はじめに

Kubernetes 1.17 の CHANGELOG から Deprecations and Removalsについてまとめます。

Deprecations and Removals(廃止予定と削除されたもの)

kubeadm.k8s.io/v1beta1は廃止予定であり、新しい廃止予定でないAPIバージョンへ変更すべきです(#83276, @Klaven)
- v1beta2を使いましょう
Feature gatesのGCERegionalPersistentDisk, EnableAggregatedDiscoveryTimeoutおよびpersistentLocalVolumeが廃止され、コンポーネントでの呼び出しが指定できなくなりました(#82472, @draveness)
デフォルトのservice IP CIDRが廃止されます
- 以前までのデフォルトである10.0.0.0/24は6ヶ月/2リリース後に削除されます
- クラスターアドミンは-service-cluster-ip-rangeオプションで明示的に指定する必要があります (#81668, @darshanime)
廃止予定であったinclude-uninitializedフラグが削除されました (#80337, @draveness)
rbac.authorization.k8s.io/v1alpha1とrbac.authorization.k8s.io/v1beta1 API Groupに含まれる全てのリソースは廃止予定であり、rbac.authorization.k8s.io/v1を代わりに利用してください
- v1alpha1とv1beta1はv1.20でサーブされなくなります(#84758, @liggitt)
証明書の署名者は、 CFSSL_CA_PK_PASSWORD環境変数を介してca.keyパスワードを受け入れなくなりました。この機能は、ユーザーのリクエストによって促されることはなく、広告されることはなく、セキュリティ監査で推奨されていません。 (#84677, @mikedanese)
インスタンスタイプのbetaラベル(beta.kubernetes.io/instance-type)が廃止予定になり、GAと等しいラベルであるnode.kubernetes.io/instance-typeを利用してください(#82049, @andrewsykim)
ビルトインのsystem:csi-external-provisionerとsystem:csi-external-attacherというcluster-roleは1.17リリースで削除されます(#84282, @tedyu)
in-treeのGCE PDプラグインkubernetes.io/gce-pdは廃止予定となり、1.21で削除予定です。
- GCP上にKubernetesを自分でデプロイしているユーザはCSIMigrationとCSIMigrationGCE機能を有効化し、GCE PD CSI Driver(https://github.com/kubernetes-sigs/gcp-compute-persistent-disk-csi-driver)を既存のPodとPVCオブジェクトを壊さないようにするためにインストールすべきです
- ユーザはGCE PD CSI Driverを新しいボリュームを作成するために使い始めてください(#85231, @davidz627)
in-treeのAWS EBS pluginkubernetes.io/aws-ebsは廃止予定になり、1.21で削除予定です。
- AWS上にKubernetesを自分でデプロイしているユーザはCSIMigrationとCSIMigrationnAWS機能を有効化し、AWS EBS CSI Driver(https://github.com/kubernetes-sigs/aws-ebs-csi-driver)を既存のPodとPVCオブジェクトを壊さないようにするためにインストールすべきです
- ユーザはAWS EBS CSI Driverを新しいボリュームを作成するために使い始めてください(#85237, @leakingtapan)
Feature gateのCSINodeInfoは廃止予定となり、将来のリリースで削除予定です(#83474, @msau42)
storage.k8s.io/v1beta1のCSINodeオブジェクトは廃止予定となり、将来のリリースで削除予定です(#83474, @msau42)
alpha機能のMountContainersを削除しました(#84365, @codenrhoden)
https://v1-13.docs.kubernetes.io/docs/setup/release/notes の廃止予定の発表に従って、廃止予定のディレクトリ {kubelet_root_dir}/pluginsのウォッチおよびCSI v0のサポートを削除しました。(#84533, @davidz627)
kubeadmはhyperkube imageの利用を廃止予定としました (#85094, @rosti)
- ChangeLogにはこのように記載されていましたが、詳しくはCluster LifeCycleの変更点調査を参照ください。