この記事は TROCCO&COMETA Advent Calendar 2025 の18日目の記事です。
こんにちは、TROCCOの開発をしている u110 です。
接続情報の管理をより安全で効率的に行えるよう、
「接続情報の利用元可視化機能」をリリースいたしました。
開発背景
TROCCOをご利用いただく中で、接続情報の管理に関する課題があります。
「この接続情報、削除しても大丈夫?」
使われなくなった接続情報を整理したいけれど、どの転送設定やワークフローで使われているか分からない。 万が一、稼働中の処理で使われていたら...と思うと、なかなか手が出せない。
こういった課題を解決するために、接続情報の利用元を一目で確認できる機能を開発しました。
機能概要
接続情報がどの転送設定やワークフローなどで使用されているかを一目で確認できる機能です。これまで接続情報を変更・削除する際に「どこで使われているか分からない」という課題がありましたが、この機能により依存関係を簡単に把握できるようになりました。
表示例: 一覧ページ全体
- 各接続情報ごとに「利用されているリソース」というボタンが追加されています。
- 同じタイミングで転送設定やワークフローの一覧ページと同様に、接続情報一覧ページにも検索フォームができました。
表示例: 利用されているリソースの展開
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利用されているリソースを押すと、関連する機能毎に利用元の情報を参照できます。
この接続情報は、TROCCOの検証環境のとある接続情報になりますが、QAチームが検証で利用している接続情報がなんと2万件を超える転送設定や他の機能と紐づいていることがわかりました!
確認できる利用元の種類
利用元可視化機能では、以下の種類の利用元を確認できます:
- 転送設定
- データマート定義
- マネージド転送設定
- CDCデータ転送
- ワークフロー:
- データチェック
- カスタムループ実行のクエリ機能
- HTTPタスク
- Tableauタスク
- dbt連携
- SSMを利用する接続情報
列挙すると、接続情報がTROCCOの多くの機能と密接に紐づいていることがわかります。
推したいポイント:権限の壁を超えた可視化
TROCCOには強力な権限管理(リソースグループ)がありますが、これまでは 「権限がない=存在が見えない」ため、全体の影響把握が困難でした。
本機能は、権限外の設定であっても「設定名」と「作成者」が表示されます。 これにより、「誰が使っているか分からないから消せない」という状況を防ぎ、スムーズに担当者へ確認を入れられるようになりました。
- 上のスクショでは、利用元のデータマート定義が3件表示され、作成者を特定できるようになりました。
まとめ
接続情報利用元可視化機能により、以下のことが可能になりました:
- 接続情報の依存関係を一目で把握
- 安全な削除・変更のための影響範囲確認
- 監査対応・棚卸し作業の効率化
今後もTROCCOをより使いやすく、安全にご利用いただけるよう機能改善を続けてまいります。
ご不明な点がございましたら、お気軽にサポートまでお問い合わせください。


