はじめに
本記事では OCI Cloud Guard Instance Security についてまとめていきます。
概要
OCI Cloud Guard Instance Security とは
コンピュートインスタンス及びオンプレミスサーバーのOS内挙動を監視する CSPM 機能 です。
構成としては、サーバー内で稼働する Oracle Cloud Agent (Cloud Guard Workload Protection Plugin) がサーバー内の情報を取集し、Cloud Guard の インスタンスセキュリティディテクタレシピ にて検出します。
つまり本機能を使用するには、以下2つが必要となります。
- 対象サーバーにて
Oracle Cloud Agent (Cloud Guard Workload Protection Plugin)を稼働させること (WLPエージェントでもOK) - Cloud Guard のターゲットに
インスタンスセキュリティディテクタレシピを紐づけること
厳密には以下2つも必要です
- IAMポリシーによる権限の付与
-
Oracle Cloud Agent (Cloud Guard Workload Protection Plugin)からOracle Services Networkへの疎通性
※ Cloud Guard については以下記事を参照してみてください
インスタンスセキュリティディテクタレシピについて
レシピには Standard(無償) と Enterprise(有償) の2種類があります。
レシピ内のディテクタルールは以下の通りです。
上図の #1 #2 のルールに関しては、OCI Vulnerability Scanning Service (VSS) が提供している機能と重複しています。
ただし、脆弱性検知ルールに関しては Windows 未対応であることと、Linuxに関しては以下注意点があるため、必ずしも VSS の代替となるわけではありません。
インスタンスセキュリティディテクタレシピの料金について
料金は以下の通りです。Enterprise はノード数に比例してコストがかかります。

インスタンスセキュリティディテクタレシピの制限について
Standard の場合は、対象ノード数とクエリ数に制限があります。

使用方法(デモ)
検証構成
検証構成図は以下の通りです。
なお、以下リソースは作成済みで進めていきます。
- NWリソース
- コンピュートインスタンス
- Cloud Guard有効化及びターゲット設定
検証では、以下実施していきます。
- インスタンスセキュリティディテクタレシピの動作確認
- 環境コードは以下 GitHub にあげてますので、よかったら覗いてみてください
前提条件の確認
本機能を利用する上で満たしているべき条件は以下の通りです。
- インスタンス内で
Oracle Cloud Agent (Cloud Guard Workload Protection Plugin)が稼働してること -
Oracle Cloud Agent (Cloud Guard Workload Protection Plugin)からOracle Services Networkへの疎通性があること - IAMポリシーにて適切な権限が与えられていること
-
Cloud Guardのターゲットにインスタンスセキュリティディテクタレシピがアタッチされていること
検出結果確認
検出結果を確認します。
Oracle管理の場合、インスタンスセキュリティディテクタレシピ内のディテクタルールは DAILY でチェックするため、ターゲットにアタッチしてから翌日であれば結果が確認できると思います。もちろん変更はできますが、変更する場合は、基本的にカスタムレシピを作成して、そちらをアタッチして適宜修正することをお勧めします。
- 本検証では特に変更を加えておりません
- また、ターゲットにアタッチしてから約3時間後に検出結果が確認できました
まずダッシュボード上で確認ができます。
確認タイミングが早かったのか、リスクスコアには反映されていませんでした。

続いて問題として挙がった内容を見てみます。
Oracle Linux インスタンスは脆弱性が、Windows Server インスタンスはオープンポートが確認できます。

脆弱性の中身としては、リスクレベルに応じて検出されたCVEが一覧化されています。

オープンポートに関しては、インスタンス内で稼働しているプロセスがどのポートでListenしているかが検出されています。

おわりに
本記事では OCI Cloud Guard Instance Security についてまとめました。
Cloud Guard で OS内も含めた CSPM を実現できるのは非常に便利であると思いますが、本機能だけでの網羅は現状厳しいということで、OCI Vulnerability Scanning Service もセットでクラウド環境のセキュリティを強化していくのがベストであると思います。
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また、ご質問やフィードバックもお待ちしています。
参考資料
リファレンス
- 新機能 – クラウド・ガード・インスタンス・セキュリティ
- インスタンス・セキュリティ - Oracle Cloud Infrastructureドキュメント
- ディテクタ・レシピ・リファレンス - Oracle Cloud Infrastructureドキュメント










