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CCSPになるとどんな良いことがあるのか或いは単なる合格体験記

Last updated at Posted at 2023-01-20

はじめに

SOMPOホールディングスのIT企画部という部署で、クラウドアーキテクトを名乗っており、クラウドCoE(CCoE)のリードをしています。同じ会社のデジタル戦略部(2022年4月からデジタル・データ戦略部)と以前兼務しており、その関係で執筆しています。

私について

  • アラフィフのおっさん、日本在住
  • ユー子2社、保険会社4社を経験(いずれも内資)
  • ずっとITで、それ以外の部署の経験はない
  • この執筆時点はクラウドCoEのリード
  • CCSP受験以前に、複数のIPA高度資格を含めたのIT系資格はいくつか。CISSP / CISA / CISM はQiitaで別に執筆しており、そちらを参照ください

きっかけ

クラウド事業者の認定資格はハイパースケーラー3社(AWS / Azure / Google Cloud)のアーキテクト系の資格は取得済1なものの、ベンダーニュートラルなものでCISSPとおなじ(ISC)2が用意しているCCSPは以前から気になっていたが、英語のみだったので横目で見ていただけ。
2021年から日本語での受験が、2022年8月には日本語の参考書が出たので、そろそろやるか、と腰を上げてみた。

資格を知る

参考書を購入

  • 日本語での認定トレーニングは5日で44万円(例:https://japan.isc2.org/ccsp_training.html )、社命ではなく自費での取得のため、最初から考慮に入れず。
  • さすがに参考書は必要なので、公式ガイドブック「CCSP CBK公式ガイドブック」の日本語版が2022年8月に出版されたため、12月に購入。税込8,800円
  • 問題集は英語版が出ています (Official (ISC)2 CCSP Practice Tests)3が、英語を翻訳する時間がもったいなかったので、購入せず
    • 日本語版が出ていたら購入していたと思う

勉強方法

  • まず試験を予約。1.5か月後に新宿の受験会場を予約し、勉強を開始
  • 参考書の目次を見て、1日あたり目次の2ページ分を消化すれば、予約した試験日に間に合いそうなので、開始。毎日予定通りには進まず、12日で全ページを消化。わからない語句や概念は面倒でもノートに書き出し。ノートはA4の大学ノートで1冊ほぼ使い切る。
  • 以上です。(これでは参考にならないか)

試験

  • 西新宿のPearson VUEの会場を選択。
    • 12月に試験を予約したものの、結構空きがなかった。1月はこの日と、もう1日くらいしか予約枠無し
  • 150問を240分で解く
    • CISSP試験はもっと長く(360分 250問)設問も難しい。それと比較すれば全然楽
      • クラウド事業者の認定試験は問題文が長くて疲れるが、そういうこともなく、シンプルな問いが多い。(択一式がほとんどで、多肢選択式がなかったような)
    • 問題文は日本語と同時に英語表示も可能。ただ、翻訳でいまいちな日本語は見当たらず
    • 見直しは不可能。問題は順番に回答していくしかない。前問には戻れない
    • 120分を使って回答終了、提出。
    • 退出時に受付で渡される紙にて、暫定的な合否は判明
    • 途中休憩は取得可能。トイレ+水分補給が可能(西新宿の会場はウォーターサーバーあり)
    • 身分証明書は2つ必要。パスポート / 運転免許証を持参
  • 難度は、正直なところ拍子抜け(CISSPに比べるとドメインの範囲が狭いこともあり、簡単...)
    • これまで経験を積んでいたなかで、自分のレベルが上がった、ということだと思う

要したコスト

  • 受験料599USD+参考書8,000円(いずれも消費税10%別途)
    • 認定の継続には年会費(AMF:Annual Maintenance Fee)がかかります。125USD/年(非課税)
    • CISSPを持っているため、CCSPによる追加の年会費はなし

良かったこと

自分がいま所属する部署では2人目の認定を受けられ(そうな)ことと、クラウドCoEのメンバーの模範になる(といいな、、、)こと。

良くなかったこと

うーん、この受験料でこの試験の内容だと、ちょっと、、、。CISSPほどの価値は感じなかったです。受験だけで9万円かかるので、自費ではおすすめしない。

試験合格認定までのタイムライン

  • 試験当日 会場で紙を渡され、暫定的に合格という表示
  • 試験翌日 Eメールで合格の旨が届き、endorse4ができるようになったため、早速申請を済ませると、以下の画面で幾日か待つことに。
    • CISSPを持っている場合、推薦人(endorser)は(ISC)2がやってくれるため、推薦人を探す必要なし。通常は、職務経歴書提出 or 推薦人を探すことになります。職務経歴書は面倒なので可能なら推薦者を探したほうが良いです。
      inprogress.jpg
  • 25日後 ようやく審査が始まった模様
    atodekesu.jpg
  • x日後.... (わかったらら追記します)

公式情報

  1. AWS Certified Solutions Architect – Professional , Microsoft Certified: Azure Solutions Architect Expert , Google Cloud Certified - Professional Cloud Architect

  2. https://www.isc2.org/About/Member-Counts

  3. https://www.isc2.org/Training/Self-Study-Resources#accordion-64c669e893ce4e1ea9eb5ea78312cfec

  4. https://www.isc2.org/endorsement/

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