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Androidアプリのダウンロード数をBigQueryで連携・取得する方法

Last updated at Posted at 2021-12-26

はじめに

これまで、Androidアプリのインストール数を確認するときは、Google Play Consoleを開き、
アプリを選択しダウンロード数を手動でスプレッドシートに転記させていた。

これはエンジニアとして許せないと思い、この面倒な作業をなくすために、

Google Play から取得できるアプリのインストール数をGBigQueryに毎日自動転送するよう設定した。

今日はそのAndroidアプリ(GooglePlay)をBigQueryに連携させた設定手順をアウトプット。

GooglePlayからBigQueryへの転送手順

公式ドキュメントはこちら

1/ 転送手順を始める前に

  1. BigQuery Data Transfer Service を「有効」にするために必要なすべての操作が完了していることを確認。(BQを普段使っていたら、恐らく有効になっているはず)

  2. Google Play データを保存するデータセットを作成。(転送する際に作成でもOK)

  3. Cloud Storage バケットをGoogle Playコンソールで確認。

  4. 以下の権限が付与されているかを確認

    • BigQuery:転送を作成するユーザーに、BigQuery で次の権限が付与されていることを確認。
      • bigquery.transfers.update(転送を作成する権限)
    • Google Play: Google Play で次の権限が付与されていることを確認。

ここまでは問題なくできる、もしくは既に設定されていると思う。

2/ GooglePlayからBigQueryへの転送

  1. BigQueryを開く。左ナビバーの「転送」をクリック

  2. BigQueryで転送を作成

  3. Google Play 転送の設定に従って作成。ソースタイプを選ぶところがあるので、「Google Play」 を選択。

    https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hiroism0329/20210408/20210408122339.png

  4. 設定画面が表示されるので、項目を埋めていく

    • 転送項目先」と「スケジュールオプション」は、任意でok。
    • 転送データの宛先」は、転送したいデータセットのIDを選択。新しいデータセットに転送したい場合は「新しいデータセットの作成」を選択し作成する
    • Cloud Storage bucket」 は、IDに基づく Google Cloud Storage のバケットパスを入れる。 このIDは、Google Play Console に接続して、「レポートのダウンロード > 統計情報」から対象アプリを選択すると、インストール数とかクラッシュが出てくるので、右にあるCloud Storage URIをコピーを選択

Google Playを選択

項目を埋めるにあたっての注意点:

  • Cloud Storage bucketはGooglePlayコンソールからそのままコピペしたURIではエラーになる。
    • 【正】pubsite_prod_rev_【idが入ってる】
    • 【そのままコピペしたURI(誤)】gs://pubsite_prod_rev_【idが入ってる】/stats/installs/

項目画面

項目画面

なので、GooglePlayコンソールからそのままコピペしたURIに対して、
gs://と末尾の/stats/installs/を省いてペースト。

すべて埋めるとこんな感じ

記入項目

これで保存でおけ!!

格納されたデータを確認

BigQueyの転送を選択した画面をみると、作成した転送項目名が表示されています。

データ転送先一覧

転送項目名を選択すると、
転送の詳細画面に遷移し、転送がスケジュール通りに実行されていることを確認できます。

詳細画面

詳細画面

BigQueryのトップ画面に戻り、先ほど選択した転送データの宛先を選択。

すると、Installs_app_versionやInstalls_carrierなどたくさんデータが取得できている。

Google Play のレポートには、ダウンロード数だけでなく

・アンインストール数 ・クラッシュ数 ・レビュー数

などなど色々なデータも含まれてます。

BigQuery

データ取得

これでたとえばInstalls_overview_MTのテーブルで

// ダウンロード数の把握

select *,
  date ('2021-04-04') as _latest_date,
  date (partitiontime) as _data_date
from `hoge.googleplay_export.p_Installs_overview_MT`

をたたくとBigQuery上でダウンロード数の把握ができるようになりました。

おわりに

Androidアプリのインストール数の収集を、BigQueryに自動収集できるようになりました。

次はAppstore Connect APIを使ってBigQuery上でiOSのダウンロード数を確認できるようにしよう。

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