AWS QuickSightでキャッシュ機能を持たせたい場合
- Amazon QuickSightでダッシュボードや分析のパフォーマンスを向上させ、キャッシュのような仕組みを実現したい場合、主に「SPICE」を活用する。
SPICEの価格について
- 1GBあたり月額約0.25USD(日本円で約40円前後)
- 10GBを超える分は利用量に応じて課金される。
- SPICE容量は手動または自動で追加購入できるが、不要になった容量は自動で解放されないため、不要なデータセット削除や容量解放は手動で行う必要がある。
- 自動購入は、超過した容量は
1時間以内に自動購入される
。即購入されるわけではない。
解放について
QuickSightの管理画面(AWSマネジメントコンソール)にアクセスします。
右上のユーザー名をクリックし、「QuickSightの管理」を選択します。
「SPICE容量」をクリックし、「購入済みで未使用の容量を解放する」ボタンがある。
解放したい容量(すべて or 一部)を選択し、「SPICE容量を解放する」ボタンをクリックにて解放される。
画面
┌───────────────────────────────┐
│ SPICE容量管理 │
│───────────────────────────────│
│ 解放可能な未使用の容量: 5.03GB │
│ [すべてを解放する] [一部を解放する] │
│ │
│ [購入済みで未使用の容量を解放する] │
└───────────────────────────────┘
複数アカウントで1つのQuickSightを利用する場合の想定する問題
- 複数アカウントがあると、どのアカウントが特にSPICEの使用量が多いかがわからない。
グループ機能
- グループはユーザー管理や権限付与を効率化するための機能であり、利用するだけで別途課金されることはない。
- Amazon QuickSightのグループ機能は、複数ユーザーをまとめて管理し、グループ単位でダッシュボードや分析などのアクセス権限を一括で付与・制御できる仕組み。
ダッシュボードや分析を共有するには
- 同じQuickSightアカウント内であれば、ダッシュボードや分析を「共有」ボタンからユーザーやグループ、全ユーザーに簡単に共有できる。