はじめに
@tsuzuki817です🐸
iOS 16にしてから、実機ビルドをしようとしたら、以下のようなにDeveloper Mode disabled
が表示されて実機ビルドができなかったので調べてみました。(iPadOS,watchOSでもなるらしい)
表示されるアラート
The run destination iPhone is not valid for running the scheme MySwiftApp. iPhone does not have Developer Mode enabled.
解決方法 → デベロッパーモードを有効化する
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設定
アプリを開く - 中間ほどまでスクロールし
プライバシーとセキュリティ
をタップ - さらに最下部までスクロールし、
デベロッパモード
をタップ -
デベロッパーモード
のトグルスイッチをオンにすれば解決
Apple製品向けのアプリを開発する場合、デベロッパーモードでは、アプリ開発に必要な機能を利用できます。デベロッパーモードがオンになっていると、デバイスのセキュリティが低下します。
なかなか怖いことが書いてありますが、オンにしないと実機ビルドができないのでオンにします。
オンにすると、再起動を求められるのでRestart
をタップして再起動します。
起動したら、もう一度XcodeにつなげばDeveloper Mode disabled
が消えて実機ビルドができるようになります。
なぜこの機能が追加されたのか
iOS 16, watchOS 9 で追加されたDeveloper Modeは潜在的に有害なソフトウェアを不用意にデバイスにインストールすることから保護するために追加されたようです。
この機能は App Store
からアプリケーションを購入したり、 TestFlight
チームに参加したりする通常のインストール手法には影響を与えず、以下のような場合に焦点を当てています。
-
Xcode
でBuild and Run
-
Apple Configurator
から.ipa
ファイルをインストール
このときに、開発署名付きソフトウェアをインストールするリスクを認識させ使用者が開発者であることを明示的にするために行なっているそうです。
Developer Mode(デベロッパーモード)を無効にしたい場合
先ほどと同じ手順で Developer Mode
の画面まで行き、開発者モードのトグルスイッチをOFFにすれば良いです。
無効にするときも、有効にするときと同じようにデバイスの再起動が必要になります。
公式の解説
https://developer.apple.com/documentation/xcode/enabling-developer-mode-on-a-device
おわりに
ユーザーをあらゆるセキュリティリスクから守るためにappleが導入した Developer Modeが原因でした。
セキュリティリスクにさらされながら開発する開発者に合掌🙏
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