はじめに
日商簿記3級に合格しました。(2024/3/25)
エンジニアのなかでも、簿記知識の習得のため受験するケースは多々あると聞きます。
私の攻略方法を合格体験記として残します。
前提条件
・簿記の知識はゼロ。
・貸方、借方といったキーワードだけは知っている。
・法人向けの請求処理の開発に関わったことで受験を決意する。
・サーバーサイドの開発歴6年。
・文系出身。
学習内容
合格まで要した時間は3週間でした。
週当たり20時間(平日は1~2時間程度、休日は6時間)の学習時間です。
合計学習時間は70時間(前日の詰め込み含め)になります。
使用したのはパブロフ簿記の総仕上げ問題集のみです。
簿記3級は解法を覚えて、ひたすら演習するのが近道だと思います。
ポイント
基本的には以下のサイトを一読することで簿記攻略に必要な情報は揃います。非常に丁寧です。
https://pboki.com/
簿記3級の大問と配点は以下の通りです。
大問1 仕訳(45点)
大問2 補助簿等(20点)
大問3 貸借対照表/損益計算書/精算表等(35点)
方方でも言われていますが仕訳の配点が非常に高く、大門2、3でも仕訳の知識は必須のため、仕訳ができれば合格します。(合格するとは言っていない)
1週目
YouTube動画で通勤中に簿記の概念を理解し仕訳を覚え、帰宅後に問題集を解くという生活を送りました。
初めは補助簿や損益計算書・貸借対照表のことは何も考えず、只ひたすら仕訳を理解することに徹しました。
- 基本の仕訳
- 計算が必要になる仕訳
- 決算時の特殊な仕訳
覚えることは、どういった取引なのか(何が増えて何が減っているのか)、貸方に書くべきなのか、借方に書くべきなのか(ホームポジションとは)といったことになります。
2週目
損益計算書・貸借対照表の攻略に入りました。
決算時の仕訳がキーになることを気付き、改めて仕訳を叩きこみました。
結果、時間をかければ表が埋められ、決算時仕訳のミスはあれど形にはなっているという状態に持ってこれました。
3週目
大問2を放置していたため、問題集を2周回して、なんとなくこうするのかなレベルで解法を抑えます。
その後は問題集の模擬試験を繰り返し解きました。
前日、問題集に特典として付いているWEB模擬試験を受けて8~9割ほどの正答率でした。
反省点
電卓を前日に購入したこと
これまで電卓を使わずに解いていたため、電卓を使いながら問題を解くことに慣れないまま受験してしまいました。
もっと早めに購入しておくべきです。
WEB模擬試験を前日に解いたこと
結論、もう少し早めに取り組み、慣れておくべきでした。
紙で模擬試験を解く場合、表に直接書き込んだり、メモしたりと自由にやってしまっていましたが、WEB試験だとまっさらなメモ用紙2枚で、PC画面に問題と回答欄があるという環境の違いがあり、受験時も戸惑いました。
まとめ
今後業務に役立つかと言われると、開発者レベルではあまり必要ない知識かもしれません。
ただ、今後転職を考える人にとってはポテンシャルとしてアピールできますし、簿記2級まで進めることができれば社内SEを目指す人にとっては非常に有用なスキルになると思います。
合格時の点数は
大問1:42点
大問2:10点
大問3:28点
80点/100点でした。
もう1週間あれば、大問2を安定して得点できるようにしたかった。
駄文失礼しました。