Effekseerとは
Effekseerとは主にゲームのエフェクトをデザインするためのツールと、
それでデザインしたエフェクトを再生するためのライブラリがセットになったものです。
ゲーム全体の面倒を見るゲームエンジンとは異なり、"エフェクト"というゲームの一部分を担当します。
詳細は公式サイトを見てください。
公式サイト
http://effekseer.github.io/jp/index.html
オープンソース
オープンソースで開発しており、ソースコードはGithubから見ることができます。
https://github.com/effekseer/Effekseer
有志の力により、色々な環境向けインテグレーションも行われています。
https://github.com/search?utf8=✓&q=Effekseer
エフェクトとは
エフェクトはプレイヤーに情報を伝える手段でもあります。
- 攻撃がヒット → 打撃、斬撃のエフェクト
- パワーをためる → パーティクルが集まるエフェクト
- ビームを撃つ → 当たっちゃマズそうなビームのエフェクト
などなど、とても分かりやすい。
なんか気づかないうちに撃たれて死んでた。ということはゲームでは有ってはならないのです。
危なそうなモノが飛んでくるけど、避けられずに当たって死んだ。ならOKです。
他にも迫力を出すことにもエフェクトは使えます。
キラキラ、ピカピカさせるとゲームが煌びやかになります。
それだけでゲームは面白く見えるものなのです。第一印象は大事ですね。
謝辞
ここからエフェクトをお借りしました。
各エフェクトの作者様ありがとうございます。
Effekseer - 投稿エフェクト
http://effekseer.github.io/jp/contribute.html
他のエフェクト制作ツール
世の中にはエフェクト制作ツールが意外とたくさんあります。
うえしたが知っている限りですが、ざっくり紹介します。
BISHAMON
http://www.matchlock.co.jp/products/
国産で老舗のツールです。
沢山の商用ゲームで使われており一番ノウハウを持っていると思います。
毎年ゲームエフェクトコンテストを開催していて、
ゲーム業界のVFXを盛り上げようと精力的に活動されています。
SPARK GEAR
http://sparkgear.net
最近登場した国産ツールです。気になります!
ただ、初期費用100万円+月額20万円なので個人にはちょっと手が出ないです…
Prominence3D
http://game-hikidashi.com/category/prominence3d/
お値段が2600円(税抜)とかなりお安いツールです。
連番画像書き出しがメインで、RPGツクールで使う人が多いとか。
最近、DirectX9向けのランタイムライブラリをリリースしたみたいです。
PopcornFX
http://www.popcornfx.com
海外製で一番有名なツールです。とにかく機能が多いです。
ツール自体は無料で、エンジンの各ターゲット向けのプラグインが$250だそうです。
Unity - ParticleSystem (Shuriken)
https://docs.unity3d.com/ja/current/Manual/class-ParticleSystem.html
Unity標準のエフェクトシステムですね。
Unity 5.5でかなりパワーアップしたとか。
Unreal Engine - Cascade
https://docs.unrealengine.com/latest/JPN/Resources/Showcases/Effects/index.html
Unreal Engine 4標準のエフェクトシステムですね。
Niagaraという新しいエフェクトシステムも開発中だそうです。
終わりに
ゲームにとってエフェクトは超大事です。
しかしいまどきエフェクトをハードコーディングなんて辛いだけなので、
上記に挙げた便利なものを使って楽をしましょう。