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Dreamforce 2026まとめ:Claudeforce・Koaなど新発表を実装目線で整理する

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はじめに

2026年9月のDreamforceで、SalesforceからAIforceという新しい仕組みが発表されました。

ClaudeやSlackからSalesforceのデータを直接操作できる仕組みで、既存のMCP連携やAPI連携をどう置き換えていくのか気になった方も多いはずです。

この記事では、AIforceの構成要素であるClaudeforce・Slackforce・Agentforce Coworker、そして新しい推論モデルKoaについて、実装・設定の観点から整理していきます。

目玉発表「AIforce」って何?

今回いちばんの目玉は、AIforceという新しい仕組みです。

要するに、「Salesforceにログインしなくても、Salesforceのデータや機能を使えるようにする土台」だと考えてもらえればOKです。これまでは何をするにもSalesforceの画面を開く必要がありましたが、AIforceによって、ClaudeやSlackなど普段使っているツールから直接データを取り出したり、操作を指示したりできるようになります。

セキュリティ面もきちんと設計されていて、実行できる操作は各ユーザーが本来持っている権限の範囲内に限定されます。またビジネスデータはモデル提供元に保持されない「ゼロデータ保持」の方針が明言されている点も、実務で使うかどうかを判断するうえで重要なポイントです。

出典:The 6 Biggest Takeaways from the Dreamforce '26 Main Keynote | Salesforce Ben

つまり、「Salesforceの外からSalesforceを動かす」という発想が今回のキーワードだと理解しておけば大丈夫です!

Claudeforce・Slackforce・Agentforce Coworkerの3本柱

AIforceは単体の製品ではなく、用途別に3つの入口として提供されます。

  • Claudeforce:ClaudeからSalesforceを操作できるプラグインです。Claudeに「案件の状況を教えて」と聞くだけでSalesforceのデータを引っ張ってこられますし、そのままSales Cloud側のレコードを更新するよう指示することもできます。カスタムスキルを自前で作り込む必要がない点が特徴です。
  • Slackforce:Slack経由でAIforceの機能を使える入口です。
  • Agentforce Coworker:社内向けの協働エージェントです。人材大手のAdecco Groupが40か国以上での導入を発表するなど、早くも大手企業での採用事例が出てきています。

実務で使うなら、ここはちょっと注意しておいた方が良さそうです。Claudeforceは執筆時点でオープンベータの段階なので、正式な設定手順や利用条件(対象エディション・追加費用の有無など)は今後のSalesforce公式アナウンスを必ず確認してから導入判断をしてください。

新しい頭脳「Koa」と7つの専属エージェント

AIforceと並んで発表されたのが、Salesforce初となるCRM特化型の推論モデルKoaです。NVIDIAのNemotronをベースに追加学習されていて、競合の汎用モデルに比べてエラー率が3分の1に抑えられると説明されています。

さらに、特定の職務に特化した名前付きのAIエージェントも7つ発表されました。

顧客対応の「Casey」

IT・人事対応の「Paige」

eコマース対応の「Carter」

サプライチェーン対応の「Marshall」

インバウンド営業の「Piper」

複雑な顧客体験ワークフロー対応の「Fin」

の6つはすでに一般提供です。

残る1つ、アウトバウンド営業を担当する「Hunter」は現在パイロット中で、2026年11月に一般提供が予定されています。

出典:Salesforce Launches AIforce: CRM Data Now Works in Claude, Slack, Amazon | TechTimes

つまり、「自分でエージェントを一から設計する」のではなく「職種ごとの完成品エージェントを選んで使う」という選択肢が増えたということです!

パートナーシップ拡大:Google Cloud・AWSとの連携

自社のAI・エージェント基盤を強化する一方で、他社との連携も広げています。

  • Google Cloud:MCP経由でAgentforceとGemini Enterpriseを連携させる提携拡大が発表されました。
  • AWS:Amazon Quick、Bedrockでのモデル選択、Agentforce Voiceをカバーする協業拡大が発表されています。

自社モデル(Koa)を持ちながら他社基盤との連携も強めるという、両輪の戦略が見えてきます。

ここは注意!つまずきポイント

  • Claudeforce・AIforceはまだ発表・ベータ段階の内容が中心です。 執筆時点(2026年9月)では、日本語UIでの具体的な設定手順や対象エディション、追加費用の有無について公式ヘルプでの詳細情報が十分に確認できていません。導入検討時は必ず最新の公式アナウンス・リリースノートを確認してください。
  • Agentforceの正式名称は「Agentforce 360」です。 過去の記事や資料を参照する際、単に「Agentforce」と書かれているものは古い呼称の可能性があるので注意しましょう。
  • Hunterなど一部エージェントは2026年11月時点でもまだ一般提供前のパイロット段階です。「発表された=今すぐ使える」ではない点に気をつけてください。

まとめ

今回のDreamforce 2026を一言でまとめると、こんな感じです。

  • AIforce:Salesforceにログインしなくても、Claude・Slackなどから使える新しい入口
  • Claudeforce:ClaudeからSalesforceを直接操作できるプラグイン(オープンベータ)
  • Koa:Salesforce初のCRM特化型推論モデル
  • 7つの職務特化エージェント:職種別にすぐ使える完成品エージェント
  • Google Cloud・AWS連携拡大:自社AIと他社基盤の両輪戦略

まだベータ段階の発表が多いので、今後正式な設定手順や料金体系が明らかになったタイミングで、実際に触ってみた内容も改めて記事にしたいと思います。一緒に少しずつ動向を追っていきましょう!


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