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Cognos Analytics(11.2.4) on Linux & AIX で監視すべきプロセス

Last updated at Posted at 2024-03-07

背景

cognosバージョンアップに伴う下記の更新記事です。

Cognos Analytics で起動してくるプロセスと、その中で監視すべきプロセスを考えてみました。
Cognosとして正式なガイドがあるわけではないので、あくまで個人の検証・調査結果です。

以前と同じプロセス

① /opt/ibm/cognos/analytics/./bin64/./cogbootstrapservice ... runAsDaemon
② /opt/ibm/cognos/analytics/jre/bin/java ... cognosserver
③ /opt/ibm/cognos/analytics/bin64/cgsServer.sh
④ /opt/ibm/cognos/analytics/jre/bin/java ... CGSServer
⑤ /opt/ibm/cognos/analytics/jre/bin/java ... dataset-service
⑥ /opt/ibm/cognos/analytics/bin/BIBusTKServerMain
⑦ /opt/ibm/cognos/analytics/bin/BmtMDProviderMain

認証プロセス

従来のバージョンにも存在していましたが、
LDAPやApacheDSを稼働させた際に起動するプロセスを検証します。
対応するプロセスは下記になります。

⑧ /opt/IBM/cognos/analytics/bin64/CAM_LPSvr

親プロセスは、
② /opt/ibm/cognos/analytics/jre/bin/java ... cognosserver です。

認証プロセス障害検証

⑧はkillしても自動で立ち上がってきません。
レポートの実行をスケジュールで設定し(キャプチャは1分毎の実行で設定)、ログを確認します。

実行時間が1秒だけ、スケジュールより遅れているログが2件あります。
この実行の前に、⑧をkillしているので、実行自体は正常に終了したことがわかります。

image.png

新たに追加されたプロセス

⑨ /opt/ibm/cognos/analytics/jre/bin/java... -Dspark.master=local[*]
  Dspark.sql.warehouse... flint.server.FlintServerApp

親プロセスは⑤dataset-serviceです。
前回記事を踏まえると、プロセスの親子関係はこのようになります。

image.png

プロセス障害時の動作

新たに追加された⑨の動作を検証します。
プロセスを削除した後、自動起動されるか、で監視すべきか判断します。

該当するPIDを確認したのち、topコマンドで実行中のプロセスを見ます。

image.png

PID416(⑧Dspark)をkillします。

数秒後、topコマンドで見ている起動中のPIDから416が消えます。

代わりにCOMMANND:javaのプロセスが立ち上がってきている気がしますが、一応 ps -efで確認します。
すると、Dsparkを含むPIDが新しく立ち上がったものに変わっています。

親である、PID14999 dataset-service がkill されても、自動起動されます。
※⑤がkillされると、②により自動起動されるのは前回記事参照のこと。

結論

⑧ 必要なタイミングで②により自動起動されるため、監視不要。

⑨ 親である⑤により自動起動されるが、何らかの理由で自動起動できない場合に、レポート実行に支障が出るため監視する事が望ましい。

おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございました。
ご指摘等ありましたら、コメントいただけますと幸いです..!

以上、新しく増えたプロセスの検証でした。

検証環境: OS: Red Hat Enterprise Linux Server release 7.5 (Maipo)
      Cognos-version:  11.2.4 FP2

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