FileMaker GoのみのスクリプトステップにAVPlayer関連があるわけですが、これが割と面白く使えます。
今回は、AVPlayer 再生で実現する、インライン外部接続です。
難しく聞こえますが、要は、SNSでリンクをクリックすると、SNS内で再生されるアレです。
FileMaker バージョン
AV関連のスクリプトステップはバージョン14からの提供です。
14以降で実装してみてください。
そして、これはFileMaker Goのみで動きます。
AVPlayer関連スクリプトステップはFileMaker ProやWeb Directでは動きませんので、ぜひiPhoneやiPadで動かしてみてください。
単純なテストで動きを見てみる
まずは、こちらをスッと。
何が起こっているかというと、ボタンを押すと、指示されたリンク先のURLをFileMaker Go内で表示(再生)しています。 ![スクリーンショット 2020-12-12 15.58.04.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/60538/54963c9f-860a-836d-98da-b656a9c67a6b.png) たったこれだけです。 AVPlayer再生ステップは、オブジェクトフィールドに入れた動画を再生するのに使ったりしますが、URLを指定することでFileMakerに保存したオブジェクト(動画や画像)以外も再生できます。こんなサンプルや。。。#FileMaker #FileMakerGo pic.twitter.com/1H257V8YL6
— Guppy Web Service (@GuppyWebService) December 12, 2020
この動きを応用することで、簡易的にFileMaker Go内のチャットルームでリンク先を外部のアプリを立ち上げることなく表示(再生)できます。
FileMaker Goにチャットルームを作る
では、早速チャットルームを作ってみましょう。
ここではチャットの内容として投稿者の情報とメッセージ、URLを表示するように設計しています。
この動きは、こんな感じです。
こんなサンプル作ってました。#FileMaker #FileMakerGo pic.twitter.com/3kJiWnVxkU
— Guppy Web Service (@GuppyWebService) December 12, 2020
なんとなく、SNSっぽくなってきましたね。
ログインしている投稿者を右側にアイコン表示すれば、もっとそれぽくなりますね。
注意点
このAVPlayer関連は先に書いたようにFileMaker Goでしか動きません。
もし、チャットルームなど動きをPCなどでも再現したい場合は、スクリプトの中で稼働しているシステムを判定してスイッチする必要があります。
先ほどのスクリプトにスイッチを加えると、以下のようになります。
FileMaker GoはiOSで動くので、システムプラットフォームは、3(iOS)の場合はAVPlayerを、それ以外の場合はURLをブラウザで開くようにします。
この辺もTwitterなどのSNSと同じ動きですね。
ということで、社内チャットルームや社内取扱説明アプリなどに使えるTipsでした。