はじめに
OAC(Oracle Analytics Cloud)では、検索条件をフィルターとして定義できます。
フィルターした検索条件をパラメータに格納することをバインドと呼びます。
バインドされたパラメータを介することで、複数のフィルターで値を共有(連動)することができます。
できあがりのサンプル:最初のキャンバス
左に配置したダッシュボード・フィルターで検索条件を変更すると、右の地図がそれに連動します。
この例では、国を「United Kingdom」にフィルターしています。
2つ目のキャンバスに移動すると、最初のキャンバスのダッシュボード・フィルターで選択してあった値が引き継がれています。
別のプロンプトの初期値が「United Kingdom」になっています。
サンプルデータの入手
こちらのチュートリアルを開きます。
※ もちろん、このチュートリアルを実行しても構いません。
world_cities_data.xlsxをダウンロードして、使わせてもらいましょう。
データセットとしてアップロード
「SampleStatesLocationMatch」シートをアップロードします。
ワークブックの作成
このデータセットを使って、新しいワークブックを作成します。
ダッシュボード・フィルターを含むキャンバスを作成
「ビジュアライゼーション」タブに移動し、「ダッシュボード・フィルター」ビジュアライゼーションをキャンバスにドラッグ&ドロップします。
「データ」タブから列を「フィルタ・コントロール」にドラッグ&ドロップ」します。
列「Continet」「Region」「Country」が横に並びました。
縦に並ぶようにして、フィルタ・タイプも変えます。
ダッシュボード・フィルタの「プロパティ」の「一般」タブを開きます。
向きを「縦」に変更します。
次に「フィルタ・コントロール」タブに移動して、それぞれのフィルタ・タイプを変更します。
フィルタ・タイプ「チェック・ボックス/ラジオ・ボタン」のときは、複数選択がオンかオフかでチェック・ボックスかラジオ・ボタンかが決まります。
ダッシュボード・フィルタの右側に「マップ」ビジュアライゼーションを配置します。
「Country」列を「カテゴリ (場所)」に、「Profit」列を「色」にドラッグ&ドロップしました。
さらに、レイヤーオプションから「データ・レイヤーの追加」をクリックします。
「Lat」「Long」列を「カテゴリ (場所)」に、「Sales」列を「色」にドラッグ&ドロップしました。
これで、Profitで国を塗りつぶし、緯度・経度にSalesをマップすることができました。
「プロパティ」「レイヤー」で、緯度経度の円グラフの透明度を少し上げてみました。
フィルターとパラメータのバインド
次に、ダッシュボード・フィルターにパラメータをバインドします。
これにより、ダッシュボード・フィルターで設定した値が、バインドしたパラメータに格納されます。
最初に、キャンバスのダッシュボード・フィルターを選択します。
「プロパティ」の「フィルタ・コントロール」タブに移動して、「選択パラメータ・バインディング」の「なし」をクリックします。
「+パラメータの作成」をクリックします。
列名と同じパラメータが作成されます(この例だと「Country」パラメータ)。
これで、チェックボックスをオンにして選択した国がパラメータにも格納されます。
2つ目のキャンバスを作成
新しいキャンバスを作成し、上部にダッシュボード・フィルター、下部に表を配置しました。
ダッシュボード・フィルターでは「Country」列だけを使用しています。
この段階では、最初のキャンバスに作成したダッシュボード・フィルターとは連動していません。
パラメータを使用してフィルター内容を共有
「パラメータにバインド」をクリックして、作成済みのパラメータを選択します。
これにより、お互いのダッシュボード・フィルターで設定した値がパラメータを仲介として連携することになります。
試しに、アルゼンチンとブラジルを選択して表がフィルタされることを確認します。
キャンバス1に移動してみると、
キャンバス2のダッシュボード・フィルターで選択した値が、こちらのダッシュボード・フィルターにも適用されています。
このように、パラメータを介して複数のダッシュボード・フィルターの間で選択値を共有することができました。

















