0.はじめに
NTTデータの鶴ヶ崎です。
公共分野の技術戦略組織に所属しており、普段はクラウド(主にAWS)を用いたシステム構築等を行っています。
先日Cloud Practitioner(CLF-C02)を受験してきました。受験勉強として使用したAWS Cloud Questが、実際にAWSマネジメントコンソール上でのリソース構築を体験でき、受験勉強以上の価値があったと感じました。
そのため、CLF-C02合格やAWS初心者を脱したいと思っている方の参考になればと思い記事にしようと思います。
目次
1.AWS Cloud Questをお勧めする背景
2.AWS Cloud Questとは
3.利用準備
4.利用方法
5.進め方
6.所感
7.有料版について
8.おわりに
参考URL
1.AWS Cloud Questをお勧めする背景
- AWSでリソース構築できるようになりたいが何から始めれば良いかわからない、、、
- 資格勉強してもAWSを自由自在に使いこなせるとは限らない、、、
- 実際にAWSリソース構築してみたいがお金がかかる、、、
- AWS案件に入っているがIaC等によりマネコンを触る機会が少ない、、、
上記のお悩みを解決するのにおすすめなのがAWS Cloud Questです!!
先日CLF-C02を受験しましたが、 Cloud QuestはCLF-C02対策としても有用でした。
2.AWS Cloud Questとは
AWS Cloud Questとは、バーチャル都市を動き回り住民の抱える課題を解決していくことで、実用的なAWSスキルを身につけるためのロールプレイングゲームです。
AWS Cloud Questは3つの特徴があります。
- 無料
※Cloud Practitioner版のみ無料、その他コンテンツは有料 - AWSマネコン上で手を動かしながら学べる
- テーマごとに分かれてるため資格勉強になる
3.利用準備
大きく分けて2ステップで利用準備完了です。
- AWS Builder IDを作成
1-① 以下リンクの「クラウドプラクティショナーを無料で試す」をクリック
1-② 「ENROLL」をクリック
1-③ 「SIGN IN TO AWS SKILL BUILDER」をクリック
1-④ AWS Builder IDの「Create or Sign in」をクリック
※APN(AWS Partner Central)アカウントを持っていれば、APN アカウントにサインインすることでもプレイ可能
2.AWS Cloud Questを起動し、ゲーム内アバター作成
4.利用方法
前述の通り、バーチャル都市を散策し住民の課題を見つけ達成していくストーリーです。
課題は全部で12個、各課題30分ほどで完了しました
例)「S3を使用して静的Webサイトをホストしたい」等
- Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)
- Amazon EC2 Auto Scaling
Networking & Content Delivery
- Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)
- Elastic Load Balancing
Database
- Amazon Relational Database Service (Amazon RDS)
- Amazon DynamoDB
Storage
- Amazon Elastic File System (Amazon EFS)
- Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS)
- Amazon Simple Storage Service (Amazon S3)
Security, Identity, & Compliance
- AWS Identity and Access Management (IAM)
5.進め方
バーチャル都市住民の課題を達成するために、4Stepに分けて学習が進んでいきます
- Learn
- Plan
- Practice
- DIY
Step1 Learn
課題解決で使用する AWS サービスの概要をアーキ図や動画を使用して学習します
Step2 Plan
課題の全体像を把握や解決方法を確認します
Step3 Practice
提供されるハンズオン環境で、示された手順通りに構築を進め課題を解決します
Step4 DIY
Step3で構築したリソースを学習した内容とヒントを頼りに改修します
答え合わせは「Validate」ボタンで実施します
6.所感
ゲーム性
- バーチャル都市を動き回り、住民の抱える課題を解決するゲーム
- ゲームが進むにつれて、解禁されるエリアやペットを飼えるためゲーム要素満載
学習性
- 無料で基本的なAWSサービスを学習できる
- Cloud Practitioner合格レベルの知識が身につく
- Step4で学んだ知識を活用してリソース構築していくため考える力が身につく
7.有料版について
- 月額29USDのAWS Skill Builderに登録することで遊び放題になります
- 技術ごとに分かれているのでSpeciality試験の対策になります
- 日本語対応してない教材があるため、英語を読む必要が有る点は注意です
8.おわりに
CLF-C02合格やAWS初心者を脱したいと思っている方の参考になれば幸いです。
※本ブログに記載した内容は個人の見解であり、所属する会社・組織とは関係ありません。また、誤った情報が含まれる可能性もありますのでご留意ください。