Ubuntu 18.04には、ターミナル上で使えるテキストエディタとしてviエディタがプリインストールされていますが、vimは手動でインストールする必要があります。Vimについてまとめていきます。
環境
- OS : Ubuntu 18.04 LTS
- Vim : VIM - 2:8.0.1453-1
Vimをインストール
インストールコマンド
sudo apt-get install vim
インストールされたかの確認コマンド
dpkg -l vim
Vimの設定(.vimrc)
ホームディレクトリ直下に.vimrcというVimの設定ファイルを作成します。
この設定をすることで、Vimを格段に使いやすくすることができます。
.vimrc
" setting
" 文字コードをUFT-8に設定
set fenc=utf-8
" バックアップファイルを作らない
set nobackup
" スワップファイルを作らない
set noswapfile
" 編集中のファイルが変更されたら自動で読み直す
set autoread
" バッファが編集中でもその他のファイルを開けるように
set hidden
" 入力中のコマンドをステータスに表示する
set showcmd
" 見た目系
" 行番号を表示
set number
" 現在の行を強調表示
set cursorline
" 現在の行を強調表示(縦)
set cursorcolumn
" 行末の1文字先までカーソルを移動できるように
set virtualedit=onemore
" インデントはスマートインデント
set smartindent
" ビープ音を可視化
set visualbell
" 括弧入力時の対応する括弧を表示
set showmatch
" ステータスラインを常に表示
set laststatus=2
" コマンドラインの補完
set wildmode=list:longest
" 折り返し時に表示行単位での移動できるようにする
nnoremap j gj
nnoremap k gk
" Tab系
" 不可視文字を可視化(タブが「▸-」と表示される)
set list listchars=tab:\▸\-
" Tab文字を半角スペースにする
set expandtab
" 行頭以外のTab文字の表示幅(スペースいくつ分)
set tabstop=2
" 行頭でのTab文字の表示幅
set shiftwidth=2
" 検索系
" 検索文字列が小文字の場合は大文字小文字を区別なく検索する
set ignorecase
" 検索文字列に大文字が含まれている場合は区別して検索する
set smartcase
" 検索文字列入力時に順次対象文字列にヒットさせる
set incsearch
" 検索時に最後まで行ったら最初に戻る
set wrapscan
" 検索語をハイライト表示
set hlsearch
" ESC連打でハイライト解除
nmap <Esc><Esc> :nohlsearch<CR><Esc>
Vimのチュートリアル(vimtutor)
Vimの操作方法は、キーボードのみで操作できるように設計されているため、一般的なテキストエディタと比べて複雑なものになっています。
その特徴的な操作方法を覚えるためのチュートリアルがVimに備えられています。以下のコマンドをターミナルで入力することで、チュートリアルでの学習が可能です。
vimtutor