##概要
Google App Engine のバージョン管理がとても便利だったのでまとめます。
参考として、詳しくはこの記事がわかりやすいですが、実際の方法として私がうまくいった方法をまとめます。
https://qiita.com/senameru/items/c0df24d3371ecf3f6e2e
##バージョン管理方針
- 本番リリースバージョンは、r001、r002とバージョンを上げていく。
- 開発リリースバージョンは、d001、d002とバージョンを上げていく。
###例
- 開発d001 → 開発d002 → 本番r001 をリリース。
- その後、修正の必要が出た場合は、 d003を作成して開発・テスト。
- 本番r002をリリース
##Google App Engine のバージョン管理
何も考えずに、gcloud app deploy
でデプロイしていくと、デプロイごとに勝手にバージョンが増えていく。無駄に容量も消費するし管理できないので推奨しない。
###バージョンを指定してデプロイ
バージョンを指定してデプロイするには、
gcloud app deploy -v d001
とする(d001がバージョン番号)。
※ app.yaml に記載する方法もあるようだが、うまくいかなかった。
ただし、デフォルトだと、最後にデプロイしたバージョンがすぐにアクティブになってしまう。これは不便なので、デプロイ時にアクティブなバージョンが勝手に切り替わらないようにデフォルト設定を変更します。コマンドは以下。
gcloud config set app/promote_by_default false
デプロイ時に --promote
オプションで都度指定することも可能。
参考:https://cloud.google.com/sdk/gcloud/reference/app/deploy
###アクティブなバージョン以外の確認方法
アクティブなバージョンは、
https://PROJECTNAME.appspot.com
で確認できますが、アクティブではないバージョンは、
https://d001-dot-PROJECTNAME.appspot.com
というURLで確認できます。(d001がバージョン番号)
###アクティブなバージョンの切り替え
ビジュアルで確認する意味も含めて、Googe Cloud Console で切り替えます。
キャプチャは、開発バージョンを d001 ではなく v001 としています。