少ないユーザー数をバレないようにしよう

はじめに

Railsは、デフォルトだとレコードに連番でidを付けます。

それだと、URLにその連番のidが出力されるため、自分が何番目のユーザーなのか、サービスで何本目の記事を書いたのかなどが露出してしまいます。

ユーザー数のサービスだと人気がないことがバレてしまうことも。。。

そこで、Railsで主キーをuuidにする方法をまとめました。

PostgreSQLの拡張を有効化

以下のRailsコマンドを実行してマイグレーションファイルを作成します。

rails g migration enable_extension_for_uuid

マイグレーションファイルに以下のように記入してください。

20190129024253_enable_extension_for_uuid.rb

class EnableExtensionForUuid < ActiveRecord::Migration[5.2]
  def change
    enable_extension 'pgcrypto' unless extension_enabled?('pgcrypto')
  end
end

初期化処理を追加

アプリケーション起動時にロードされる初期化処理に以下の内容を加えます。

config/initializers/generators.rb

Rails.application.config.generators do |g|
  g.orm :active_record, primary_key_type: :uuid
end

設定内容を読みこませる必要がありますので、ここで必ずRailsを再起動して下さい。

再起動後にマイグレーションコマンドを実行します。

rails db:migrate

以下のような出力があれば成功です。

== 20190129024253 EnableExtensionForUuid: migrating ===========================
-- extension_enabled?("pgcrypto")
   -> 0.0206s
-- enable_extension("pgcrypto")
   -> 0.0771s
== 20190129024253 EnableExtensionForUuid: migrated (0.0981s) ==================

Userモデルを生成する

rails g model User name:string

20190129043612_create_users.rb

class CreateUsers < ActiveRecord::Migration[5.2]
  def change
    create_table :users, id: :uuid do |t|
      t.string :name

      t.timestamps
    end
  end
end

マイグレーション

コンソールからマイグレーションコマンドを実行します。

rails db:migrate

以下のような出力であれば成功です。

== 20190129041857 CreateUsers: migrating ======================================
-- create_table(:users)
   -> 0.0618s
== 20190129041857 CreateUsers: migrated (0.0620s) =============================

確認

Rails consoleで確認します。

Rails c

> User.create
   (0.2ms)  BEGIN
  User Create (7.2ms)  INSERT INTO "users" ("created_at", "updated_at") VALUES ($1, $2) RETURNING "id"  [["created_at", "2019-01-29 04:41:06.181904"], ["updated_at", "2019-01-29 04:41:06.181904"]]
   (2.7ms)  COMMIT
=> #<User id: "f15e0b60-d657-4b20-b5e7-2dacf99609dc", name: nil, created_at: "2019-01-29 04:41:06", updated_at: "2019-01-29 04:41:06">

<User id: "f15e0b60-d657-4b20-b5e7-2dacf99609dc"とあるように、user_idは1ではなく、uuidが付与されています。

他のModelもマイグレーションファイルで同じ記載をすれば実現出来ます。