はじめに
Fukuoka.exアドバイザーズ twinbeeことenpedasiと申します。
RustlerはElixirからNIFを通じてRustとの連携を簡単に図れるボイラープレートです。6/22に大き目のアップデートがありました。私が書いてきた記事も影響を受ける内容ですので、記事にしておきます。
型の変更
主要な型で、Nif
プリフィックスがなくなりました。
- Rename NifEncoder/NifDecoder to Encoder/Decoder
- Rename NifTerm to Term
- Rename NifEnv to Env
- Rename NifError to Error
- Rename NifAtom to Atom
- Rename NifBinary to Binary
- Rename NifPid to Pid
- Rename NifListIterator to ListIterator
- Rename NifMapIterator to MapIterator
私の過去記事は、Rustler0.16対応なので全てNifプリフィックスが付いております。今からRustlerをv0.17.1で学習される方はご注意下さい。
|> Elixirから簡単にRustを呼び出せるRustler #1 準備編
|> Elixirから簡単にRustを呼び出せるRustler #2 クレートを使ってみる
|> Elixirから簡単にRustを呼び出せるRustler #3 いろいろな型を呼び出す
|> Elixirから簡単にRustを呼び出せるRustler #4 SHIFT-JIS変換を行う
|> Elixirから簡単にRustを呼び出せるRustler #5 NIFからメッセージを返す
OTP21への対応
Erlang OTP21で動作するようになっています。
おわりに
v0.16時代に、テストコードにはNifプリフィックスがなく、どこで辻褄を合わせているのか不思議でしたが、バージョンアップで型の一括変更を行う布石でした。納得はしましたが、早く知っておきたかったです。