はじめに
今回はObsidianのコミュニティプラグインであるTemplaterを使って、デイリーノート作成時に前日の内容を引き継ぐ方法を紹介します。
Templaterを使うことで、前日のノートをそのままコピーするだけでなく、ノートの一部分だけを抜き出してコピーすることもできます。
今回作成するデイリーノートの内容
今回作成するデイリーノートでは、前日の内容をすべてコピーするのではなく、項目ごとに引き継ぎ方を変えます。
-
## タスク- 見出しを作成
- 前日の内容をそのままコピー
-
## 今日やったこと- 見出しを作成
- 時間・内容の2列の表を作成
-
## ひとこと- 見出しだけ作成し、本文は空にする
完成イメージは以下です。
## タスク
- [ ] 〇〇機能追加
- [ ] 実装
- [ ] A画面
- [ ] B画面
- [ ] リファクタリング
- [ ] 試験
- [ ] 試験書作成
- [ ] 試験実施
## 今日やったこと
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 9:00-10:00 | |
| 10:00-11:00 | |
| 11:00-12:00 | |
| 13:00-14:00 | |
| 14:00-15:00 | |
| 15:00-16:00 | |
| 16:00-17:00 | |
| 17:00-18:00 | |
## ひとこと
Templaterの設定
Templaterの設定です。
まず、Obsidianの設定画面で「コミュニティプラグイン」から、Templaterをインストールして有効化します。
次に、各種テンプレートを配置しておきたいフォルダを作成し、Templaterの設定画面で「Template folder location」に作成したフォルダを指定します。
これで、指定したフォルダ内のファイルをTemplaterのテンプレートとして使用できるようになります。
また、今回のようにデイリーノートを作成したタイミングで自動的に処理したい場合は、「Trigger Templater on new file creation」を有効にします。
これで、新しいファイルが作成されたときにTemplaterが実行されます。
デイリーノートの設定
次に、デイリーノートを設定します。
今回は、以下のように年・月ごとのフォルダにデイリーノートを作成する構成にします。
Daily Notes/
└── 2026年/
└── 09月/
├── 2026-09-13.md
└── 2026-09-14.md
まず、Obsidianの設定画面から、「コアプラグイン」にある「デイリーノート」を有効にします。
その後、デイリーノートの設定画面を開き、以下のように設定してください。
- 日付の書式:
カスタム - カスタム形式:
YYYY年/MM月/YYYY-MM-DD - 新規ファイルの場所:
Daily Notes
例えば、2026年9月14日にデイリーノートを作成すると、
Daily Notes/2026年/09月/2026-09-14.md
というファイルが作成されます。
テンプレートを作成
次にテンプレートを作成します。
Templaterの設定画面で指定したフォルダ内に新規ファイルを作成し、テンプレートの内容を記載します。
今回使用するテンプレートは以下です。
<%*
// 1. 前日の日付を取得してファイルパスを生成
const yesterday = window.moment().subtract(1, "days");
const year = yesterday.format("YYYY");
const month = yesterday.format("MM");
const date = yesterday.format("YYYY-MM-DD");
const filePath = `Daily Notes/${year}年/${month}月/${date}.md`;
const file = app.vault.getAbstractFileByPath(filePath);
let taskContent = "";
// 2. 前日のファイルが存在すれば「## タスク」セクションの中身を抽出
if (file) {
const content = await app.vault.read(file);
// 次のh2見出し(## )またはファイル末尾までを抽出
const match = content.match(
/## タスク\s*\n([\s\S]*?)(?=\n## |$)/
);
if (match && match[1].trim()) {
taskContent = match[1].trim();
}
}
// 3. 見出しと抽出したタスクを出力
tR += "## タスク\n\n" + taskContent + "\n\n";
%>
## 今日やったこと
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 9:00-10:00 | |
| 10:00-11:00 | |
| 11:00-12:00 | |
| 13:00-14:00 | |
| 14:00-15:00 | |
| 15:00-16:00 | |
| 16:00-17:00 | |
| 17:00-18:00 | |
## ひとこと
最後に、デイリーノートの設定画面で「テンプレートファイルの場所」に作成したテンプレートファイルを指定すれば、テンプレートの設定は完了です。
動作確認
前日のノート
新規作成したノート
実際にデイリーノートを作成してみると、前日のタスクは全て引き継ぎ、その他の項目は見出しのみを引き継いで作成することができました。
まとめ
今回は、ObsidianのコミュニティプラグインであるTemplaterを使って、デイリーノート作成時に前日の「タスク」だけを自動的に引き継ぐ方法を紹介しました。
Templaterは今回紹介したデイリーノートの自動作成以外にも、議事録や勉強記録、日報・週報の作成など、さまざまな場面で役立つので、ぜひ自分の用途に合わせて活用してみてください!



