はじめに
本記事では、Obsidianを使い始めて約1ヶ月時点での、私なりの使い方を紹介します。
Obsidianの存在を知って最初にやったことは、Qiita内のObsidianに関する記事を読み漁ることでした。
そうしていると、
- ローカル環境でMarkdownを書ける
- ノート同士をリンクできる
- グラフビューという機能がある
ということは、わりとすぐに理解できました。
その一方で、「・・・で、実際みんなどう使ってるの?」というのが最初の数日の印象でした。
機能の説明やAIとの連携方法を紹介した記事はたくさんあるものの、使い始めたばかりの自分にとって結局一番参考になったのは、実際にObsidianを使っている人の使い方紹介でした。
なのでこの記事も、1ヶ月前の自分に届けるつもりで書いてみようと思いました。
これからObsidianを使い始める方の参考になれば幸いです。
なお、私はObsidianに出会う前はNotion一択の人間だったので、ちょくちょくNotionとの比較が出てきます。
私が思うObsidianの特徴
Obsidianを使ってみて特に大きな特徴だと感じたのは、グラフビューの存在です。
グラフビューでは、過去に書いたメモも、たった今書いたメモも、同じ空間の中に表示されます。
これが個人的にはかなり面白く、今日まで使い続ける一番の決め手になりました。
Notionだと、どうしてもページやデされるータベースの階層、作成日、カテゴリといった枠組みやデザインを意識しがちになってしまっていたのですが、Obsidianはメモ同士がリンクでつながっていくことで、自分の頭の中の情報の関係性が自然に可視化される感覚がありました。
Obsidianの魅力って、説明だけ読むうちはわかりにくいんですよね。
「グラフビューが便利です」
「リンクでノートをつなげられます」
と言われても、最初は正直ピンときませんでした。
でも、実際に書いていくうちに、「あ、こういうことか」と、じわじわわかってくるタイプのツールだと思います。
導入するか迷っている方は、「とりあえず触ってみる」ところからぜひ始めていただきたいです!
私のObsidianの使い方
① グラフビューを“自分だけの銀河”として楽しむ
私がObsidianを続けられている一番の理由は、グラフビューが楽しいからです。
グラフビューでは、自分が書いたメモが「点」として表示されます。
それが少しずつ増えていく様子が、個人的には「自分だけの銀河」を育てているように感じてメモが増えていくのが楽しみになります。
「もっとこの銀河を広げたい!」
「もっと星を増やしたい!」
という感覚で、自然と「何か書けることはないかな」と考えるようになりました。
その結果、書こう書こうと思わずとも、勝手にジャーナリングのようなことをするのが習慣になりました。
たとえば、
- 今日考えたこと
- 勉強中に気づいたこと
- 読んだ記事のメモ
- 資格勉強で理解したこと
- 後で調べたいキーワード
などを、とりあえずObsidianに書くようになりました。
特に資格勉強との相性はかなり良いと感じています。
学んだ内容をメモしておくと、あとから別の知識とつながることがあります。
そのつながりをグラフビューで可視化すると、単なる暗記ではなく、自分の中に知識のネットワークが育っていく様子が見えて進捗を楽しめるようになります。
② 基本は箇条書きで書く
Obsidianでメモを書く際は、基本的に箇条書きで書いています。
きれいな文章にしようとすると手が止まってしまうので、まずは思いついたことをそのまま書くようにしています。
箇条書きは、Obsidianのリンクの概念とも相性が良いと感じています。
たとえば、あるメモの中で気になったキーワードが出てきたら、その単語をリンクにしておき、あとからそのリンク先に内容を書き足したり、別のメモからも同じキーワードにリンクしたりします。
最初から完成された文章を書くというより、断片的なメモを少しずつつなげていく感覚です。
この文章も最初は箇条書きの複数のメモから始まり、メモを合体させて作られています。
③ 形式やデザインは意識しない
Notionを使っていたときは、ページの見た目やデータベースの設計を割と気にしていました。
もちろん、デザインを楽しめるのがNotionの良さなのですが、2.3行の短いメモのために1ページ作成するのは気が引けて、無理やりリストにしたり「ま、これくらいなら書かなくてもいっか」というときもありました。
Obsidianではあまり形式やデザインを意識せずに書けています。
感覚としては、手書きの走り書きメモに近いです。
でも手書きと違って字が汚くならないので、「字がきれいな走り書きメモ」を気兼ねなく量産している感じです。
思いついたらなんでも書き留める。この気軽さが、Obsidianの良さだと思います。
④ デイリーノートに何でも書く
私は基本その日のデイリーノートに、思いついたことを何でも書いています。
②で書いたように箇条書き中心で
- 今日やること
- 勉強メモ
- ふと思ったこと
- 後で調べたいこと
- 読んだ記事のURL
- 仕事中に気づいたこと
など、とにかくその日頭に浮かんだことや気になったことを、一旦デイリーノートに置いています。
そこから、あとで独立したノートにしたいものがあれば切り出します。
最初から「これはこのカテゴリに入れよう」と考えると書き始めるハードルが上がるので、まずはデイリーノートを入口にしています。
⑤ タグは少しだけ使う
最初はタグを使わないつもりでした。
フォルダもタグも使わず、リンクだけで管理するのがObsidianっぽいのかなと思っていたからです。
でも最近は少しだけタグを使っています。
理由はかなり単純で、グラフビューがかわいくなるからです。
厳密な分類のためというより、自分の銀河に少し色やまとまりを足すような感覚で使っています。
なので、今のところタグは最低限です。
メモの数が少ないうちは、タグを意識する必要はないと思います。
⑥ フォルダ階層は分けない
フォルダ階層は、今のところ分けていません。
Notionを使っていたときは、カテゴリやページ構成をかなり意識していました。
でもObsidianでは、フォルダで整理しすぎるよりも、リンクでつなげるほうが自分には合っていそうだと感じています。
今後ノートが増えてきたら考え方が変わるかもしれませんが、使い始めて1ヶ月の現時点では、あまり細かくフォルダ分けしないほうが気軽に書けるな、と感じています。
⑦ テンプレートも今のところ使っていない
テンプレートも、今のところ使っていません。
Obsidianにはテンプレート機能があり、使いこなせばかなり便利だと思います。
ただ、今の私は「型を作ること」よりも「まず書くこと」を優先しています。
テンプレートを作ると便利な一方で、私の場合は「この形式に沿って書かなきゃ」と思ってしまいそうなので、今はあえて使っていません。
もう少し使い方が固まってきたら、デイリーノート用の簡単なテンプレートなどは作ってみたいと思っています。
⑧ ノートの一番下に関連キーワードのリンクを入れる
個別のノートを書くときは、一番下に関連キーワードのリンクを入れることがあります。
たとえば、AWSの勉強メモを書いたら、最後に関連しそうなキーワードを並べておきます。
関連:
[[AWS]]
[[VPC]]
[[セキュリティグループ]]
[[ネットワーク]]
このようにしておくと、あとから別のメモとつながりやすくなります。
本文中に自然にリンクを入れられる場合はそれでも良いのですが、思いつかなければ最後にまとめて置いておくだけでも十分だと思っています。
⑨ ツェッテルカステンはあまり意識していない
Obsidianについて調べると、ツェッテルカステンという言葉をよく見かけます。
ですが、私は現時点ではあまり意識していません。
ツェッテルカステンの考え方がObsidianと相性が良いのはなんとなくわかるのですが、最初からそれをきっちりやろうとすると、少し難しく感じてしまいました。
今は、
- とにかく書く
- 気になった言葉をリンクする
- 関連しそうなメモ同士をつなげる
くらいのゆるさで使っています。
使い続けるうちに、自然と自分なりの整理方法が見えてくるのではないかと思っています。
Notionとの使い分け
Obsidianを使い始めたからといって、Notionを使わなくなったわけではありません。
今もNotionは使っています。
私の場合、NotionとObsidianは次のように使い分けています。
Obsidianに向いていると感じるもの
- 思考メモ
- 勉強メモ
- ジャーナリング
- ふと思いついたこと
- 後から別の知識とつながりそうなメモ
Obsidianは、考えたことや学んだことをどんどん書いて、リンクでつなげていく用途に向いていると感じています。
Notionに向いていると感じるもの
- 時系列で一覧したいもの
- ギャラリーっぽく見たいもの
- データベースとして管理したいもの
- 見た目を整えて残したいもの
日記のように時系列で振り返りたいものや、ギャラリー表示で見たいものは、今でもNotionのほうが使いやすいと感じています。
一般的には、「共有するならNotion、個人で使うならObsidian」と言われることが多い印象です。
ただ、私の場合はどちらも個人利用です。
そのうえで、Notionは「きれいに整理して置いておく場所」、Obsidianは「考えながら書き散らす場所」という感覚で使い分けています。
最後に
今回は、Obsidianを使い始めて約1ヶ月時点での私の使い方を紹介しました。
Obsidianは、最初から完璧に使いこなそうとすると少し難しく感じるツールだと思います。
でも、実際に書き始めてみると、自分のメモ同士が少しずつ繋がっていくのが生き物みたいでかなり楽しいです。
まだ使い始めて1ヶ月なので、今後使い方は変わっていくかもしれませんが、現時点では、Obsidianは「きれいに整理するためのツール」というより、「自分の思考を気軽に書き出して、あとからつながりを見つけるためのツール」だと感じています。
これからObsidianを使い始める方の参考になればうれしいです。