はじめに
「AIにフローチャートを描かせたい」と思ったことはありませんか?
2025年後半から急速に普及している MCP(Model Context Protocol) を使えば、Claude や Cursor などのAIエージェントから 外部ツールを直接操作 できるようになります。
この記事では、フローチャート作成ツール DrillSpark のMCPサーバーを使って、Claude Code からフローチャートを自動生成するハンズオンを紹介します。
MCPとは?
MCPは Anthropic が策定した、AIエージェントと外部サービスをつなぐオープンプロトコルです。
従来のAPI連携との違いを簡単にまとめると:
| 項目 | 従来のAPI連携 | MCP連携 |
|---|---|---|
| 呼び出し元 | 人間がコードを書く | AIが自律的に判断 |
| ツール発見 | ドキュメントを読む | AIが自動で認識 |
| パラメータ | 人間が指定 | AIが文脈から推論 |
| エラーハンドリング | 人間がコード化 | AIが判断して再試行 |
つまり、AIが「どのツールを、どう使うか」を自分で判断できるのがMCPの本質です。
準備
1. DrillSparkアカウント作成
DrillSpark で無料アカウントを作成します(月5回のAI生成が無料)。
2. PAT(Personal Access Token)の取得
3. Claude Code / Claude Desktop での設定
claude_desktop_config.json または .mcp.json に以下を追加:
{
"mcpServers": {
"drillspark": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "drillspark-mcp@latest"],
"env": {
"DRILLSPARK_PAT": "dsk_your_token_here"
}
}
}
}
実践:業務フローを自動生成する
Step 1: プロジェクト作成
Claude Code のターミナルで、こう話しかけるだけ:
DrillSparkで「ECサイトの受注処理フロー」を作成して
Claude が MCP 経由で create_project ツールを呼び出し、以下のようなフローチャートが生成されます:

Step 2: ドリルダウンで詳細化
「決済処理のステップを詳しく展開して」と指示すると、Claude が update_diagram で子ダイアグラムを追加:
DrillSparkの「決済処理」ノードをドリルダウンして、
クレジットカード決済のサブフローを作って
これにより、ルート図の「決済処理」ノードをクリックすると、詳細なサブフローに遷移できるようになります。

Step 3: バージョン管理
DrillSparkのバージョン一覧を見せて
list_versions ツールで変更履歴を確認。間違えても restore_version で即座に復元可能です。
DrillSpark MCPの全ツール一覧
| カテゴリ | ツール | 説明 | コスト |
|---|---|---|---|
| プロジェクト | list_projects |
一覧取得 | 無料 |
get_project |
詳細取得 | 無料 | |
create_project |
新規作成(階層一括対応) | 1 credit | |
update_project |
更新 | 無料 | |
delete_project |
削除 | 無料 | |
| ダイアグラム | list_diagrams |
一覧取得 | 無料 |
get_diagram |
Mermaidコード取得 | 無料 | |
update_diagram |
更新・サブ追加 | 1 credit | |
| フォルダ | list_folders |
一覧取得 | 無料 |
create_folder |
新規作成 | 無料 | |
| バージョン | list_versions |
履歴一覧 | 無料 |
restore_version |
復元 | 無料 | |
| プロフィール | get_profile |
残高確認 | 無料 |
読み取り系は完全無料 なので、まずはプロジェクトの閲覧から気軽に試せます。
対応AIクライアント
| クライアント | 認証方式 | 備考 |
|---|---|---|
| Claude.ai | OAuth 2.0 | ブラウザから直接 |
| Claude Desktop | OAuth 2.0 + PKCE | デスクトップアプリ |
| Claude Code | PAT (dsk_*) |
CLI・ターミナル |
| Cursor / Windsurf | PAT (dsk_*) |
IDE統合 |
まとめ
MCPを使えば、AIエージェントが直接フローチャートを作成・編集できます。
従来の「AIにテキストで説明を書かせる → 手動で図に起こす」というワークフローが、「AIに指示するだけで図が完成する」に変わります。
DrillSparkは無料プランで月5回のAI生成が使えるので、まずは試してみてください。
- DrillSpark: https://drillspark.io
- MCPガイド: https://drillspark.io/mcp
-
npm パッケージ:
drillspark-mcp
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