はじめに
Oracle 社が提供するクラウドサービスである Oracle Cloud Infrastructure ( OCI ) を勉強するために、Oracle Cloud Free Tier ( 無料アカウント ) に登録しました!
本記事では登録から初回ログインまでを記事にしていきます。
Oracle Cloud Free Tier とは
OCI の無料アカウントです。
AWS で言うところの、2025年7月に新設された無料アカウントと同じ考え方です。
Free Tier の定義は以下の通りです。
最大30日間有効である$ 300のクラウド・クレジットが提供されます。これらのクレジットは、適格なOracle Cloud Infrastructureサービスで使用できます。
つまり対象のサービスを $ 300 分無料で使えるということになります。
対象サービスは以下のサイトにて TRIAL と記載されているものです。
Free Tier が終了したら
有料アカウント (Pay As You Go) にアップグレードする必要があります。
AWS の場合は自動的に閉鎖されますが、OCI の場合はアクティブなままです。
トライアルが終了しても、アカウントはアクティブなままです
有料アカウントにしたからと言ってコストが発生するわけではないので安心してください。
AWS と同じく使った分だけ支払う従量課金制です。
無料アカウントのままだと利用制限があるので、基本的にアップグレードすることをオススメします。
この点は別途記事にしようと思います。
Free Tier を登録しよう
では早速登録していきましょう。
- トランザクションエラーがよく発生するそうですが私は以下のパターンで登録できました
- Chrome (シークレットモード)
- 三井住友カード (VISA)
- Gmail
- 氏名 / 住所 など入力項目は全て英語記載
- Customer Type は Individual
- 実は初めて試し時は以下のパターンでトランザクションエラーによりうまくいきませんでした
- Chrome (シークレットモードじゃない)
- 三井住友カード (VISA)
- Gmail
- 氏名 / 住所 など入力項目は全て英語記載
- Customer Type は Individual
- なので番外編(トランザクションエラー)の通りサポートに問い合わせを実施しました
- が、問い合わせしてから丸1日経っても返信がこなかったので、上記のうまくいったパターンで再度やったらうまくいきました
まずは以下のサインアップサイトに遷移します。
電子メール検証
アカウント情報を入力し「電子メールの検証」をクリックします。
姓名は英語にしておくと無難です。
登録したメールアドレスに検証メールが届きますので、本文内の「Verify email」をクリックします。
アカウント情報入力
続いてアカウント情報を入力します。
個人利用前提のため「Customer type」は「Individual」とします。
その場合、「役職」のみオプションでそれ以外は必須項目となります。
必須項目の入力が完了すると「続行」ボタンがクリックできるようになるのでクリックします。
住所情報入力
続いて住所情報を入力します。
必須項目の入力が完了すると「続行」ボタンがクリックできるようになるのでクリックします。
クレジットカード登録
続いてクレジットカードを登録します。
「支払い検証方法の追加」をクリックします。
クレジットカード情報を入力し「Finish」をクリックします。
同意のチェックボックスにチェックし「無料トライアルの開始」をクリックします。
- 上記「無料トライアルの開始」をクリックした後、以下のエラーが発生した場合は、番外編(トランザクションエラー)を参考に素直にサポートに問い合わせしましょう
その後、以下のメールを受信したらアカウントが払い出されたことになります。
メール内の「Sign In」のリンクを踏むとログイン画面に遷移します。
初回ログインしてみよう
では実際にログインしてみましょう。
先ほどの手順で受信したメール内の「Sign In」をクリックします。
するとログイン画面が表示されますので、登録したユーザー名とパスワードを入力して「サイン・イン」をクリックします。
OCI はデフォルトで MFA の登録を強制していますので ( 後から強制しないようにすることも可能 )、「セキュアな検証の有効化」をクリックします。
方法は 2 つから選択可能ですが、手軽さから私はモバイル・アプリを選択しました。
対応アプリは「Oracle Mobile Authenticator」なので、ご自身のスマホにインストールし、ブラウザ上の QR コードを読み込んでください。
読み込みが完了すると完了ボタンが表示されるのでクリックします。
そして無事、Sign Up 時に選択したホームリージョンのコンソールが表示されます。
おわりに
本記事では、Oracle Cloud Free Tier についてと、登録から初回ログインまでを記事にしました。
昨今ではマルチクラウド化が進んでいることもあるので、この機会に OCI に触れてみてはいかがでしょうか。
🌟この記事が誰かの役に立てば幸いです!
また、ご質問やフィードバックもお待ちしています。
番外編(トランザクションエラー)
クレジットカード登録の際にトランザクションエラーとなった方向けに記載します。
エラーの度に約30分以上空けないと再試行できないので、もし詰まったら素直にサポートに問い合わせしましょう。
サポートに連絡
まず「Oracleカスタマ・サービスに連絡」をクリックします。
各種項目を入力します。全て英語です。
文章は以下の通りです。(これが正解ではありませんので参考程度で見てください)
最終行の [Your Name] のところはご自身の名前に変えてください。
入力後「Submit」をクリックします。
Oracle Cloud Support Team,
An error occurred while creating my Oracle Cloud Infrastructure account.
The error message displayed is as follows:
An error occurred while processing the transaction.
I cannot complete the sign-up. Common causes for this error include:
a) Entering incomplete or inaccurate information
b) Intentional or unintentional concealment of location or identity
c) Attempting to create multiple accounts
We have confirmed the following:
1. All information provided during the registration process is accurate and complete.
2. We have not used any VPNs or location spoofing tools.
3. We have not attempted to create multiple accounts.
To complete the account creation process,
we kindly request your assistance and guidance on the next steps. We sincerely appreciate your attention and consideration regarding this matter.
Best regards,
[Your Name]
その後は適宜やり取りしていきましょう。
参考資料
リファレンス
- Oracle Cloud Free Tier - OCI
- Oracle Cloud Infrastructure Free Tier - Oracle Cloud Infrastructureドキュメント
- グローバルサービス - AWS 障害分離境界 AWS ホワイトペーパー