はじめに
6月ももう終わりですね。今年から入ってきた新人の方達は少しずつ業務に慣れてきた頃でしょうか?
私の会社にも、5月からエンジニアの新人が入ってきました。
うちの場合新人がいきなり実務に入ることはなく、まずは研修の一環として「仮想プロジェクト」というものに取り組んでもらいます。どんな研修なのか具体的に知りたい方はこちら。
そんな仮想プロジェクトに取り組んでいる新人たちを見ていて感心することが何度もあったので、今回の記事でまとめていこうと思います。
仕事の取り組み方編
これを読んでいる新人のあなたは、まずはこういうことを意識して働いてみるといいと思います。
質問がシンプルで具体的
「〇〇ってなんですか?」「どうすればいいですか?」みたいな脳死質問、新人の方はやりがちなんじゃないでしょうか(てか私もめちゃくちゃやってた)。
こういう聞き方をされると、答える側はとっても困りますよね。どこからどこまで説明すればいいのか分かりませんから。
一方今年の新人たちからは、基本的に漠然とした質問が飛んできません。自力で限界まで調べた上で、それでも分からないことや自分たちでは判断できないようなことだけ質問されたという印象です。
記憶に鮮明なのはこんな質問。
「〇〇の処理をしようと思ってて、gemが必要そうなので入れようと思ってます。(メモを見せながら)調べてみた感じこの3つのgemがよく使われているようなのですが、どれを使った方がいいとかありますか?」
これに対して私、見せられたメモの中から「実務で使うことになると思うのでこれ使ってください」と指差して質問対応終了。
質問受けながら、内心「うお〜〜いいね〜〜〜」とニヤついてました。
これ以外の質問も、基本的に抽象度が低いから答えやすい。時間を持っていかれない。先輩の時間をなるべく取らないようなやり方で質問しているのが素晴らしいですね。私も見習おうと思いました。
アウトプットのレベルが高い
ここでいう「レベル」とは、内容というよりも体裁のことです。
「いやいや、内容の方が大事でしょ」って思ったそこのあなた。ええ、もちろん内容も超大事です。
ですが、見た目も引けを取らないくらい大事です。これは他人のアウトプットをレビューする側になって初めて気づきました。
例え内容が素晴らしかったとしても、見た目が汚い(フォーマットや文字サイズが揃っていない、無駄に色が多いなど)と変なところに気を取られてそもそも肝心の内容が入ってきません。
先輩に何かをレビューしてもらうときは、「自分がそれをレビューする立場だったら一目見てうんざりしないか」を確認するようにしましょう。この辺の美的感覚がない人は、同期に一度見てもらうことをおすすめします。
余裕を持って質問してくる
仮想プロジェクトでは最初に自分たちでリリースまでの計画をたて、基本的にはその計画に沿って開発を進めることになります。
で、今回の新人たちは、予定のだいたい二日前くらいにはそのことについての質問をしてきました。例えば、「明後日からテストに入る予定なんですけど、どんな感じで進めていくのがいいのでしょうか?」みたいな。
前日までに準備をしておくことで、当日にはいきなり本題に入ることができる状態になっているわけですね。こういうスタンスを常に持っていたおかげで、彼らのプロジェクトはほぼオンスケ(なんなら常に1〜2日くらい巻いてた)でリリースまで進むことができていました。
これは面倒を見る先輩の立場からしても非常にありがたいです。こっちがあれこれ考えて伝えたり教えたりしなくても、きた質問に答えてればそれでスムーズに進んでいってくれるんですから。
書いてて思いましたが、これら3つ全てに「先輩の時間を奪わない配慮」みたいなものが感じられますね。
技術編
おまけです。未経験の新人にこんなこと期待していないので、これらができていないからといって落ち込む必要はありません。
気づいたらレスポンシブ対応されていた
ちな、誰も頼んでないです
CSS設計になぜかFLOCCSSが採用されていた
super_small_pic_2
みたいなclass名を量産していた新人時代の私とは
なんかpartialとか使っちゃってる
partialに関して一切質問されていなのでおそらく独学です
SQL減らしてパフォーマンスめちゃめちゃ向上させてた
本当に新人だおね、?(⌒-⌒; )
最後に
自分これできてるかも!と思ったそこのあなた、油断は禁物だゾ♡