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スマートスピーカーを遊びたおす会vol.6に参加した

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はじめに

スマートスピーカーを遊びたおす会 vol.6に参加してきたので、そのことについて書きます。今回登壇されたのは加川さん池田さんコバヤシトールさん金谷さんです。各登壇者がどのような方であるかの紹介はリンク先を参照してください。登壇で使われた資料もそこで見れると思います。

加川さんの発表

テーマは「サービス観点で見る家族のお手伝い帳」です。これは去年3月にあったハッカソンから生まれたClovaスキルですね。実は私もハッカソンの同じチームで参加してました。
今回はサービスの中のVUIという観点でお話されました。この「家族のお手伝い帳」のVUIには2つの役割があります。

  • お手伝いの報告
  • 貯めたポイントの利用

これらをAIエージェントが代弁することで、子どもにお手伝いを継続させることに繋がります。この部分にVUIの役割を位置づけたそうです。ここではVUIのみのサービスを考えるのではなく、サービス全体の中にVUIをどのように役割分担させるのかを考えることが重要だと話されました。

また、効果音の利用によるUXの向上についてもお話されました。効果音の有無で、スキル利用の継続性が増すとのことです。このお手伝い帳にも効果音を効果的に組み込むことで、子どもの注目を引き付けるための仕組みを入れたというお話をされました。

効果音のライブラリはちょっと使ってみたいし、またそれを記事にしてみたいですね~

池田さんの発表

「背景スキル様お元気ですか」というタイトルでお話されました。このセッションではスキル開発をしたその後のスキル利用のレポートについてのお話をされました。

作って出しただけのスキルは時期が過ぎるにつれてスキルの呼出し回数が減少していきます。いかにスキルをアップデートをしていくかがユーザー数を増やすことへの重要な要素になってきます。 ここでは「歯磨きくん」という超人気スキルがリリースからどのようにアップデートされてきたのかについて語られました。

この全体の講演を通して、スキルはただ作るだけでなくちゃんと育てて成長させることが人気スキルを作るために必要なことであるとお話されました。

いまのところ私もスキルは作り捨てが基本なので考えさせられました。。。

コバヤシトールさんの発表

「プラットフォーム別攻略法&「オレオレボイス」でVUIを遊び倒す」という2つのタイトルでお話されました。

プラットフォーム別攻略法

ここではGoogle、Alexa、Clovaそれぞれのプラットフォームの特色についてお話されました。スキル開発にはそれに適したプラットフォームがあるそうです。実際「VoiceApp Lab」さんのスキルも各プラットフォームで人気の順位が異なるとのこと。(例えばスキルの見つけてもらえる度合い・ユーザー層etcが異なります)

「オレオレボイス」でVUIを遊び倒す

GaradeBandというフリーソフトを使って自分の声をボイスチェンジさせる方法についての技術解説をされました。「ゾンビのまち」などの人気スキルの音声素材は実際にこのツールを使って作られたそうです。
しかしここで重要なのは、ソフトのパラメータのみで声を調整するのではなくメインは自分の声の出し方の調整とのこと。

金谷さんの発表

「水族館でスマートスピーカーを活用してみた」というタイトルでお話されました。兵庫県のある水族館で「マゼランペンギン型解説システム」というものを導入されたそうです。マゼランペンギン型解説システムについての紹介はこちらにありました。

今回はこのシステムをつくった目的についてもお話されました。まず水族館が抱える課題に飼育員の人員コストがあり、こういったシステムの開発が求められたとのこと。

この対話システムの実現にはCloud Speech-to-Text・Dialogflowなどのクラウドサービスを使っているそうです。またこのシステムはラズベリーパイを使ってオリジナルのハードウェアで使ったそうで、スマートスピーカーではできないデバイスからユーザーに話しかけることをして、よりユーザーに使ってもらいやすいシステムを実現させたとのこと。(対話シナリオはGoogleSheetから収集をしているみたいですね)

スマートスピーカーとは違いましたが、こういうオリジナルハードウェアの話は個人的に結構好きです。

さいごに

今回はどちらかというとスキルをつくっている人向けの勉強会だったなという印象を感じました。だからこそとても自分にとって勉強になりました。

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