個人的備忘録として。
【目的】
VScodeにてUbuntu 24.04 LTSの新規ディストリビューションを作成し、開発環境としたい
【環境】
Windows11
WSL2
Ubuntu 24.04 LTS
目次
1. Ubuntuの取得
2. WSLにインポート
3. 初期設定
1. Ubuntu 24.04 LTSのルートファイルシステムを取得する
以下のリンクから使用したいバージョンのものを取得する。
https://cloud-images.ubuntu.com/releases/
今回は24.04 LTSを使用したいので以下のリンクからubuntu-24.04-server-cloudimg-amd64-root.tar.xz
をダウンロードした。
どのバージョンであってもroot.tar
をダウンロードすれば問題はないはず。
https://cloud-images.ubuntu.com/releases/24.04/release/
2. WSLに新規ディストリビューションとしてインポートする
コマンドプロンプトにて以下のコマンドを叩き、新しいディストリビューションをインポートする。
$ wsl --import <ディストリビューション名> <インストール先パス> <インストール元パス> --version 2
1で取得したファイルを使用するならこんな感じ
$ wsl --import Ubuntu2404 C:\WSL\Ubuntu2404 C:\Users\User\Downloads\ubuntu-24.04-server-cloudimg-amd64-root.tar.xz --version 2
$ wsl -l -v
を叩いてディストリビューション名が表示されていたらインストール成功。
3. 初期設定を行う
新規ディストリビューションの作成なら2.までで終了で問題ないが、
いつも以下の初期設定まで行う。
- 必要なパッケージのアップデート
- ユーザの追加
- ユーザ権限の付与
- デフォルトユーザの設定
以下のコマンドでWSL内に入る
$ wsl -d Ubuntu2404
アップデート & アップグレード
$ apt update
$ apt upgrade
WSLユーザの作成 & ユーザにsudo権限を付与
$ adduser testUser
$ usermod -aG sudo testUser
WSLのデフォルトユーザの設定
$ sudo vi /etc/wsl.conf
以下を記入して保存
[user]
default=testUser
WSLから抜ける
$ exit
WSLをシャットダウン
$ wsl --shutdown
4. 初期設定の確認
$ wsl -d Ubuntu2404
WSLに入ってユーザを確認する。
$ whoami
を叩いて、設定したデフォルトユーザが返ってきたらOK
$ whoami
> testUser
以上。