GEAR.indigoとは?
GEAR.indigoは、AIを活用してプロジェクト管理から設計、コード生成、見積もりまで一括で行える次世代ツールです。
実際に試してみたこと
ECサイトアプリを作ってみようとチャレンジ
ECサイトを作成することを目的に、以下の手順でGEAR.indigoを活用しました。
①Chat機能で仕様を記載してデザインデータを作成
仕様を記載すればデザインデータが自動生成されるとのことで、以下のように構成を記載しました。
TOP画面
- サーチ
- お気に入り
- 購入履歴
- ログイン
サーチ
-
リスト
- 商品のリストが出る(表示順などを選べる)
-
ページ
- 数切れ目 → テーブルでロード中が出る(操作できない)
- 数秒後、結果がリストされる。
-
商品から
- 商品の詳細画面
- 購入 → 確認 → 完了
お気に入り
- お気に入りに入れているリスト
- 削除(操作可能)
購入履歴
- 購入の「履歴」あり(テーブル以上)
- ページングあり
ログイン
- ログイン
- 新規登録(新規登録画面に移動)
マルチモーダル対応していなかったため手動入力で上記を入れました。
結果:入力した内容からデザインデータが生成され驚き
②Generate Docsで設計ドキュメントを生成
「Generate Docs」 ボタンを押すことで、プロジェクト設計に必要な全てのドキュメントが自動生成されました。生成には20クレジットかかりますが、非常に便利でした。クレジットの価格に関して30クレジットで5ドルの記載はありました。
③ドキュメント内容を確認
一部ドキュメント抜粋
④ソースコード生成に挑戦
GitHubと連携し、ソースコードを生成しました。
ただし、README通りには動作せず、修正が必要でした。
RooCilne+Claudeで粘ったんですが、断念しました。
⑤見積もり機能を活用
工数見積もりボタンを押すと、実装難易度や工数をAIが自動計算し、結果をエクセル形式で出力可能。ベースドキュメントができる点に関して良いと感じました。
見積もり根拠的なところは気になるところですが、手動で基準を変えられるところはいいなと思いました。
ここらへんのドキュメントがしっかりしていてすごい。
良かったポイント
1. 見積もりをAIで自動生成
「工数見積もり」ボタンを押すと、自動的に実装難易度や工数を算出してくれます。また、この結果をWBSやエクセルでエクスポートできるのが非常に便利でした。
2. 豊富なドキュメントエクスポート
要件定義書、見積書、WBSといった複数のドキュメントが簡単にエクスポート可能。資料作成の手間が省けます。
3. 機能要件や非機能要件を効率的に生成
ある程度のインプットで、機能要件や非機能要件を自動的にリスト化してくれます。
4. デザインデータを自動生成
仕様を記載するだけでデザインデータを生成。画面遷移図やUI設計図が出来上がるのは驚きました。
5. ソースコードも生成可能
プロジェクトをGitHubにプッシュしてソースコードを生成する機能があります。設定画面も直感的で、簡単にプロジェクトを開始できます。
改善してほしいポイント
1. インプットがマージされない
インプットに30,000文字の上限があるため、全ての情報を一度に入れるのは難しいです。
分割で入れても、マージされないので30,000文字に収める必要があります。
エクセルとかも今後は入れると嬉しいですが、30,000文字は超えそうです
2. サンプル不足
「プロジェクト概要」など、何を入力すれば良いか分からない箇所が多いです。テンプレートやサンプルがあれば初心者でも使いやすくなると思います。
「Generate Docs」でドキュメント生成する流れであれば意識しないところですが。
3. 生成されたコードが動作しない
生成されたコードは、RooCilneライブラリを利用していましたが、README通りには動作せず、修正に時間がかかりました。結局動かず。
検証結果のまとめ
検証結果
βでこれはすごい!
GEAR.indigoは、ベースの設計ドキュメント作成や見積もり作業の効率化に非常に優れていると感じました。運用面考えるとレビュー機能は必須な気がしました。コード周りはBolt.newやV0の方が優れていると思うので使い分けがいいと思います。
クレジット周りも結構ガンガンなくなるので不用意に「Generate Docs」ボタン押さないように注意しましょう(笑)