##承前半
前半では、ハンズオンの前提、下準備、及びTellusOSへのログインまでを書きました。
さぁ、いよいよTellusOS上で操作を行っていきますよ!
現在、みなさんはこんな画面を見ているはずです。
##TellusOS上の操作
Tellusには他にもたくさん機能やデータがありますが、ここでは、今回のハンズオンで使う部分のみを扱っていきます。
基本操作については、宙畑を参照していただくのが良いです。
【ゼロからのTellusの使い方】衛星データプラットフォームTellus OSでできることと基本操作
宙畑はTellusのオウンドメディアですが、その他の話題もいっぱいです。
面白記事もあったりするので、是非、見てみてください。
###プリセットから植物の分布をチェック
まずは、植物の分布をチェックしてみましょう。
画面右にあるメニューから **[プリセット] > [AVNIR-2 Natural Color T:50%/R:100%/G:100%/B:100%]**をクリックします。
そうすると、画面はこんな感じに色がつきます。
緑の部分が植物の反応があるところ、紫はそれ以外です。
しかし、このままではちょっと変わりにくいですよね。
なので、この色を濃く目立たせてみましょう。
[データ選択] メニューを開くと光学画像 の下にあるTのつまみを左右させられます。
左(0%)に近付くほど色は薄くなり、右(100%)に近付くほど色が濃くなるので、ここはつまみを右いっぱいにスライドさせてください。
###地図の座標を鎌倉市に移動
さて、次の工程に移る前に一旦、地図の座標を鎌倉市に合わせましょう。
画面左上の🔍マークをクリックすると、入力欄が出てきます。
「鎌倉市」と入力すると候補が上がってくるので、とりあえず**[Japan,神奈川県鎌倉市]**をクリックしましょう。
鎌倉市、および周辺地域に移りました。
###取り込みマップから、鎌倉市の GeoJSON を取り込み。
いよいよ、鎌倉市のオープンデータを取り込んでいきます。
画面右側のメニュー取り込みマップから取り込みアイコンをクリック。
そこから一つずつ、前編でダウンロードしたGeoJSONファイルを選択して取り込みます。
全部取り込み終わったところで、下記のような状態になればOKです。
ここから、施設が充実した地域を絞り込んでいきます。
###取り込んだデータを取捨選択する。
ところが、ピンが多すぎてこのままでは、地域差を出していくのはちょっと大変です。
ハンズオンの時間が終わってしまう! という事で、なくても判定に困らなそうなデータを非表示にしてしまいましょう。
取りこみマップも、インジケーターのつまみを調整する事で各データの情報を透過させたり、左側のチェックボックスで完全に非表示にする事ができます。
色々とみてみると、公園はどの地域にもまんべんなくありそうですね。
では、Park.geojsonのみ非表示にしてみましょう。
これでばらつきが出ました。
###画面を分割して、国土地理院のデータと照らし合わせる。
最後に鉄道の情報も照らし合わせましょう。
しかし、すでに画面はけっこうたくさんの情報が出ていて、これ以上何か追加すると見辛くなってしまいそうです。
そこで、画面を左右に分割します。
画面上部にある、画面分割のアイコンをクリックします。
今回の鉄道情報は、標準地図(地理院地図)を利用します。
左右に分かれた画面の右側の白地図を一度クリックしてから、[データ選択] > **[標準地図(地理院地図)]**にチェックを入れます。
###地域を特定する
さて、この状態から、子供のための施設が多く、交通機関も近くを通っていて、かつ緑もあるところを探していきます。
御成町なんかがよさそうです。
###実際はどうなんだろう?
一般に子供を育てやすい地域は、地価が高いといわれています。
関西では西宮市なんかが子育てしやすいという事で人気ですが、人気であるがゆえに地価が高いです。
地価サーチによると国土交通省が平成30年3月27日に発表した地価公示価格から算出したデータでは、鎌倉市内の街で最も土地の価格が高い地域は御成町で、㎡単価が平均61万円との事。
一致しました!
という事で、今回の調査では、御成町 が鎌倉市で一番子育てをしやすい地域と結論したいと思います。
以上、ハンズオンでした。
お疲れ様でした!