#はじめに
(ISC)2のCCSPに合格したので、勉強に参考になる点があればと記載してみました。いわゆる○○受けてみたってやつです。
#試験概要
主催：(ISC)2
試験名：CCSP(Certified Cloud Security Professional)
試験時間：180分
問題数：125
合格基準：スケールドスコアで、1000点中700で合格
#私のスペック
仕事：サイバーセキュリティ関連。最近クラウドに関するシステム設計のセキュリティ評価もしており、まさに資格が対象としている人。
保持資格：CISSP,情報処理安全確保支援士
#きっかけ
ISC2のWebinerでCCSPの紹介をしてて、「今年の4月から試験の問題文も日本語になりました」って言ってたのでちょっと興味持った。
とりあえずAmazonでISC2公式参考書「CCSP Certified Cloud Security Professional Official Study Guide (English Edition)」があったのでKindleで購入。
その中のAssessmentTest(30問)をやってみたら、とりあえず９割近く取れたので、これいけんじゃね？と思って、３週間後くらいの土曜に試験日を設定して申込！
（まぁ勢いってやつです）
#試験申込
ピアソンVUE
試験料は$599。実際にはこれに税金が10%来るので$659くらい。
試験会場は東京だと、「ピアソン・プロフェッショナル・センター 東京」「ピアソン・プロフェッショナル・センター 新宿」の２択だった。
・CISSP受けたときは東京の方しかなかった気がするので、日程とりやすくなった感じがする。
・ざっと見てみると平日は結構試験日空いてるけど、土日はあんまり試験日空いてなかった。
・$599は前にCISSPと同じ受験料だなと思ってたら税金が８％→１０％に上がったせいでちょい高。
・$599というのをみて、ざっと6万円くらいかなと思ってたら、税金とかクレジットカード会社レートとかで最終的に7万円を超える請求がきててビビった。
#勉強方法
以下の２つの書籍は、購入するとオンライン問題集が１年間使えるようになるので、ひたすら問題演習。怪しい部分をStudy Guideで調べる感じ。
- (ISC)2 CCSP Certified Cloud Security Professional Official Study Guide (English Edition)
- (ISC)2 CCSP Certified Cloud Security Professional Official Practice Tests (English Edition)
・２冊とも2nd Editionで英語版。kindle版を購入です。
・StudyGuideは、よく検索したりして調べたりするので普段使い慣れているkindle版でよかった。
・PracticeTestsはオンライン問題集ばかりやるのでほとんど開かず。GooglePlayブックスの電子書籍の方が1000円くらい安かったのでそっちにすればよかった。
・PracticeTestsは、「With over 1,000 practice questions,」ってAmazonの説明ページに書いてあったのに、オンライン問題集は９９２問だった。書籍と同じ問題数なはずなので、書籍の方も１０００問ないのではないだろうか。
・そういえば、コンプライアンスの項目がDomain６→２に移動したって聞いたんだけど、2019/12発行のStudyGuideも2020/01発行のPracticeTestsもDomain6のままだったな。試験だとまだ反映されてないのかな。
#試験日変更
３週間後は長いなーと思って、予約変更ボタンを押してみたら、試験予約時には選択できなかった２週間後の日曜が空いてた。ラッキーと思って予約変更ぽちぽち。無事２週間後の試験に前倒し完了。
後から、そういえば試験日変更は$50取られるんだったー。と気づいて焦ったけど、ぽちぽちしている時に決済画面って出てこなかったような・・・。
どうやら新型コロナの影響でリスケポリシーが追加されているみたい。このおかげ（？？）で特に請求はこなかった。（たぶん）
新型コロナの影響でポリシーが適時変わるので最新のをチェックする必要あり。
ISC2の案内
COVID-19 Reschedule Policy: Effective March 18, 2020 – November 1, 2020 there will be no fee to reschedule your exam appointment in advance. You must contact Pearson VUE at least 24 hours prior to your exam appointment to reschedule.
ピアソンVUEの案内
#受験会場
「ピアソン・プロフェッショナル・センター 新宿」
最寄り駅は西新宿なので、前職の時にいつも使ってた駅とあって迷うこともなし。
周辺にはタリーズとかマクドナルド とかサンマルクカフェとかドトールとかとか・・・いろいろあって勉強しながら時間調整もしやすい。特に休日はすごい空いているし。（逆に平日はどこも混んでると思う）
予約した試験開始時間の30分前までにいかないといけないみたいだったので、40分くらい前に到着。
日曜なので、建物（ビル）の正面入り口ではなく右の方に行ってインターフォンで呼び出す。呼び出すときにFaceTimeとかの起動があって躊躇するが、ガンガン進むべし。
(このビルは平日でもエレベーターホールに入るのに、１階で呼び出しが必要だったと思う。)
8階フロアがすべてピアソンVUEで、エレベータホール出るとすぐにピアソンVUE会場になるので迷うことはない。受付前には大量の椅子があるが、私の場合、受付待ちは2人だったので特に密にはならなかった。（だいぶ受け入れ人数を制限しているのかな。）
ちょうど受付でシステムトラブル中のようだったけど、みんな大人しく待っていて、すぐに復旧したようで問題なし。
新型コロナの影響で、マスクの着用やアルコール消毒が設定され、徹底されていた。なにかと静脈認証で本人確認されるが、都度アルコール消毒してから静脈認証装置に手を置くように指示されるので、このあたりは安心して受験できる。
試験時間が3時間なので途中にトイレも可能(試験時間は止まらないけど)とかいろいろ説明を受けたけど、休憩しないので大丈夫と強気の発言をしておく。
試験は、①とりあえず全問とく⇒②マークした問題を見直し⇒③全問を再度見直し作戦で。
しかしながら、③の半分くらい見直したところで猛烈にトイレに行きたくなる・・・時間を見ると残り30分くらいだったのでたぶん大丈夫だろうってことで試験を終了させる。
#試験終了後（合格後）の流れ
| タイミング | 事象 |
|---|---|
| 試験終了直後 | 暫定合格の紙をもらう |
| 試験終了数時間後 | ピアソンVUEの試験申し込みステータスが「合格」に変わる |
| 翌日 | ISC2から合格メール |
| エンドースメント申請(申請完了ステータス)する | |
| ３日後 | エンドースメントのステータスがレビュー開始に変わる |
| ４日後 | ISC2からエンドースメント完了(&AMF支払い依頼※)メール |
| ISC2からウェルカムメール | |
| エンドースメントのステータスも「Congratulations!」に変わる |
※すでにISC2メンバーなので支払いは不要
※正式な合格案内やエンドースメントの時間は私の場合で、その時々の状況で変わる
試験が終わったら、結果が記載された紙（「おめでとうございます！暫定的に合格しました」ってやつ）をもらって帰宅。
（ただしスコア自体は分からないのであの問題の回答はあれでよかったのかなぁとモヤモヤは続くw）
ピアソンVUEのISC２の試験申込状況のステータス欄もテスト終了数時間後には、「予約済み」→「合格」に変わってる。
（このあたりからだんだん実感がわいてくるw）
翌日には、メールで合格したのでエンドースメントやってねっていう案内がISC2から届く。
そして、ウェブでISC2の「Online Endorsement Application」ページに行って、「New Endorsment Apprication」ボタンを押して申請。
（エンドースメントはCISSPの時には面倒だった「Request Endorsment」部分も、すでにCISSP持っているので「NEXT」ボタンを押してねって感じで進んでいく。これは楽。）
これで申請は完了。
申請は完了したけど、まだISC2は受け取ってないってステータスになる。
あとはひたすら待つだけ。(CISSPの時と同じで、4-6週間という案内は出てた。)
エンドースメントの画面をみてると３日後くらいに、ISC2のレビュー開始しましたってステータスになる。
４日後には、ステータスが「Congratulations! Your application has been approved.なんちゃらかんたら～」となっていて、ISC2から2通メールが届いていた。1通がエンドースメント完了したから24時間待った後にAMF払ってねってメールと、ISC2のウェルカムメール。すでにCISSP持っていてISC2メンバーなので、支払いの必要がなく同時にウェルカムメールが届いたものと思われる。
すでにISC2メンバーなのですぐにエンドースメントが終わったのかな。とりあえずこれで無事CISSPとCCSPのダブルホルダー誕生です。
#感想（すべて個人的な感想です）
感想としては、CISSPの考え方を理解していれば、クラウドに関する知識・経験をプラスするだけで合格できるなといった感じ。
CCSPの日本語トレーニングを始まっているようだが、税抜きで40万円とあいかわらずの価格なので個人で受けるのは難しいかな。CISSP（の考え方）持っている人は、今回のようにkindle版買ってクラウド部分の知識補強ぐらいで十分かな。結局、受験料＋StudyGuide(kindle版)+PracticeTests(kindle版)で合計約８万円でCCSP追加できた。（会社の補助はないだろうなぁ・・・・）
新型コロナの影響で、無料で試験日が前倒しできたのはよかった。（本来なら試験日変更は$50とられる）これはタイミングがよかったとしか言えない。でも前倒し変更なら、継続して手数料無料にしてあげてもいいんじゃないって思う。