はじめに
Oracle Analytics Cloud(OAC)では、REST APIをソースとしてデータセットを作成することができます。
この機能を使って、Qiitaに投稿した自分の記事の一覧を取得してみようと思います。
1. 事前準備
こちらのページで個人用アクセストークンを取得しておく必要があります。
発行されたトークンは、OACで接続を作成する際に必要となります。
2. 接続の作成
OACにログインし、接続を作成します。

「REST API」をクリックします。

任意の接続名を入力し、「RESTベースURL」に「https://qiita.com」と入力します。
続いて、「エンドポイントの追加」をクリックします。

次のようにエンドポイントを修正します。
| 名前 | 相対URL |
|---|---|
| Items | /api/v2/items?page=1&per_page=100&query=user%3A<ユーザID> |
※<ユーザ名>を自分のQiitaユーザIDに置き換えてください。
さらに、次のように認証情報を設定します。
| 設定 | 値 |
|---|---|
| 認証 | HttpHeader |
| 認証ヘッダー | Authorization |
| セキュリティ・トークン | Bearer <Access Token> |
※<Access Token>をQiitaに発行してもらったアクセストークンに置き換えてください。
「保存」します。

すべて問題なければ、接続が保存されます。
取得するデータを作成日でフィルタしたい場合は、このような相対URLにします。
※特定のユーザが2023/6/1以降に作成した記事
/api/v2/items?page=1&per_page=100&query=created%3A%3E2023-5-31+user%3A<ユーザID>
pageの初期値は1、pageの最大値は100です。また、per_pageの初期値は20、per_pageの最大値は100です。
複数ページを繰り返し取得はできないため、取得する記事が100件以内になるように条件を工夫してください。
3. データセットとワークブックの作成
作成した接続を使用してデータセットを作成します。

「スキーマ」「AUTOREST」を展開し、「ITEMS」をドラッグ&ドロップします。

データセットを保存します。


作成したデータセットを使用してワークブックを作成します。
タイトル毎のビューカウント数でグラフ化してみました。

参考情報
QiitaのAPIについては、こちらに詳しく記載されています。