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🤤 僕の考えた最強の次世代Webアプリケーションフレームワーク(案) v2.2.0

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Last updated at Posted at 2026-01-25

🤤 僕の考えた最強の次世代Webアプリケーションフレームワーク(案) v2.2.0

概要

TS製。既存の設計論と関数型プログラミングを参考に再設計されたWebアプリケーションスキーマ(と規定されたスケーリング方法)を元にした 設計解析&改善提案プログラム(Linter&自動refactor) 及びアプリケーションFW(&ツールキット)からなる。

  • 最重要テーマは 「関数型プログラミングによる既存のアーキテクチャの解体と再構築」、「(オート)スケーリング」
  • フロントエンドはSlimeの関心の外に置くという方針を取る。詳細は後述するが、Slimeは「堅牢なAPIサーバー+型の出力」に徹し、フロントエンドFWはSlimeをHTTP APIとして消費する疎結合な関係を維持する。

設計解析&改善提案プログラム(設計Linter&自動refactor) (仮称:Kaachan👩)

  • 処理のパイプラインと層を意識した多段階アーキテクチャを前提に設計をアドバイス
    • 低レベル帯(Lv1-2)は既存のMVCフレームワークと処理の流れが似ているが、ファイル/フォルダ名が大きく変わる。Lv3以降は「Parse, don't validate」等、設計哲学の変化を伴う
      • 最初は1ファイルスタート、Parse / Workflow / Store / Client / Logic という処理順の層を段階的に追加し、その後ドメイン構造(App / domain / Shared 等)に移行するイメージ。スケーリングレベルが上がると制約も強まる
      • DBアクセス層(Store)と外部APIアクセス層(Client)はLv4で同時に導入する
  • コードがFatになってきたら検知し、hint/warning/errorの3段階でがんがん指摘する。自動でリファクタリング(過激すぎるのでオプション)は将来構想
    • Fat Logic対策として、関数のドメインprefix混在検出に加え、ts-morphによるAST解析で型依存グラフを構築し、互いに型依存が交差しない関数群を異なるドメイン候補として自動検出する機能を持つ。静的解析でできる限界まで踏み込む姿勢がKaachanらしさ。
    • Lv6以降はドメイン間・層間の依存方向を静的検査する(dependency-cruiser相当)。「domainAがdomainBをimportしている(相互参照違反)」「WorkflowがORMを直接importしている」等の依存ルール違反をimportグラフ解析で自動検出。ルールはアーキテクチャレベルに連動して自動設定される。
    • opinionatedにがんがん指摘する挙動こそが「母ちゃん」たる所以
  • ドメイン分割は流石に静的なプログラムによる解析が厳しいので肥大化だけ指摘。以下4点の理由による。
    • 既存のコーディングAIが比較的得意とする領域で重複してしまい静的プログラミングで対抗するのは負けがみえている
    • そもそもドメインに関する情報がリポジトリ等にない
    • 人間の方が誤ったor曖昧な認知をしている
    • AIが高度に抽象化した概念を生み出したとして人間が正しく認識できるとは限らない
    • ただし、slime export:rules で生成するrulesファイル経由でAIにドメインモデリングを促す指示を渡すという間接的なアプローチは取る(後述)

FW及びツールキット(仮称:Slime💧)

Kaachanと設計解析&改善提案プログラム(Linter&自動refactor)と連携して各種コマンドを提供。

(Kaachanによる強制リファクタリングオプションを有効してなかったり、ドメインによるコード分割したいユーザー向け)大量のフォルダのリネームや移動を行うマイグレーション機能が充実。これがスライムたる所以

汎用的な機能が簡単に導入できる仕組みや既存機能も大幅強化

認証・セキュリティ系
  • 2FA(二要素認証)の標準サポート
    • TOTP(Google Authenticator等)・SMS・メールの複数手段を提供
    • LaravelはFortifyがオプション扱いで、TSのバックエンドFWではほぼユーザーランド実装
    • slime.auth({ twoFactor: true }) のミドルウェアレベルで完結できる形を目指す
  • べき等性キー(Idempotency Key)
    • 同一リクエストの重複実行防止(決済・注文等)
    • ほぼすべてのFWでユーザーランド実装。StripeがAPI設計指針として採用するくらい需要が高い
    • Idempotency-Key ヘッダーを検知→結果をキャッシュ→再送時に同じ結果を返す
    • Slimeのparse層・workflow層と組み合わせると非常に自然に実装できる
  • PIIマスキング(個人情報の自動マスキング)
    • ログ・エラーレポートにメアドや電話番号が漏れるのを防ぐ
    • GDPR・個人情報保護法対応として需要が高いがほぼユーザーランド
    • 設定でマスキング対象フィールドを指定し、ログ強化と連動する
データ管理系
  • マルチテナンシーのサポート
    • SaaSでは必須の「テナントごとのデータ分離」
    • LaravelはSpatie/laravel-multitenant頼み。他FWでも公式サポートは薄い
    • Row Level Security(PostgreSQL RLS)・スキーマ分離・DB分離の3パターンを設定で選択
    • リクエストスコープでテナントを自動注入する仕組みを提供
  • 型安全なページネーション(カーソルベース対応)
    • LaravelはページネーションがFW組み込みで非常に優秀。TSのFWではほぼユーザーランド
    • findList({ cursor, limit }){ data, nextCursor, hasMore } の型付き返却
    • カーソルベース(大量データ向け)とオフセットベースの両対応
    • Lv4以降のStore層のfind系関数と自然に連携する
  • 監査ログ(Audit Trail)
    • 「誰が・いつ・何を・どう変更したか」の自動記録
    • Laravelはlaravel-auditというコミュニティパッケージ。コンプライアンス要件では必須
    • Lv8以降のcommand側workflowの層境界で自動フックできる構造と相性がいい
  • ファイルストレージ抽象化
    • ローカル・S3・GCSを統一インターフェースで扱う
    • LaravelのFilesystemは非常に優れている。TSのFWではSDKを直接使うユーザーランド
    • Lv6以降のClient層Adapterとして実装するとSlimeのアーキテクチャとも整合する
  • ログ周りも強化
    • デフォルトがJSON形式、ファイル書き出しの場合のログローテーションの標準対応等
  • メトリクスも標準装備
    • メトリクスはLv4以降、層の境界で自動計装(auto-instrumentation)する構想がある。 Workflow/Store/Client/Parse/Middlewareの各境界でFWが透過的にラップし、ユーザーが計測コードを一切書かずにメトリクスを取れる。OTel Collector経由でCloudWatch/Grafana/Datadog等へ転送(プラグイン設定)。AWSではCloudWatch EMF方式も選択肢。低Lvではstdout出力でも十分。
開発体験(DX)系
  • 環境変数の型安全バリデーション(起動時検証)
    • 地味だが実用性が非常に高く、毎回ユーザーランドで実装するかゆい所の筆頭
    • LaravelはPHP的な型がないので当然なく、TSのFWでもほぼユーザーランド(t3-env等は近いが)
    • slime.config.ts にZodスキーマで環境変数の型と必須条件を定義→起動時に一括検証
    • 「本番で環境変数を設定し忘れていて起動後に初めて気づく」問題を根絶できる
  • DBシーダー・ファクトリー(slime db:seed
    • LaravelのSeeder/Factoryは非常に優秀。PrismaはSeedスクリプトはあるがFactory概念が薄い
    • Faker.jsと統合した型付きFactoryで開発・テストデータを宣言的に生成
    • slime db:seedslime make:factory 等のコマンドを提供
  • API Playground(開発環境組み込みドキュメントUI)
    • slime export:openapi で生成したOpenAPI specから /docs をdev環境で自動提供(Scalar等)
    • Laravelは標準なし(l5-swagger等が必要)。最近のFW(Hono等)はScalar連携が多い
    • NODE_ENV=production では自動無効化
  • CLIコマンド定義フレームワーク(ArtisanのCLI機能相当)
    • LaravelのArtisanは非常に優れている。TSのバックエンドFWにはこれに相当する物がなく、Commander.jsを自前で組み込む必要がある
    • slime make:command SendNewsletterCommand で雛形生成、引数・オプションの型定義付き
    • バッチ処理・定期タスクとも自然に連携
インフラ・運用系
  • 新機能の有効無効を制御するFeatureフラグ機能
  • ヘルスチェック・Readiness Probe(自動エンドポイント提供)
    • /health/ready を自動で提供しつつカスタムチェック(DB疎通・外部API等)も追加できる
    • LaravelはSpatie/laravel-healthが必要。K8s・ECS等のオーケストレーター利用では必須
    • メトリクス標準装備と連動する
  • サーキットブレーカー / 指数バックオフリトライ
    • 外部API・DBが不安定な時に自動で保護。障害の連鎖を防ぐ
    • ほぼすべてのFWでユーザーランド実装。Node.jsは特に薄い
    • Client層のAdapterと組み合わせて設定ベースで使える
    • slime.client({ retries: 3, circuitBreaker: true }) 的なAPIを目指す
  • Graceful Shutdown(ゼロダウンタイムデプロイ対応)
    • SIGTERM受信時に実行中のリクエストを完了してからシャットダウン
    • LaravelはサーバーのNginx/Apache任せ。Node.jsのFWでもユーザーランド実装が多い
    • slime.withTransaction()slime.defer() の処理が途中で切れるリスクを防ぐ意味でも重要
API設計系
  • APIバージョニング(廃止管理付き)
    • /v1//v2/ の共存・廃止予告ヘッダー自動付与
    • Laravelにも基本的な仕組みはあるが廃止管理は薄い。他FWも大差なし
    • DeprecationSunset ヘッダーをルート定義の属性として指定できる
  • Inbound Webhook処理のサポート
    • Stripe・GitHub・Slack等からのWebhook受信のお作法をFWレベルで整備
    • 署名検証・べき等性確認・イベントルーティングをまとめて面倒見る
    • LaravelはSpatie/laravel-webhook-client、TSはユーザーランド
    • 主要サービスはプラグインで提供(@slime/webhook-stripe 等)
  • Outbound Webhook管理
    • 自分のサービスからユーザーのエンドポイントにWebhookを送る機能
    • 再送ロジック・署名生成・配信ログ・配信状況管理がセットで必要になる
    • LaravelはSpatie/laravel-webhook-server、TSはほぼユーザーランド
    • Hookdeck等の専用SaaSが存在するくらい需要が高い領域
その他
  • ユーザー管理の強化
    • 単なるユーザーと認証だけでなく、ユーザーを束ねるグループ概念を導入
  • 認可回りの強化
    • roles/abiritiesを最初から用意して細かな権限管理対応
  • ソーシャルログイン対応
    • オプションながら主要Idpは公式サポート、プラグインでその他も対応
  • 通知周り強化
    • ロギングと同じノリで使えるレベルまで整備する

ターゲット層

  • スモールスタートが確定していて、スムーズなアップスケーリングが必要
  • Expressは薄い&古い、Honoも薄い&新しすぎ、Nest.jsは重厚長大&OOP前提でTSの本流から外れていて微妙に感じている
  • LaravelでFatController or FatModel、またはServiceクラス導入後のFat Serviceで苦しんでる~その先の規模で自前でスケーリングさせないといけなくて設計考えるの自信がない、レールが欲しいと思っている
  • 設計マニア(革新派)

スケーリングについての対照表

アプリ規模はノリです。Don't think.🧠Feel.♥️

アプリ規模(=Kaachanが認識/規定するレベル) Laravel界隈の状況 Slimeの対応
1 公式対応してるが逆にリッチすぎ 公式対応/route.ts 1ファイルで実行可
2 公式対応してるが逆にリッチすぎ 公式対応
3 公式対応 公式対応
4-5 ユーザーランドの知恵で対応(Serviceクラス導入) 公式対応
6-8 ユーザーランドの知恵で対応(UseCase/Actionクラス導入、部分的にCA取り込もうとして失敗したりする) 公式対応
9-10 頑張ってクリーンアーキテクチャやる,Laravel捨てる,マイクロサービス化等 公式対応

大前提となる仮説

  • 小~中規模のWebアプリケーションの設計については長年の知見でかなり煮詰まってきており、FWが一本のアップスケーリングのラインを規定してサポート(強要)することでDXが改善する
  • 大規模についても世に言われるほど「(同じコード規模で)プロダクトや仕様によって最適な設計が異なるので一般化できない」領域は少なく、意外とシェア食える(といいな……)

各レベルのKaachan/Slime対応

アーキテクチャ文書の各レベルに対応するKaachanの自動検知ルールと、Slimeが提供するAPIをまとめる。

アーキテクチャルール(何を守るべきか)はアーキテクチャ文書参照。本セクションは「Kaachanがどう検知するか」「Slimeが何を提供するか」の詳細。

Lv 2

Slimeが提供するもの

  • slime.auth() - 認証・認可ミドルウェア(公式提供)。内部でDBアクセスをSlimeが面倒を見る
    • slime.auth() - 認証のみ
    • slime.auth({ role: 'admin' }) - ロールベース認可
  • カスタムMiddlewareは middleware.ts に定義してrouteに渡す
route.post('/profile', slime.auth(), UpdateProfileWorkflow)
route.get('/admin', slime.auth({ role: 'admin' }), GetAdminWorkflow)
route.post('/api', myCustomMiddleware, SomeWorkflow)

Kaachanのお叱りポイント

  • routeに実処理を書いたら ❌ Error
  • Workflow内に認証・認可・レートリミット等の横断的処理を書いたら ⚠️ Warning(middleware.tsへの移動を促す)

Lv 3

Slimeが提供するもの

  • slime export:schema - parse.tsの型定義からフロントエンド向け型・Zodスキーマを自動生成。「バックエンドのparseを変えたらフロントのビルドが落ちる」という型安全の保証を担う
  • slime export:openapi - route定義とparseスキーマからOpenAPI 3.x specを生成。外部チームや外部クライアント向けのAPI仕様書を別途手書き不要に

Kaachanのお叱りポイント

  • Workflow内でparse相当の処理(入力のバリデーション・型変換)を書いたら ⚠️ Warning
  • parseからDBアクセス・外部APIアクセスを行ったら ❌ Error

Lv 4

Slimeが提供するもの

  • slime.withTransaction(async () => { ... }) - 複数Storeをまたぐトランザクションをラップするユーティリティ。ORM固有のトランザクションAPIをWorkflowから隠蔽する
return slime.withTransaction(async () => {
  const user = await saveUser(valid)
  await saveAuditLog(user.id, "USER_CREATED")
  return user
})

Kaachanのお叱りポイント

  • store.ts
    • ORM型(Prisma.User等)を戻り値の型として使用したら ⚠️ Warning(純粋なデータ型のみ返却可能)
    • 関数名が命名規則(find*/list*/create*/save*等)に従っていない場合は 💡 Hint
  • workflow.ts
    • ORM名(prisma, drizzle等)を直接importしたら ⚠️ Warning
    • prisma.$transaction()等ORM固有のトランザクションAPIを直書きしたら ⚠️ Warning(slime.withTransaction()を使うこと)

Lv 5

Slimeが提供するもの

  • ok(value) / err(error) / Result<T, E> 型 - Result型のユーティリティ(neverthrow等の外部ライブラリでも代替可)
  • slime.config.ts のDomainErrorマッピング - LogicのResult errで使う文字列→HTTPステータスコードのマップを一元定義
// slime.config.ts
export default {
  errors: {
    // DomainError = LogicのResult errで使う文字列 → 4xx
    USER_ALREADY_EXISTS: 409,
    UNAUTHORIZED: 403,
    OUT_OF_STOCK: 422,
    NOT_FOUND: 404,
    // 上記マップにないthrow → 自動的に500(TechnicalError)
  }
}

Slimeが自動カバーする範囲:Parse失敗→400 / Middleware拒否→401/403/429 / 未捕捉throw→500。ユーザーがマップに登録するのはLogicのResult errの文字列のみ。LogicはHTTPを一切知らなくて済む。

DomainError / TechnicalError の二分類mpywさんの記事の例外設計から着想)

分類 意味 HTTPコード
DomainError LogicのResult err / 業務的な拒否(ビジネスルール違反) 4xx
TechnicalError 未捕捉throw / DB障害等(技術的障害) 500

マップに登録されていないthrowはすべてTechnicalError(500)として扱う。導入タイミングはLv5(Logic導入と同時)。

Kaachanのお叱りポイント

  • Workflow
    • ビジネス判断(条件分岐)を直書きしたら 💡 Hint(Logic関数への切り出しを促す)
    • 一定規模(目安: 300行 / 関数10個)を超えたら 💡 Hint「ファイルが大きくなっています。Lv6への移行を検討してください(slime level:next でLv6の構造を確認)」
  • Logic
    • LogicでのthrowはNG。Result型で返すこと → ⚠️ Warning(new Error() 直throwに対しても警告し、Result err + slime.config.tsへのエラー文字列マップ登録を促す)
    • テストがないと ⚠️ Warning
    • 関数名にドメインprefixがない場合は 💡 Hint
    • 同一ファイルで異なるprefixが2種以上 かつ 閾値超過 → ⚠️ Warning(logic/ フォルダへの分割を促す)
    • 型依存グラフ解析(ts-morph):互いに型依存が交差しない関数群を自動検出 → ⚠️ Warning(ドメイン分割候補として提示)
    • エスカレーション:💡 Hint(300行)→ ⚠️ Warning(500行 or prefix混在 or 型非交差検出)→ ❌ Error(logic/内ファイルが300行超)

Lv 6

Slimeが提供するもの

  • 依存方向の静的検査(dependency-cruiser相当)がKaachanに組み込まれる。Lv6以降、アーキテクチャレベルに連動して検査対象が自動増加する
    • 「domainAがdomainBをimportしている(相互参照違反)」
    • 「WorkflowがORMを直接importしている」等の依存ルール違反をimportグラフ解析で自動検出

Kaachanのお叱りポイント

  • App
    • 肥大化・ビジネスロジック混在に対して ⚠️ Warning
    • app/store.tsの存在に対して ⚠️ Warning
    • app/client.tsは ❌ Error(client/client.tsに移動を強制)
    • Appからのみ各ドメイン参照可能。違反は ❌ Error
  • Shared
    • utility.ts / smallLogic.ts 内の副作用を持つ処理に対して ❌ Error
    • 各ファイル肥大化に対して ⚠️ Warning
    • domainフォルダのファイルをimportしたら ⚠️ Warning(それはcross-domainの仕事)
  • client
    • client.tsを直接呼び出したら ❌ Error(adapter.ts経由のみ)
  • store
    • 関数名が命名規則に従っていない場合は ❌ Error(Lv4でhintだったものがエラー化)
    • query系関数内でcommandが検出されたら ❌ Error(逆も同様)
  • domain間の相互参照は ❌ Error

Lv 7

Slimeが提供するもの

  • slime.defer(callback) - post-commitフック
    • slime.withTransaction() 内で呼ぶ → コミット成功後に実行(ロック時間に含まれない)
    • slime.withTransaction() 外で呼ぶ → メイン処理完了後に in-process で即実行
return slime.withTransaction(async () => {
  const user = await saveUser(valid)

  slime.defer(async () => {
    await sendWelcomeMail(user.email)  // コミット後に実行
  })

  return user
})

Kaachanのお叱りポイント

  • App
    • 肥大化に対して ❌ Error
    • logic.ts, store.ts, client.tsの存在に対して ❌ Error
  • Shared
    • 肥大化に対して ❌ Error
  • domain
    • 下位ドメインから上位ドメインへの参照を ❌ Error
    • 下位ドメイン同士の参照を ❌ Error
  • cross-domain
    • Appへの参照に対して ❌ Error
  • Logic
    • logic.tsに対応するlogic.test.tsが存在しない場合は ❌ Error(Lv5ではWarning、Lv7でErrorに昇格)
  • Workflow(slime.withTransaction() 内)
    • 非DB非同期処理(メール送信・外部API呼び出し等)を検知したら slime.defer() への外出しを提案(💡 hint・opt-in設定で有効化)

Lv 8

Kaachanのお叱りポイント

  • shared/events.ts
    • Eventがクラスインスタンスだったら ❌ Error(オブジェクト型のみ)
    • type フィールド(discriminated union)がなかったら ⚠️ Warning
  • cross-フォルダ
    • slime.withTransaction() を伴わない処理のみで構成されている場合は ⚠️ Warning(「これはドメインイベントで書けるはず」)
    • メール送信・外部API呼び出し等の非トランザクション処理が含まれたら ⚠️ Warning

Lv 9

Kaachanのお叱りポイント

  • domainフォルダ内にORM等のDBアクセスライブラリのimportが検出されたら ❌ Error
  • WorkflowがPortを引数で受け取る形式になっていない場合は ⚠️ Warning
  • infrastructureフォルダ外でORMを直接操作したら ❌ Error

Lv 10

Kaachanのお叱りポイント

  • command/内でReadPortを使用したら ❌ Error
  • query/で複数クエリが1ファイルに混在したら ⚠️ Warning(1ファイル1クエリ)
  • query/内ファイルの肥大化・共通化に対して ⚠️ Warning
  • command/のWorkflowが集約ルート以外を直接操作したら ❌ Error
  • query/へ集約クラス・ドメインオブジェクトを持ち込んだら ⚠️ Warning

Kaachanの依存方向静的検査(Lv6以降)

dependency-cruiser相当のドメイン間・層間依存方向チェックをKaachan内で実行する設計(Lv6以降)。アーキテクチャレベルに連動して検査対象が自動増加する。dependency-cruiser組み込みか独自実装かは要検討。

Lv 追加される検査
6 domain間相互参照禁止・App以外からdomain参照禁止
7 cross-→App参照禁止・ドメイン上位→下位方向のみ
9 domain→infrastructure直依存禁止
10 command→query Port参照禁止

残課題

Level間のマイグレーション戦略

slime migrate --to-level 6 でLvを移行する中核機能。ファイル構造の解析・ディレクトリ生成・ファイル移動・importパス自動修正・曖昧なファイルのインタラクティブ確認を行う。「移動後に壊れる参照の自動修正」(LSP/ts-morph活用)が最大の実装難所。これがスライムたる所以(形を変えながら成長する)。

slime migrate --to-level 6    # Lv6に移行(実ファイルを変更)
slime migrate --dry-run       # 変更内容の事前確認(実ファイル変更なし)
slime level:next              # 次のLvのディレクトリ構造を確認
slime level:current           # 現在のLvを解析・表示

ドメイン分割時に「このファイルはどのdomainか」が自動判断できない曖昧ファイルは、インタラクティブCLIで一つずつユーザーに確認する方式で対処する。

ドメインごとのレベルオーバーライド機能の是非

複数のドメインがあるとき、特定のドメインだけ肥大化するのはよくあること、という前提がある。これに対し、「ドメインAだけLv7の制約を先行適用する」といったドメイン単位の成熟度設定(例: domain.user.level: 7)を設定ファイルで明示的に指定できる仕組みのアイデアがある。

ただでさえ「同じFWなのにアーキテクチャが複数ある」という状態でチーム内のコミュニケーションコストが上がっているのに、更にドメインごとにレベルが異なるとなると混乱を招く可能性が高い。「推奨はしないが、やるなら slime.config.tsdomain.payment.level: 9 と明示せよ」という許容する禁じ手として最初から位置付けておくことも一つの選択肢だが、文書公開後のコミュニティの反応(「本当にこの粒度でオーバーライドしたい需要があるのか」)を見てから判断したい。

Fat Parse問題

parse.ts もFat Logicと同じ肥大化リスクを持つ。Lv6以降でドメインが増えると各ドメインのparseが1ファイルに混在する。logic/中間昇格と同パターンで対処(parse/createUser.ts等)。Kaachanの閾値・エスカレーションはlogicと同方針。共通化は許容し肥大化のみ検知する。

AIとFWとアーキテクチャの関係について

SlimeおよびKaachanはFW側からAIを呼び出す設計をしないという方針です。理由は2つ。

1. 関係が逆転している
現在ユーザーランドで起きていることを見れば、AIがFWを使う側。開発者がAIに「このコードをSlimeのLv6構造に直して」と頼む、というのが自然な流れです。FWがAIを呼び出すということは、この関係を逆にすることを意味します。

2. 二重になり工数対効果が疑問
ユーザーはすでに「AIに相談しながらFWを使う」という形でAIを活用しています。FW側でもAIを呼び出すとなると、同じ判断をAIが二重に行う構造になります。ドメインの切り出し判断のようにビジネス知識が必要な領域は、ユーザー側のAIに委ねれば十分であり、FW側で抱え込む必要はないかなと。

KaachanができることはあくまでもAST解析・静的解析の範囲に留め、「AIに相談するタイミングを知らせる(肥大化検知→hint)」という間接的な役割に徹する。

ただ逆方向、すなわちFWがAIの入力として機能するための出力は積極的に提供すべきだと考えています。具体的には、現在のアーキテクチャレベルに応じた rulesファイル.cursor/rulesCLAUDE.md等のAIコーディングアシスタント向け制約定義)や skillsファイル(AIがSlimeのコマンドや構造を理解するためのコンテキスト定義)の出力機能はあってしかるべきだと思います。

slime export:rules   # 現在のLvに応じたrulesファイルを生成(.cursor/rules・CLAUDE.md等)
slime export:skills  # AI向けのSlime構造・コマンドのコンテキストを生成
slime export:schema  # parse.tsの型定義からフロントエンド向け型・バリデーションスキーマを生成
slime export:openapi # route定義とparseスキーマからOpenAPI 3.x specを生成
slime level:next     # 次のLvのディレクトリ構造を確認(Lv移行の準備に)

これにより「AIがFWを使う」という本来の関係を強化できる。FW→AIではなく、FWがAIの文脈を整備するという役割分担。

フロントエンドの扱い方針

アーキテクチャ視点:出力境界の対称性

Slimeのアーキテクチャはすでに**入力境界(Parse層)**を明示しているが、出力境界は今まで暗黙のままだった。フロントエンドとの関係を整理するにあたり、出力境界も明示する。

[HTTP req] → Parse(入力境界) → Workflow → Response(出力境界) → [HTTP res]

Workflowが返すのは純粋なデータであり、どのフォーマットで返すかはResponse層の仕事。Laravelの response()->json() / response()->download() / view() と同じ発想で、以下が並列で扱える:

route.get('/users',         json(GetUsersWorkflow))       // JSON(REST API)
route.get('/report/export', stream(ExportReportWorkflow)) // ファイルダウンロード
route.get('/og/:id',        html(OgImageWorkflow))        // 静的HTML
route.get('/feed',          sse(NotificationWorkflow))    // Server-Sent Events(サーバープッシュ)
route.ws('/chat',           ws(ChatWorkflow))             // WebSocket

Workflow/Logic/Store/Portの層は一切変わらない。変わるのはRoute定義のResponse形式だけ。 これはParse層が「HTTPから来たかバッチから来たかをWorkflowに知らせない」のと対称的な設計だ。

FW視点:フロントエンドはSlimeの外

SlimeはフロントエンドFWの選定・実装に関与しない。フロントエンドとの接点は以下の2コマンドに限定する:

slime export:schema  # parse.tsの型定義からフロントエンド向け型・Zodスキーマを生成
slime export:openapi # OpenAPI 3.x specを生成(外部チーム・外部クライアント向け)

これにより「バックエンドのparse.tsを変えたらフロントのビルドが落ちる」という型安全の保証はSlimeが担いつつ、フロントエンドFWの流行り廃り(Next.js Pages Router vs App Router等)からSlime本体を守れる。

Next.jsとの関係について補足

Next.jsのApp RouterはRSC(React Server Components)という仕組みを使い、サーバーとクライアントの間でHTTP streamingによるコンポーネントツリーの送受信を行う。「WebSocketで密接にやりとりしている」ように見えるが、プロダクション環境のメカニズムはあくまでHTTP streamingとHTTP POST(Server Actions)であり、WebSocketではない(WebSocketが使われるのは開発時のHMRのみ)。

Next.jsの「サーバーとクライアントの境界が曖昧になる」設計はSlimeのアーキテクチャと相性が悪いため、SlimeはNext.jsと疎結合なAPIサーバーとして関わるのが自然な姿だ。SSR/RSCとの密結合が必要な場面は @slime/adapter-nextjs 等のプラグインで対応する方針とし、コア本体には取り込まない。

rulesファイルによるドメイン分割問題、マイグレーション問題への間接介入

静的解析の限界(ドメインの切り方・マイグレーション)に対し、rulesファイル経由でAIに間接的に介入させる設計。「FWからAIを呼ぶ」のではなく「FWがAIの動く前提条件(rulesファイル)を整備する」構造なので方針と矛盾しない。KaachanのHintと同じ閾値をrulesファイルに含め、「Kaachanが警告→AIが提案」という一貫したメッセージを提供する。フォーマット(.cursor/rulesCLAUDE.md等)対応方針は未定。

‼️【One more thing...】Infra-Slime(構想)

slime eject infra --level N でアーキテクチャレベルに最適なDockerfile/Terraform/CDKを生成する構想。コードのスケールにインフラもスケールする一気通貫の提供が強み。既存のFWにはない「コードのスケールにインフラもスケールする」一気通貫の提供がSlimeならではの強みになりうる。

レベル帯 推奨インフラ構成
Lv 1-3 SQLite + シングルコンテナ(Docker Compose 1つ。VPS 1台で完結)
Lv 4-7 PostgreSQL + Redis + アプリコンテナ(DBとアプリを分離。マネージドDB推奨)
Lv 8+ マネージドDB + キューサービス + サーバーレス/k8s(クラウドネイティブ構成)

各クラウドは @slime/infra-aws 等のプラグイン提供予定。ただしレベルだけでは最適なインフラは決まらない(Lv3でも100万ユーザーいれば別構成が必要)ため、Lv基準の推薦はあくまでテンプレートの提示に留め、本格的なクラウド最適化は外部エコシステムに委ねる。2026年2月にAWSが公開したdeploy-on-awsプラグインは、コードベースを解析してAWSサービス推薦・CDK生成を行う機能を持ち、SlimeがLevelとメトリクスのコンテキストを出力(slime export:infra-context)することで連携できる。

gemini-3-pro-previewが突然言い出した発想で、Claude 4.6 Sonnetも衝撃を受けました。(他人事)

執筆者の背景

アーキテクチャ編

補足事項

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