結論:独特。だけど使える。
Faust勉強会私的メモを読んでなかなか良さげな感じがしたので、さっそくいじってみました。
お仕事でよく使うnyquistスクリプトがあるのですが、これがVSTプラグインだったらもっと捗るのになあ、と思っていたのです。
今回はそれに 挑戦してみました。
元になるnyquistスクリプト:
(allpass2 (allpass2 (allpass2 (allpass2 s 250 1.5) 700 4.5) 1250 6.3) 1600 15)
中域だけ約2msのディレイがかかるという微妙なエフェクトです。
これをFaustに移します。
FaustLive.appの例からAPFのを持ってきてちょこっと修正。
declare name "APFDelay";
import("maxmsp.lib");
APFSt(F,Q) = APF(_,F,0,Q),APF(_,F,0,Q);
process = APFSt(250,1.5):APFSt(700,4.5):APFSt(1250,6.3):APFSt(1600,15);
- 名前をつけて、
- APFが入ってるライブラリを読み込み、
- ステレオのAPFを作り、
- 決った値で四つ直列でかける
できた!
で、VSTでエクスポートして、と...
動いた!
Audacityでnyquistかけるのとほんのちょっと微妙に違ってるけど、十分です。使える。
確かに文法は独特ですが、グラフにして見せてくれるので、別の意味で分りやすい。
なによりこんなに簡単にVSTプラグインが作れるなんてすごすぎます。