さて、今回はFileMakerの「テーマ」で使う、スタイルの命名規則についてです。
今まで提供してきたテーマの記事
テーマということに関しては、今までも記事を書いてきました。
しかし、命名規則については触れていなかったな、と思います。
以前のAdventCalendarでは、テーマとスタイルに関する記事も投稿していただきました。
こちらの命名規則については、私もとても参考になりました!
公式からのテーマとスタイルに関する情報
公式からは、以下のようなテーマとスタイルについての記事があります。
FileMaker Pro のスタイルとテーマの紹介
また、Youtubeには「FileMakerの自習室」というチャンネルがありますので、こちらでもテーマとスタイルについていくつか挙がっています。
Claris FileMaker ガイドブック 基礎編では、「第8章 レイアウトデザインツール 8.4 画面のデザイン」で紹介されています。
基礎編では「こうやって使うんだよ」的な紹介です。
ガイドブックには応用編もあるのですが、残念ながらテーマに関する扱いは基礎編のみになります。
では私はどうつけているのか?
私も紆余曲折で迷い迷って迷子になりながら最近のスタイルの命名規則は以下のような付け方をしています。
<システム略称> | <ページ / パート> | <フィールド / オブジェクトの種類> | <入力か表示かなど>
全てではないですが、それぞれのパートでどのように設定しているか、以下で紹介します。
システム略称
Appファイルが〇〇販売管理や会社名のことが多いと思います。
この、Appファイルの略称を採用します。
例えば、App名としてABC販売管理、略称としてABCとします。
ページ / パートの種類
ページ(レイアウト)の種類は、以下のように分類しています。
案件によっては、増減がありますが、定番で使うのは以下が多いです。
| ページ / パートの種類 | どんなページ / パート? |
|---|---|
| メイン | メインメニュー |
| リスト | 一覧画面 |
| 詳細 | 一覧画面から遷移する詳細画面 |
| 検索 | レイアウトに配置している検索条件などの部分 |
| ヘッダ | レイアウトに配置しているヘッダ |
| ボディ | レイアウトに配置しているボディ |
| フッタ | レイアウトに配置しているフッタ |
フィールド / オブジェクトの種類
| フィールド / オブジェクトの種類 | どんな設定 |
|---|---|
| テキスト | テキストフィールドを設定するとき |
| 数値 | 数値フィールドを設定するとき |
| 日付 | 日付フィールドを設定するとき |
| ドロップダウンリスト | ドロップダウンリストを当てるとき |
| チェックボックス | チェックボックスを当てるとき |
入力か表示かなど
| 内容 | 補足 |
|---|---|
| 入力 | 入力の設定をするとき |
| 表示 | 表示のみの設定をするとき |
| 下線有 | 下線をつけるとき |
| 枠有 | オブジェクトの四隅を線で囲むとき |
| 左 | オブジェクトを左寄せするとき |
| 中央 | オブジェクトを中央寄せするとき |
| 右 | オブジェクトを右寄せするとき |
| 注意書き | 注意書きを載せるとき |
サンプル
例えば、App名としてABC販売管理、略称としてABCの場合でスタイル名の構築を表現してみます。
| システム略称 | ページ / パート | フィールド / オブジェクト | 入力か表示かなど | スタイル名 |
|---|---|---|---|---|
| ABC | リスト(一覧) | テキスト | 表示 | ABC | リスト | テキスト | 表示 |
| ABC | リスト(一覧) | テキスト | 入力 | ABC | リスト | テキスト | 入力 |
| ABC | リスト(一覧) | 数値 | 表示 | ABC | リスト | 数値 | 表示 |
| ABC | 詳細 | テキスト | 表示 | ABC | 詳細 | テキスト | 表示 |
| ABC | 検索 | テキスト | 入力 | ABC | 検索 | テキスト | 表示 |
それぞれのスタイル名で文字の大きさやフォントが違う場合は、スタイル名の最後に付加します。
例えば、以下のような感じです。
ABC | 詳細 | テキスト | 表示 | 小
ABC | 詳細 | テキスト | 表示 | 中
ABC | 詳細 | テキスト | 表示 | 大
なぜこのような形になったか
FileMakerでシステムを構築する際には、フルカスタマイズオーダーでシステムを作ることが多いです。
その時に、画面(レイアウト)設計として、以下のような構成で作ることが多いです。
・メニュー
・一覧
・詳細
そして、一覧の中には検索を含めるなど、ある程度型が決まってきます。
そうすると、スタイル名にスタイルの詳細を付加するよりも、「どこで」「どんな時」に使うのかということを基準に決めていった方が、迷わず統一的な画面のスタイルが出来上がるということに気づきました。
なぜシステム略称を付けるのか
最初は付けていなかったのですが、スタイルの一覧はスタイル名でソートされます。
デフォルトで設定してあるスタイル名もそのまま残したりするので、システム略称を付けてスタイル一覧で探しやすいようにしています。
英語で付けないんですか?
私は付けません。
構築するほとんどのシステムは日本国内で使用され、日本人がメンテナンスすることがほとんどだと思いますので、日本語で付けています。
また、英語にすると意外とスタイル名が長くなってしまって、スタイル一覧に表示しきれなくて探しづらいと感じます。
今後英語圏のレイアウトも作成して日本以外でメンテナンスすることがある事例が発生した際には、日本語ではなく英語で付けていくことでしょう。
でも、今は日本語で!
皆さんはどう付けていますか?
開発会社や現場などでそれぞれ命名規約があると思います。
開発する人、メンテナンスする人が一目パッとみてわかりやすい名前で運用するのが一番だと思います。