#Magic xpaとは?
Magic xpa Application Platform (以下、Magic xpa)は、ローコード開発ツールといわれる開発ツールのひとつです。言語によるコーディングが不要で、アプリケーションの設計情報(モデル、テーブル、ロジック、画面設計など)をリポジトリに定義することで業務アプリケーションを開発できます。
「Magic xpa」の最新バージョン、「Magic xpa 4.6」のWeb Client機能により、Magic xpaで開発した業務アプリケーションのWeb UI部をAngularプロジェクトとして自動生成できるようになりましたので、その概要ついてご紹介します。
Web Client機能の特長
- Angularを搭載したSPA型のWebアプリケーションを簡単に作成できます
- ローコード開発により、高品質、スピーディーにSPA型のWebアプリケーションを構築できます
- 1クリックだけで、Magic xpaで定義されたリポジトリ情報を元にAngularプロジェクトを自動生成します
- 純粋なJavaScript、HTML5、およびCSS3で構成され、ブラウザから動作します
- Angularの豊富な機能、ライブラリ、HTML5の技術をフル活用できます
###Web Clientを利用するための準備
以下のものを、インストールします
1.Node.js
https://nodejs.org/en/download/
2.Angular CLI(※現在はAngular v8推奨)
コマンドを実行→npm install -g @angular/cli@8.3.25
3.Visual Studio Code
https://code.visualstudio.com/
4.Chromeブラウザ
5.Magic xpa 4.6
###Web Client 開発の大まかな流れ
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Magic xpaでのプログラミング
- Magic xpaの開発環境(IDE)である、Magic xpa Studioで業務アプリケーションを作成します
- ロジックの開発はMagic xpaでローコード開発で行います(各リポジトリを定義)
- Magic xpa Studioの[Webアプリケーションの作成]を利用して画面のレイアウトを生成
- *.css、*.ts、*.html の3ファイルが生成されます
- 生成された画面コントロールとロジックとの紐づきは保持されています
- コントロールの位置、大きさ、色などの設定はここではできません
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外部エディタでの画面完成
- 上記で自動生成されたAngularプロジェクトをベースに画面を編集します
- *.css と *.html を外部エディタで編集(Visual Studio Code 推奨)し、UIデザインを仕上げます
##まとめ
Magic xpaのWeb Client機能により、B to B、B to Cの向けのSPA型のWebアプリケーションを効率よく作成することができます。UIデザインにはAngularの自由さを活かしながら、DB定義やバックエンド処理ロジック、Web UI間のセッション管理や暗号化、などはローコードで高速に開発することができます。