iOSでは「キーチェーン」、Windowsだと「パスワードを資格情報マネージャー」と言われる、いわゆるFaceIDやTouchIDなどでログインする仕組み、FileMakerでも使えますが、みなさん使っていますか?
FileMakerバージョン
意外とTouchIDが標準で装備されたのは、バージョン15のときなので、顔をかざして、とか指紋認証でFileMakerファイルにログインするのは15以上、となります。
アカウント管理
管理>セキュリティでアカウントを追加して、アカウントを追加します。
独自にログイン管理をしている(セキュリティのアカウントを使って管理していない)場合は、今回のキーチェーン動作の対象外です。
ファイルの設定
ファイルオプションで、以下のように設定します。
「次のアカウントを使用してログイン」のチェックを外し、
「保存されている視覚情報による認証を許可」にチェックをします。
これが、キーチェーンを使用する、ということになります。
開いてみる
では、アカウントを設定したファイルをFileMaker Goで開いてみましょう。
最初は、こんな「FaceIDを使うかどうか」の許可画面が出ます。
許可した後は、いくつファイルを開いてもこの画面は出ません。
アカウントをキーチェーンに登録するため、最初はログイン画面が出てきます。
ここでサインインしたアカウント情報がキーチェーンに登録されます。
次回からは、おなじみの顔が出てきて、該当ファイルへのログイン、最初のレイアウトの表示、という流れになります。
ログインでキーパットを見せない
タブレット端末でログイン動作をする際は、どうしてもアカウント情報を入れるためにキーパットが出てきて、他の人に入力している手元を見られる可能性があります。
こうした漏洩を防ぐという目的で、キーチェーンを活用するのもいいかもしれません。
(いくら毎回入力しなくてもいいとなっても、本当にアカウント情報を忘れてはいけませんよ!)