1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

Oracle Analytics Cloud:クリックしたデータをダッシュボードに引き渡す

Posted at

はじめに

Oracle Analytics Cloud(OAC)は、

  • エンタープライズBI
  • セルフサービスBI
  • 拡張分析

の3つを機能の柱としています。
従来のオンプレミスBIツールであるOracle Business Intelligence Enterprise Edition(BIEE)の流れを汲むのが、「エンタープライズ分析」機能であり、BIEEで作成したダッシュボードをOACに移行することもできます。

やりたいこと

  • OACのセルフサービスBI機能で作成したビジュアライゼーションから、従来のエンタープライズBIによるダッシュボードにドリルスルーしたい。
  • その際、クリックした場所のデータを検索条件として引き継ぎたい。

準備

エンタープライズBIのダッシュボードを用意します。
今回は、BIEEから移行したダッシュボードを使います。
ダッシュボードの上部には「ダッシュボード・プロンプト」を配置しており、利用者が対話的に検索条件を変更することができます。
image.png

ビジュアライゼーションの作成

データセットとして、ダッシュボード・プロンプトで使用されているのと同じサブジェクト領域を選択します。
image.png
今回は、ビジュアライゼーションのタイプとして「ドーナツ」を選択してみました。
「チャネルカテゴリ」を右クリックして、ダッシュボードにドリルスルーするように設定します。
image.png

データ・アクションの設定

画面右上の「メニュー」アイコンをクリックし、「データ・アクション」を選択します。
image.png
「名前」に任意の名称を入力します。ここで入力した名称がメニューに表示されます。
「タイプ」は「分析リンク」とします。
アンカー先は、「チャネルカテゴリ」を選択します。
image.png
「ターゲット」の「このワークブック」をクリックし、「カタログから選択」を選びます。
image.png
カタログの中から、ドリルスルー先のダッシュボードを探して「OK」をクリックします。
image.png
遷移先のダッシュボード・ページを指定し、「値を渡す」を「アンカー・データ」とします。
「OK」をクリックします。
image.png

ドリルスルーしてみる

ドーナツの「直販」部分を右クリックするとメニューが表示されます。
データ・アクションの定義で付けた名前がメニューとして表示されるので、クリックします。
image.png
指定したダッシュボードの指定したページが表示され、ダッシュボード・プロンプトに検索条件が自動的に適用されました。
image.png

1
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?