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slackbotを中継につかって、bottleからjsonの形式でslackに返す。

Last updated at Posted at 2016-10-09

概要

slackで作成したbotにメンションつけて指定の文言で話しかけると
軽量webフレームワークのbottleから話しかけられた文言に紐づいた
情報を返す。返された情報はslackに投稿される。
また、bottleにhttpでアクセスしても同様の情報を取得できるので、
必ずslackを介さなくてもOK。

結果イメージ

イメージその1 アルファベットに応じたJSONを返す。

sample.png

magi_caspにメンションつけて話しかけると、
JSONで情報を返してくれる。
この例では I love [A|B|C|D|E|F|G|H]という条件で
I love の後にA~Hのアルファベットを入力すると、
アルファベットに応じたJSONを返してくれる。

イメージその2 天気を返す

magi_caspにメンションで tenki と話しかけると、
当日と翌日の天気を返してくれる。

これが良い方法なのかについて

分かりません。dockerを少し覚えて、bottleとslackbotを勉強中に
こういう使い方もできるのではと思いついてやりました。

前提

  • dockerを使うのでdockerをホストするサーバがいります。
    ホストOSはcentos7です。
  • コンテナは2ついります。
    • slackbotを動かすコンテナ
    • bottleを動かすコンテナ
  • さくらのクラウドで作ってます。
    石狩リージョンで1core 1GBで1時間7円のプランです。
  • dockerが動くサーバは準備済みとします。
  • slackへのBotsのIntegrationの追加は済んでいる。

準備

cloneする。

以下のコマンドを実行して筆者が作成したgitリポジトリをcloneします。
git clonehttps://github.com/tomokitamaki/slackbotWithbottle.git
 

Dockerfileを使ってイメージを作る

  1. BotsのAPItokenを記載したファイルを作成する。
    cloneした中のslackbot_bottleというフォルダの中の、
    slackbotというフォルダにAPITOKEN.pyというファイルを作る。
    vi APITOKEN.py
    以下のフォーマットでBotsのAPItokenを記載する。
    APIAPI = "APIトークン"
    例)APIAPI = "apitoookennnn"

  2. slackbotが動くコンテナのイメージを作る
    cloneした中のslackbot_bottleというフォルダの中の、slackbotというフォルダの中に、
    build_slackbot_Dockerfile というDockerfieがあるので、
    該当ファイルがあるディレクトリに移動して、以下のようなbuildコマンドで実行する。

    sudo docker build -t slackbot:centos7 build_slackbot_Dockerfile .

    これでimageが出来上がります。以下のコマンドを実行するとイメージができていることを確認できます。

    sudo docker images
      

  3. bottleを動かすコンテナのイメージを作る
    cloneした中のslackbot_bottleというフォルダの中の、bottleというフォルダの中に、
    build_bottle_Dockerfile というDockerfieがあるので、
    該当ファイルがあるディレクトリに移動して、以下のようなbuildコマンドで実行する。

    sudo docker build -t slackbot:centos7 build_bottle_Dockerfile .

    これでimageが出来上がります。以下のコマンドを実行するとイメージができていることを確認できます。

    sudo docker images

イメージからコンテナを起動させる

  1. slackbotのイメージからコンテナを起動させる。
    以下のコマンドで起動する。
    sudo docker run -d --name slackbot slackbot:centos7
  2. bottleのイメージからコンテナを起動させる。
    以下のコマンドで起動する。 
    sudo docker run -d -p 3333:80 --name bottle bottle:centos7
    bottleはport80で待ち受けているのでホストOSのprt3333宛ての通信をコンテナのport80に繋げます。

Botにメンションしてみる。

Botにメンションをつけて tenki と話しかけると、
今日の天気は("曇り"), 明日の天気は("晴時々曇")
と返って来ればOK。

ブラウザで見てみる

http://サーバのIP:3333/tenki/tenki
でアクセスして
今日の天気は("曇り"), 明日の天気は("晴時々曇")
と返ってくるとバッチリ。

おわり

ここまで行うと天気や、単語とアルファベットを紐付けたJSONを返してくれる、
BOTとそれと連携するbottleが使えるようになります。
以下のREADMEもぜひご覧ください。
https://github.com/tomokitamaki/slackbotWithbottle

発展

pluginsフォルダ内のファイルに追記をすれば、返信のバリエーションが増やせますし、
hello_world.py内にpythonのコードを書けばもう少し複雑なこともできます。

TIPS

  • 【つまづき】slackbotのコンテナからbottleのコンテナに通信できないとき。
    pluginsフォルダにあるbotのメンションを定義しているファイル内に記載をした、
    URLがホストOSのグローバルのIP:ポート番号(ex:http://サーバのIP:3333)だとうまくいかなかったので、 IPをホストのグローバルIPではなくてコンテナのローカルIPにするとうまくいきました。
  • bottleのインストール方法
    http://tech.aainc.co.jp/archives/9826 の2. Bottleのインストールの項 からページの最後まで進めてください。
  • slackbotのインストール方法
    http://blog.bitmeister.jp/?p=3892 の Slack Bot環境の構築 の項からPythonでSlackbotを作る(2)まで進めてください。 すごく分かりやすいです。
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