくれました。とても面白い内容でした(小並感)。
また、スマートスピーカーのAIエージェントのまだ柔軟性に乏しい機能を逆手に取ったこのスキルとしての発想は個人的にかなり感銘を受けました。今回のデモ動画のコードはGitHubで公開されているとのこと。

【大阪】がおまる「Google Nest HubでInteractive Canvasを試してみた」

Google Nest HubInteractive Canvasを使って開発することができます。どうやらブラウザ開発の容量でできるみたいです。vue.jsで簡単に開発できるとのこと(しかし一部WEB APIに制限あり)。今回はちょまどさんのブログをVUIで操作するデモを見せてくれました。詳細はこの記事です。

このInteractive Canvasは要はブラウザをVUI操作できるウェブアプリ開発ができるということを考えると、かなり面白そうだなと感じました。

【大阪】加川澄廣「Clovaスキルで怠惰にドリンクバーを操作する」

ここから怠惰シリーズです。VUI対応のドリンクバーを作ったお話でした。ジュースの配給はエアーポンプをobnizで制御して行っているそうです(こういうの使ったのかな?)。

最近IoTの界隈ではobnizがなかり熱いなーと感じますね。。。(私も買ったけど積み基板になってる)

【大阪】小城久美子(@ozyozyo)「スマスピを怠惰に使う」

Clovaの中の人の発表でした(内容は個人としての話)。発話でウェイクせずにClova起動できる方法の話をしてくださいました。Clovaにはウェイクするための物理ボタンが備わっているのでそのボタンをサーボモーターを使って自発的にウェイクさせるシステムを作ったお話でした。
そのサーボモーターの動作のトリガーを「LINE Beaconを使って行う方法」「ウェアラブルデバイスを使って操作する方法」など様々な方法で試してみたそうです。

物理ハックをすればClovaを自発的に起動できることを知れたのは大きな収穫でした!

【大阪】Okamoto Hidetaka「Alexaスキルを怠惰に作る」

Alexaのスキルを大量につくるとコードに重複が増えたり、不具合が見つかるとそれぞれを修正する必要が出てきて面倒が増えていきます。
このセッションでは共通するハンドラーを共通ライブラリとしてnpmで公開したという話でした。確かにこの話はLINE Botの開発でも同じことが言えるなと思います。もういっそのこと同じようなコードはnpmで公開してしまうのも良いかもしれませんね!

【大阪】金谷拓哉「「水族館でスマートスピーカーを活用してみた」のその後」

前の話はここに書いているので参考にしてください。この夏にスマスイでも展示するそうです。あれからシステムの方を前回からの進化させたそうです。実際には

  • 伝声管を使って集音しやすくする
  • 背景に自然の写真を貼って質問をイメージしやすくする

のようなアップデートをしたとのこと。気になるけど場所は大阪。東京だったら気軽に行けるのにな。。。

【大阪】VoiceApp Lab「ボイスアップラボ流「毎日使いたくなる」スキルネーミング術」

スマートスピーカー界隈では有名なボイスアップラボさんの発表です。スキルにいい名前をつける規則として下の3つがあるそうです。

  • 期待通りの体験ができるか
  • 体験が気持ち良い
  • もう一度あの気持になりたいときに思い出せる(リマインダブルネーミング)

今回は3つめの「リマインダブルネーミング」に焦点を当てた話でした。
基本的に一度遊んだスキルは二度と使ってもらえないことがデフォルトです。そんな中でも過去にそのスキルを使った体験をストレスなくユーザーが思い出せるためのスキルの名前の付け方を考えることが重要になってきます。
要は、捻りすぎた長い名前、内容が思い出しにくい名前をつけてしまうと、ユーザーが何回もそのスキルを使ってもらえる機会がなくなってしまうといったお話でした。

さいごに

今回は東京と大阪の両方からとても濃い話が聞けました。発表者も豪華で、どれも多様な話だったので初心者~中級者みんなが満足できる内容だったなと個人的に感じました。
実は最近あまりClovaの開発にモチベーションが湧いてなかったので、この話を機になにか面白いスキルを作ってみようかなと思いました。

15
6
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
15
6