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WSLにて新規ディストリビューションを作成する

Last updated at Posted at 2024-10-26

個人的備忘録として。

【目的】
VScodeにてUbuntu 24.04 LTSの新規ディストリビューションを作成し、開発環境としたい

【環境】
Windows11
WSL2
Ubuntu 24.04 LTS

目次

1. Ubuntuの取得
2. WSLにインポート
3. 初期設定


1. Ubuntu 24.04 LTSのルートファイルシステムを取得する

以下のリンクから使用したいバージョンのものを取得する。
https://cloud-images.ubuntu.com/releases/

今回は24.04 LTSを使用したいので以下のリンクからubuntu-24.04-server-cloudimg-amd64-root.tar.xzをダウンロードした。
どのバージョンであってもroot.tarをダウンロードすれば問題はないはず。
https://cloud-images.ubuntu.com/releases/24.04/release/

2. WSLに新規ディストリビューションとしてインポートする

コマンドプロンプトにて以下のコマンドを叩き、新しいディストリビューションをインポートする。

$ wsl --import <ディストリビューション名> <インストール先パス> <インストール元パス> --version 2

1で取得したファイルを使用するならこんな感じ

コマンドプロンプト
$ wsl --import Ubuntu2404 C:\WSL\Ubuntu2404 C:\Users\User\Downloads\ubuntu-24.04-server-cloudimg-amd64-root.tar.xz --version 2

$ wsl -l -vを叩いてディストリビューション名が表示されていたらインストール成功。

3. 初期設定を行う

新規ディストリビューションの作成なら2.までで終了で問題ないが、
いつも以下の初期設定まで行う。

  1. 必要なパッケージのアップデート
  2. ユーザの追加
  3. ユーザ権限の付与
  4. デフォルトユーザの設定

以下のコマンドでWSL内に入る

コマンドプロンプト
$ wsl -d Ubuntu2404

アップデート & アップグレード

wsl
$ apt update
$ apt upgrade

WSLユーザの作成 & ユーザにsudo権限を付与

wsl
$ adduser testUser
$ usermod -aG sudo testUser

WSLのデフォルトユーザの設定

wsl
$ sudo vi /etc/wsl.conf

以下を記入して保存

/etc/wsl.conf
[user]
default=testUser

WSLから抜ける

wsl
$ exit

WSLをシャットダウン

コマンドプロンプト
$ wsl --shutdown

4. 初期設定の確認

コマンドプロンプト
$ wsl -d Ubuntu2404

WSLに入ってユーザを確認する。
$ whoamiを叩いて、設定したデフォルトユーザが返ってきたらOK

wsl
$ whoami
> testUser

以上。

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